シンフォネット第2番、第3番、第4番、スピリチュアル アーサー・フェイゲン&ウィーン放送交響楽団
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レインボー | 不明 | 不明 | 2023年04月15日
モートン・グールドの管弦楽作品集。 グールドの管弦楽作品で、アメリカン・サリュートと共に有名なのが、ラテン・アメリカン・シンフォネットこと、シンフォネット第4番。 本CDはその4番とあまり聴く機会のない2番、3番を収録し、オーケストラのためのスピリチュアルを収録したものです。 シンフォネットはグールドの作品でも大変聴きやすい作品の1つで、ジャズのエッセンスを取り入れたり、ギロやコンガ等のラテン音楽の打楽器やリズムを取り入れた楽しい作品。 時折交響曲と訳されることもありますが、堅苦しさは一切ありません。やはり演奏・録音共に機会に恵まれた第4番がなかなか良い出来なのですが、2番と3番もメロディには光るものがあります。 一方で、スピリチュアルは一点してシリアスな作風です。 元々グールド本人はシリアスな作曲家として知られる事を望んでいたようですが、その手の作品ではあまり受けなかったようです。 ただ、このスピリチュアルに関してはロジンスキー、オッテルローなど名の知れた指揮者が録音しています。 これらを演奏するのはアーサー・フェイゲン指揮、ウィーン放送交響楽団。 フェイゲンはオペラ畑出身の叩き上げタイプの指揮者で、ナクソスではマルティヌーの交響曲全集を吹き込んだ事で知られます。 この演奏はストレートでわかりやすい演奏で、ノリが少々弱いですが作品を知るには充分な演奏だと思います。 録音もナクソス品質、安心して聴けますので、入門盤としてもおすすめです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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