ベートーヴェン(1770-1827)

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Hi Quality CD 輸入盤

交響曲第3番『英雄』、ピアノ協奏曲第3番 カール・シューリヒト&ウィーン・フィル、ルドルフ・ゼルキン(1962)(2CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
EPITA004
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
Hi Quality CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


世界初出! エピタグラフ・レーベル第2弾はシューリヒト。
あの61年ザルツブルク盤をも凌ぐか、翌年のウィーン盤『英雄』
協奏曲はゼルキンの30年ぶりとなる母国帰還コンサート!
限定発売


【シューリヒト晩年の十八番『英雄』。あの1961年ザルツブルク/VPO/オルフェオ盤をも凌ぐか、翌年のウィーン会場盤!】
シューリヒトは晩年『英雄』を殊のほか愛好しており、57年のパリ音楽院とのEMIセッション録音を初め、4種のライヴ録音(1952年シュトゥットガルト、RSO、ヘンスラー盤/1961年ザルツブルク、VPO、オルフェオ盤/1963年パリ、フランス国立、アルトゥス盤/1964年、BPO、テスタメント盤)が知られてきましたが、今回の世界初出盤は、1962年6月10日、ウィーン祝祭週間にアン・デア・ウィーン劇場でウィーン・フィル(VPO)を指揮した演奏です。フルトヴェングラーの「ウラニアのエロイカ」に匹敵するとまで海外でも称賛を浴びた61年盤の翌年、場所をウィーンに移して成しとげた名演がついに日の目をみます!
 60年にウィーン・フィルの名誉指揮者の称号を贈られた老シューリヒトが、ここでもきびきびとしたテンポ、透徹した造型と明快な展望で、充実した力強い表現をみせています。冒頭から大きな躍動感に満ち、アダージョでは感情をむき出しにした英雄的な表現。最終楽章のコーダで頂点にまで導くさまは筆舌に尽しがたく、61年盤をも上回る迫力を感じさせます。

【ゼルキンは「バックハウスを思わせる演奏、リヒテルを思わせる気質」で会場を圧倒!】
「1962年6月10日の、ルドルフ・ゼルキンのテアター・アン・ウィーンへの登場は、30年ぶりとなる恐るべき子供の母国への帰還であった。ウィーンでシェーンベルクの弟子であったアメリカ育ちのピアニストは、ここでシューリヒトとの共演を強く望んだのである。二人の音楽芸術家はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏した。ピアニストのゼルキンは第1楽章アレグロ・コン・ブリオで感情が爆発するのを抑えようと苦労したが(感情はゼルキンの心の中に嵐を引き起こした)、その後、平常心を取り戻した。『ゼルキンの演奏はバックハウスを思わせる。彼の気質は、スヴャトスラフ・リヒテルを思わせる』とフォルクスブラットの音楽時評担当者は称賛の気持ちを込めてこう記したのだった。」(ミシェル・シュヴィ/扇田慎平、塚谷由理子、佐藤正樹・共訳『大指揮者カール・シューリヒト 生涯と芸術』アルファベータ刊)

ORF(オーストリア放送協会)のアーカイヴからエピタグラフが入手した世界初出音源。微細な盤質ノイズこそ残っているものの、アナログの薫りも豊かに、ふくよかで温かみある音。ウィーン・フィルの弦・管の音色は最高! ゼルキンのピアノの輝かしい音もしっかりとらえられています。しかも高音質CDの決定版であるUHQCDで発売! 限定発売となっておりますので、お早めにお求め下さい。(販売元情報)

【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』


 ルドルフ・ゼルキン(ピアノ:Disc1)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 カール・シューリヒト(指揮)

 録音時期:1962年6月10日
 録音場所:ウィーン、アン・デア・ウィーン劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
 限定発売
 国内製造品
 日本語帯・解説付

【Epitagraph(エピタグラフ)】
歴史的価値ある音源の発掘・蒐集・復刻を目的に2019年に立ち上げた国内の自主制作レーベル。旧エピタフォーン・レーベル。(販売元情報)

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シューリヒトのライヴが正規の音源からリリ...

投稿日:2019/10/29 (火)

シューリヒトのライヴが正規の音源からリリースされた。1962年6月10日にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で行われたコンサートのベートーヴェンの作品全曲が収められた(残念ながら冒頭に演奏されたシューベルトのロザムンデからの間奏曲とロマンスは割愛された)。私はシューリヒトには詳しくないので、この日のライヴでソリストを務めるゼルキンについて書きたいと思う。ここに収録されたピアノ協奏曲第3番は、以前CD-R(VIBRATO、VHL289、2008年出版)で出ていたものと同じ録音であるが、このCD-Rは多くの部分が欠落していた。今回のCDでは欠落なく聞くことが出来る。また、音質はVIBRATO盤が正規音源を使っていたのか、放送録音等のコピーを使っていたのか定かではないが、各段に違い、改善されている。VIBRATO盤では、ぼやけたというか、曇った音質の印象であったが、このCDでは、クリアな音が聞けるのが何より嬉しい。しかし、マスターテープの劣化か、収録時のものか、こちらも定かではないが第1楽章に定期的なノイズがある。演奏については、とても素晴らしい。何と言ってもゼルキンが最も活動的で脂の乗った時期の演奏であるからだ。このコンサートの前月には伝説的名盤となっている、バーンスタインとベートーヴェンの皇帝を収録し、秋にはモーツァルトの協奏曲を立て続けに録音し(K.365,414,449,453)、12月にはこちらも名盤として聞き継がれているベートーヴェンの3大ソナタを収録している。このような活発な活動を行い、名演を残してきた時期のライヴ録音は意外にも少なく、正規録音は今回のベートーヴェンの3番と、翌年に同会場でオーマンディの指揮によるモーツァルトの協奏曲(K.467)のみであろう。しかも、どちらもアメリカのライヴではなく、ウィーンでのライヴで、オーケストラは何れもウィーン・フィル。そういった意味でも大変貴重なライヴがリリースされたことになる。第1,3楽章の折り目正しくテクニックのしっかりしたドイツ的な響きによる演奏ももちろん素晴らしいが、第2楽章の表現は、まるでベートーヴェン創作後期のソナタを聴いているかのように深い。シューリヒトの指揮との相性も良く、理想的な第3協奏曲となっている。欲を言えば、もしもステレオで収録されていたら。。。モノラル録音であるが、この年代にしては良い状態で聞ける。 添付のライナーには、小林徹氏によって、この演奏会の事、音源のこれまでの発売状況、シューリヒトの溺愛した英雄交響曲の事が詳しく書かれている。現在の日本では、ゼルキンが万人受けをしないせいか、キャッチにバックハウスのような。。。と書かれているが、これは全く違うのではないか?両者ともにドイツ古典作品を得意とし、特にベートーヴェンの演奏には定評があったが、アプローチは全く違う。それにしても全盛期のゼルキンはすごい。1度聴いて虜になる方も多いだろう。スタジオ・セッションとは、全く違うゼルキンの本質を聴くことが出来る。今後もゼルキン1960年代のライヴ盤のリリースを期待したい。

Kej7hnk さん | 埼玉県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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