文豪たちの関東大震災 Literati and the Great Kanto Earthquake 紙礫

児玉千尋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784774407937
ISBN 10 : 4774407933
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
368p;19

内容詳細

文豪たちは自身が目にした災害をどう描いたか?「大震前後」芥川龍之介、「追想 芥川龍之介(抄)」芥川文、「杏っ子(抄)」室生犀星、「大火見物」川端康成、「震災見舞(日記)」志賀直哉、「古簾」与謝野晶子、「露宿」泉鏡花、「長春香」内田百〓、「荻窪風土記(抄)」井伏鱒二、「震災余譚(一幕)」菊池寛、「難に克つ」沢田正二郎、「皮肉な報酬」加藤一夫など29編。

目次 : 1(大震雑記(芥川龍之介)/ 大震前後(芥川龍之介)/ 追想 芥川龍之介(抄)(芥川文)/ 杏っ子(抄)(室生犀星)/ 大火見物(川端康成)/ 芥川龍之介氏と吉原(川端康成)/ 震災見舞(日記)(志賀直哉))/ 2(古簾(与謝野晶子)/ 悪夢(与謝野晶子)/ 震災十首など(与謝野鉄幹)/ 東京災難画信(抄)(竹久夢二)/ 全滅の箱根を奇蹟的に免れて(谷崎潤一郎)/ 生きて行く私(抄)(宇野千代)/ 凶夢(抄)(尾崎士郎)/ 露宿(泉鏡花)/ かの子と観世音(抄)(岡本一平)/ 鎌倉にて遭難(岡本かの子))/ 3(入道雲(内田百〓)/ 長春香(内田百〓)/ 荻窪風土記(抄)―関東大震災直後・震災避難民(井伏鱒二)/ 震災画報(抄)(宮武外骨)/ 火の子を浴びつつ神田橋一つ橋間を脱走す(菊池寛)/ 震災余譚(一幕)(菊池寛)/ 転換期の文学(抄)(横光利一)/ 汚ない家(横光利一)/ 難に克つ(沢田正二郎)/ エプロンの侭で(西条八十)/ 大震災の一夜(西条八十))/ 4 皮肉な報酬(加藤一夫)

【著者紹介】
児玉千尋 : 東京都生まれ。成蹊大学文学部日本文学科を卒業後、中央大学大学院西洋史専攻博士前期課程を修了。現在は大学図書館司書で、東京大学総合図書館、東京国立博物館、国立国会図書館、成蹊大学、共立女子大学等に勤務した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • がらくたどん さん

    災害でも戦争でもとかく大きな悲劇があった後、悲嘆や後悔を一旦は脇に降ろして前を向き日常と未来を取り戻すのは大切な事だと思う。でも人の記憶は上塗りされやすい。当初の悲嘆や後悔は「それほどでもなかった」となりやすく、社会の都合によっては「作り話だった」になりかねない。大切なのはまだ時間と社会的な気分による改変も捏造もされていない時期の体温を残した一次資料が保存され随時参照できる状態を維持する事。大学図書館司書氏による「辿れる」テキストタイプ一次資料への導入リスト集。「なかったこと」にできない歴史がここにある。

  • 更紗蝦 さん

    著名な文豪が書いた関東大震災に関わる体験談や小説の中から、文豪の人となりがよく表れているものがピックアップされています。(夫婦・恋人同士・友人同士で被災している場合は、それぞれの視点で書かれた震災体験が収録されています。)巻末の『「関東大震災」関連雑誌記事リスト』が何気に力作で、末尾のQRコードを読み込むと、関東大震災にまつわる「図書」「雑誌(記事)」「アンソロジー」のリストページに飛べるうようになっており、図書館司書である著者の「新しい本との出会いを後押ししたい」という熱意が伝わってきます。

  • コオロ さん

    東日本大震災では霊的存在が近しい土地柄だから市井の人々から怪談がたくさん生まれた(と、怪談師の方が言っていた)が、関東大震災は首都だけに被災者に文豪が多くいたので多くの震災文学が残った、ということを伝えてくれるアンソロジー。悲惨な光景や被害の状況を詳しく書き記すより、災害を受けての人間の行動や心情に着目している作品が多い印象。こういう行動記録は、防災のためにも後々役に立つ。

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人物・団体紹介

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児玉千尋

東京都生まれ。成蹊大学文学部日本文学科を卒業後、中央大学大学院西洋史専攻博士前期課程を修了。現在は大学図書館司書で、東京大学総合図書館、東京国立博物館、国立国会図書館、成蹊大学、共立女子大学等に勤務した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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