レクィエム ジュリーニ&フィルハーモニア管、ドナート、ルートヴィヒ、ティアー、ロイド
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北の火薬庫 | 北海道 | 不明 | 2009年05月29日
この演奏では、テナーが弱いというか尖がっていない。この合唱を背景に中音域がやや強調されたバランスですすむ。肉声に近い音域での起伏の大きい演奏が広がる。しかしながら音域の問題だけではない。この演奏での感想は、もっと内面的なものに思う。カラヤンBPO、VPOの「ガラスのきれいさ」とは違う。怒りや悲しみが実物大で存在する。そんな演奏と思います。是非一聴をお勧めしたいと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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旅の途中 | サバービア | 不明 | 2006年03月28日
私は弱い。ときどき精神的にボロボロになり、気力すら失せてしまうことがある。普通は横たわりつつシューベルトを聴いて回復するのだが、年に数回この録音を聴くことがある。「本当の私」などの、現在の自分を蔑視して現実と責任から逃避した薄甘いキーワードを信じているわけではないけれど、レクイエムには、自らの負の部分を浄化し、葬り去る何かがあるようだ。でも、それを感じるのは何故かこの1枚だけだ。私にとってはかけがえのない演奏で、世界中がこの演奏を酷評しても私はこの1枚を愛し続けるだろう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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プーやん | 福岡市 | 不明 | 2006年01月15日
このCDは美しい。流麗ではなく、ひたすらに音楽に真摯な姿勢、峻立するような音楽性に感動する。惜しむらくはソリストが弱いこと。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KO | 大阪府 | 不明 | 2006年01月09日
モーツアルトのレクイエムについてはこれまでいくつか(10+アルファ種類)聴いてきたが,このジュリーニの1978年版ほどしびれるような感動をおぼえたものはなかった.同じジュリーニの1990版にはこれほどの感動はなかった.その意味でも今回の再発売は大変ありがたく.早速2枚購入して知人に進呈した.0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ひのき饅頭 | 愛媛県 | 不明 | 2005年12月04日
音楽で足に震えが来ることは滅多にない。一度、加筆の全くないモツレクを聴いたことがある。現世への不信が渦巻いているにもかかわらず、その断ちがたい執着に悶絶する存在が、絶筆ラクリモーザで、消え去るように楽器が次々に抜け落ちてゆき、バッサリと断ち切られ、違和感と共に何の痕跡も残さず音が消え去る衝撃。心底戦慄した。それ以来、私は加筆なしのオリジナル版を探している。あるのだろうか?現実問題としては、この演奏を聴いている、良い意味で大袈裟な表現が抑制されており、美しい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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