CD

ジャポニズム〜世界の作曲家の目に映った日本 小川典子(日本語解説付)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC6665
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

日本語解説付き
モネ、マネ美術の音楽版


「BIS」とキングインターナショナル共同企画。近年ジャポニズム音楽への関心や研究が高まっていますが、前世紀末にその先陣を切ったアルバム。曲はいずれも19世紀後半から1930年代のマスメディア未発達期にヨーロッパ各国の作曲家がほぼイメージだけで描いた日本で、驚くほど巧妙なものから中国と混同しているものまで様々。しかし印象主義芸術が生まれるうえでジャポニズムが大きな要因となっていると聞けば、これらの作品が歴史的な重みを持っているのがわかります。外国の芸術家による日本への夢を、国際的に活躍する小川典子が実現させています。
 『吉原帰り』〜いきなり妙なタイトルで恐縮ですが、ジル=マルシェックスのこの作品は、次の『出雲の秋月』とともに、あのコルトーに捧げられています。19世紀後半から今世紀初頭にかけてヨーロッパに吹き荒れた「ジャポニズム」ブームの影響を受けた作品を集めたこのCD、冒頭の2作品のように巧みに日本音楽を取り込んだものもあれば、サン=サーンス『黄色い姫君』序曲のようなカン違いあり、ニーマンの組曲『日本』のようにタイトルだけが日本風なものありと、その内容は実に多彩。他にも『権兵衛が種まく』『東京行進曲』など注目作品が盛りだくさん。どの曲も基本的には異国趣味溢れる美しい作品で、聴いた感じはちょっと変わった印象派の作品集といった趣。しっとりとしたサーントー『忠臣蔵』など感慨もひとしお。『ペルシャの市場にて』で有名なケテルビーの『日本の屏風から』では『君が代』の引用というタブー(?)を断行。個性派ピアニスト小川典子が放つ問題作です。(輸入元情報)

【収録情報】
● ジル=マルシェックス(フランス):古き日本の2つの映像 (1936)(吉原帰り/出雲の秋月)
● タンスマン(ポーランド):日光の哀しみ (1933)
● サーントー(ハンガリー):組曲『日本にて』 (1918-22)
● サーントー:歌劇『台風』より日本の歌(さくらさくら) 作曲者編曲 (1924)
● ニーマン(ドイツ):組曲『日本』 Op.89 (1923)
● サン=サーンス(フランス):歌劇『黄色い姫君』 Op.30〜序曲 作曲者編曲 (1872)
● シリル・スコット(イギリス):日本の宵 Op.67-4 (1907)
● シラス(オランダ):東京行進曲 (1894)
● ボルディーニ(ハンガリー):日本練習曲 Op.27-2 (1907)
● グレインジャー(オーストラリア):プラットホームの鼻歌 (1908/16)
● ケテルビー(イギリス):日本の屏風から


 小川典子(ピアノ)

 録音時期:1999年7月
 録音場所:ストックホルム音楽アカデミー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 輸入盤・日本語帯・解説付き

内容詳細

ピアニストの小川典子による、“ジャポニズム”をテーマにしたアルバム。フランスのマルシェックスやポーランドのタンスマン、イギリスのケテルビーなど、欧州各国の作曲家が日本を題材にして書いた作品を収録している。(CDジャーナル データベースより)

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小川典子さんのレパートリー(あるいは選曲...

投稿日:2016/08/27 (土)

小川典子さんのレパートリー(あるいは選曲)は多くの場合個性的です。(チェレプニンであったり、フィットキンであったり)。1世紀以上前にヨーロッパでブームになったジャポニズムの曲を集めた不思議なアルバムです。無名の曲ばかりで、当然初耳ばかりですが、興味深いことは確かです。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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