ロドリーゴ：アランフェス協奏曲、ムソルグスキー：『展覧会の絵』　村治佳織、フリューベック・デ・ブルゴス＆イタリア国立放送響

村治佳織『アランフェス』ライヴ２００３！
ブルゴス迫真の『展覧会の絵』！

以前にパピネットから発売されていたライヴ映像が待望の復活。アイドル的存在から実力者へ脱皮し、日本のみならずギター界にとって中心的存在となりつつある村治佳織。このＤＶＤではライヴによる『アランフェス協奏曲』が聴けます。デ・ブルゴス指揮の『展覧会の絵』は本格派を唸らせる魅力溢れる演奏です。
　20世紀スペインの作曲家ロドリーゴの名曲『アランフェス協奏曲』は、ギターとオーケストラによる協奏曲の代表的な作品。第２楽章の哀愁に満ちたメロディーは必聴もの。ムソルグスキー作曲の『展覧会の絵』（原曲はピアノ独奏曲）は、音色の色彩感と壮大なスケール感が特徴の人気曲で、華やかなオーケストラを満喫できるのがうれしい作品。『ウィリアム・テル』序曲もダイナミックなオーケストラ曲の代表的な作品。盛り沢山のＤＶＤです。

・ボッケリーニ（ベリオ編）：マドリードの帰営ラッパ
・ロッシーニ：歌劇『ウィリアム・テル』序曲
・ロドリーゴ：アランフェス協奏曲
・ムソルグスキー：組曲『展覧会の絵』
　村治佳織（ギター）
　イタリア国立放送交響楽団
　ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス（指揮）
　収録：2003年6月、イタリア（ライヴ）

　収録時間：約78分
　画面：カラー、4:3
　音声：リニアPCMステレオ 2.0ch、ドルビーデジタル 5.1ch（AIRMIX）
　日本語解説書付
　ジュエルケース仕様
　NTSC
　※AIRMIX：オリジナルのステレオ音源をサラウンドに拡張したものです。
　サラウンドの自然なアンビエンスをお楽しみいただけます。

演奏者プロフィール

・村治佳織（ギター）
デビュー以来、『天才ギタリスト』『美少女ギタリスト』と注目され続け、今やギター界のマドンナ的存在。だが、ここ数年にクラシック・ファン以外の層にまで人気が及ぶ。幼い頃からギタリストの父や、日本ギター界の代表格＝福田進一に学んだ彼女の演奏は、若々しい新鮮な表情、歯切れのよさ、しなやかな感性に満ち、さらに近年はそこにパリ留学中に仕込まれた音色の豊かさが加わった。そのような魅力をもつ演奏に、人々が虜になるのは当然であり、日本にクラシック・ギターというジャンルを定着させたのも彼女の功績と言えるだろう。 3歳よりギターを始め、92年のレオ・ブローウェル国際ギター・コンクール、東京国際ギター・コンクールでそれぞれ史上最年少優勝をさらった。高校卒業と同時にパリへ留学、エコール・ノルマルに学ぶ。現在は帰国し、ますます精力的な演奏活動を行っている。（ドリームタイムエンタテインメント）

・ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス（指揮）
スペインの指揮者。ビルバオとマドリッドの音楽院でヴァイオリンやピアノ、作曲を学んだ後、ミュンヘン高等音楽学校に留学して優等で卒業。指揮科でリヒャルト・シュトラウス賞を授与される。ベルリン放送交響楽団とベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督や、ビルバオ管弦楽団とウィーン交響楽団の首席指揮者を歴任しただけでなく、欧米各地のオーケストラに客演してきた。さらに、フィラデルフィア管弦楽団を指揮して米国デビューを果たしている。数々のレーベルにまたがって積極的な録音活動を行なっており、代表的音源にメンデルスゾーンの《エリヤ》、モーツァルトの《レクィエム》、オルフの《カルミナ・ブラーナ》、ビゼーの《カルメン》、ファリャの管弦楽曲集などが挙げられる。1997年にライプツィヒ放送管弦楽団を率いて来日した際、サントリーホールで収録されたブラームスの《交響曲第1番》の演奏風景は、2006年にDVD化されており、きわめて評価が高い。（ドリームタイムエンタテインメント）