CD

Just for me〜日本のピアノ音楽〜滝 廉太郎から坂本龍一までを弾く　小川典子（日本語解説付）

評価 : 4.5
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基本情報

ジャンル
:
クラシック
カタログNo
:
KKC6663
組み枚数
:
1
レーベル
:
King International
発売国
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

日本語解説付き
邦人作品録音ブームを引き起こす引き金となった記念碑的アルバム

「BIS」とキングインターナショナル共同企画。邦人ピアノ曲第1号の滝 廉太郎『メヌエット』から、坂本龍一がYMOで有名になった後の作まで、約80年間の日本ピアノ音楽史が俯瞰するアルバム。いずれも前衛的ではない民族主義の作品をこれだけまとめたアルバムは当時例がなく、その後多くの作品が録音される発端となりました。
　小川典子が自らのアイデンティティを証明するかのように絶妙なニュアンスを示しています。また滝 廉太郎絶筆の『憾』の激情、金井喜久子の沖縄風味から坂本龍一まで彼女の個性が全面に表われていて、どの楽曲も高い独創性と大きな存在感をアピールしています。
　片山杜秀氏の解説も貴重。（輸入元情報）

【収録情報】
● 滝 廉太郎：メヌエット (1900)
● 滝 廉太郎：憾（うらみ） (1903)
● 箕作秋吉：花に因んだ3つのピアノ曲 Op.16
● 菅原明朗：水煙 (1933)
● 橋本國彦：雨の道 (1934)
● 橋本國彦：踊子の稽古帰り (1934)
● 橋本國彦：夜曲 (1934)
● 清瀬保二：琉球舞踊 (1936)
● 金井喜久子：琉球舞踊曲『月夜の乙女たち』
● 早坂文雄：秋 (1948)
● 小山清茂：かごめ変奏曲 (1967)
● 矢代秋雄：夜曲 (1947)
● 中田喜直：変奏的練習曲 (1966）
● 坂本龍一：ピアノ組曲 (1970)
● 坂本龍一：ぼく自身のために (1981)

　小川典子（ピアノ）

　録音時期：1996年12月27,28日
　録音場所：スウェーデン、ダンデリド・ギムナジウム
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

　輸入盤・日本語帯・解説付き

内容詳細

日本人作曲家の西洋音楽受容史といったアルバム。いわゆる前衛的な作品を排して、ピアノ作品第1号の滝廉太郎の「メヌエット」から坂本龍一まで、民族的な、あるいは伝統的な作風の作品を集めている。小川の美質がよく出ている。(CDジャーナル　データベースより)

その他のバージョン

Just for me〜日本のピアノ音楽〜滝 廉太郎から坂本龍一までを弾く　小川典子 のバージョン一覧へ

収録曲   

  • 01． メヌエット
  • 02． 憾(うらみ)
  • 03． 花に因んだ3つのピアノ曲Op.16
  • 04． 水煙
  • 05． 雨の道
  • 06． 踊子の稽古帰り
  • 07． 夜曲
  • 08． 琉球舞踊
  • 09． 琉球舞踊曲「月夜の乙女たち」
  • 10． 秋
  • 11． かごめ変奏曲
  • 12． 夜曲
  • 13． 変奏的練習曲
  • 14． ピアノ組曲
  • 15． ぼく自身のために

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ピアノで弾くから”ピアノ曲”ではないのだ...

投稿日：2018/01/02 (火)

ピアノで弾くから”ピアノ曲”ではないのだなと痛感した　子どもの時　ベートーヴェンやラヴェルの洗礼を受けて　わたしの中に音楽の世界が広がっていった　だからわたしは日本音楽あるいは早坂が提唱した東アジアの音楽世界から見れば　エトランゼなのだ　ホモフォニーそしてポリフォニーが音楽の構造だと認識していた者には　いつまでたってもモノフォニーに留まっている音楽は遠い世界を感じさせる　勿論わたしのDNAの中にも日本ペンタトニックの感性はあるのだが　そこにわたしが音楽を通して見ている世界はない　小川典子が坂本の一曲をアルバムの表題に戴いた気持ちがよく分かる　小川とて所謂西洋音楽の世界で生きている人であれば　ピアノの楽器としての機能を生かせないかまたは必要としない音楽を自らの音楽の窓口であるピアノを通して世に問うには勇気がいっただろう　だからこれはあくまでわたし自身のために弾いていると言い聞かせざるを得ない　さてこれを聞いた世界の人たちは何を思うのだろうか　わたしのように西洋に気触れてしまったあなたも如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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滝廉太郎の「憾」が印象的。難易度からみて...

投稿日：2016/06/13 (月)

滝廉太郎の「憾」が印象的。難易度からみてジュニアでも弾ける簡単な曲ですが、心を打つ作品です。早世であったことが残念です。長生きしていればもっと多くのピアノ曲も残していたかもしれません。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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滝廉太郎の「憾」が印象的。難易度からみて...

投稿日：2016/06/13 (月)

滝廉太郎の「憾」が印象的。難易度からみてジュニアでも弾ける簡単な曲ですが、心を打つ作品です。早世であったことが残念です。長生きしていればもっと多くのピアノ曲も残していたかもしれません。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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