チャイコフスキー(1840-1893)

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CD

チャイコフスキ−:交響曲第6番(悲愴) フリッチャイ/ベルリン放送響

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POCG1957
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調op.74『悲愴』
フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団

1959年9月、ステレオ録音。晩年のフリッチャイならではの遅いテンポによる彫りの深い見事な演奏で、年代離れした鮮度の高い音質も素晴らしく、50分に及ぶ演奏を細部まできちんと解像してくれています。世界初登場音源。

内容詳細

世界で初めて公開される音源。少し度がすぎるほど寂しく厭世的で、病的なまでに繊細で、これまで出ていたフリッチャイの3種の「悲愴」の中では間違いなくベスト演奏だし、ほかの名盤たちにも十分匹敵する出来ばえだ。録音も、耳を疑うほど新鮮な響き。(哉)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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以前復刻LPでも聞いたが、残念ながらこの指...

投稿日:2019/12/04 (水)

以前復刻LPでも聞いたが、残念ながらこの指揮者に感心したことがない。一応それなりになっているようだがすべての演奏に共通して音自体に味が薄く感動につながらない。ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス等皆物足りない。何かが足らないと聴いていていつも思う。この悲愴もそう。評論家故U氏がベストに挙げていたが、わたしはムラヴィンスキーのDG盤のほうに軍配をあげたい。彫りの深さ、音自体の力、魅力、比較にならないのではないか。最近聴いたモツレク、ブラ2など音が鳴っているだけと云えば酷だろうか。というわけでわたしにはフリチャイは諦めていて全く興味関心ないのです。今後も新録音が出てきても聴かないだろう。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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他の悲愴とは一線を画す凄演。全編を通して...

投稿日:2014/03/04 (火)

他の悲愴とは一線を画す凄演。全編を通して音にこもった緊迫感と密度が圧倒的にちがう。第1楽章だけをとっても、第2主題の天から降るかのような美しい響き、展開部の空気をえぐるかのような低弦の響きと天を突くかのような金管の咆哮、重なり合う激しくも美しい弦の響き…。全編まさにこの上なく美しく、そして激しく、力強い。全ての楽器の、全ての音に、全ての旋律に、思いが込められているかのように。

HIRO さん | 不明 | 不明

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白血病という不治の病を患い、49歳という...

投稿日:2011/07/30 (土)

白血病という不治の病を患い、49歳という若さでこの世を去らなければならなかった悲劇の指揮者フリッチャイであるが、米国において鉄壁のオーケストラトレーナーとして君臨した同じハンガリー人指揮者のライナーやセル、オーマンディ、そしてショルティなどとは一線を画するようなヒューマニティ溢れる情感豊かな演奏を行っていたと言える。同じハンガリー人指揮者であったケルテスの海水浴中の不慮の死と同様に、そのあまりにも早すぎる死は、クラシック音楽界にとっても一大損失であったと言える。仮にもう少しフリッチャイが長生きをしていれば、世界の指揮者地図は大きく塗り替えられることになったのではないかとさえ思われるほどだ。本盤におさめられたチャイコフスキーの交響曲第6番は、フリッチャイの死の4年前の演奏だ。既に白血病を発症したフリッチャイが、懸命の闘病生活の中で演奏を行ったものである。それだけに、本演奏にかけたフリッチャイの気迫と執念には並々ならぬものがあったことは容易に想像がつくところだ。本演奏の中に気に入らない箇所(第1楽章の一部)があって、発売自体が録音から30年以上も遅れることになったが、これだけ完成度が高い演奏であるにもかかわらず、更に高みに達した演奏を志向したというところに、フリッチャイという指揮者の偉大さを痛感せざるを得ない。本演奏においても、第1楽章の冒頭の序奏からしてただならぬ雰囲気が漂う。あたかも、間近に迫る死を予見しているかのような不気味さを湛えているところであり、その後は、若干のテンポの変化を交えつつ、一音一音を心を込めて歌い抜き、彫の深い演奏を展開しているところだ。その尋常ならざる心の込め方は、時には慟哭にさえ聴こえるほどであり、あたかも忍び寄る死に対して必死で贖おうとするフリッチャイ自身を彷彿とさせるように思われてならない。全体で50分程度を要するというゆったりとしたテンポによる演奏ではあるが、冗長さを感じさせず、演奏全体の造型もいささかも弛緩することがない。そして、これだけ思い入れたっぷりの渾身の熱演を展開しているにもかかわらず、同曲の演奏において時として見られる陳腐なロマンティシズムに陥ることがなく、どこをとっても格調の高さを失っていないのが素晴らしい。いずれにしても、本演奏は、フリッチャイによる遺言とも言うべき至高の超名演であり、同曲の他の指揮者による超名演であるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる演奏(1960年)、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏(1971年)とともに三強の一角を占める超名演と高く評価したい。音質については、モノラル録音が大半のフリッチャイの演奏の中では希少にして鮮明なステレオ録音であり、音質的には極めて恵まれていると言える。もっとも、フリッチャイによる最良の遺産の一つであるとともに同曲の最高の超名演の一つでもあり、今後はSHM−CD化、そして可能であればシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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