凍りつく時間感覚。
WERGOの名オルガニストが挑むケージの問題作!
WERGOレーベルから数々のアルバムをリリースしている名オルガニスト、シュステックがケージの「問題作」に挑みます。現代音楽ならではのオルガン書法を存分にお楽しみください。
ジョン・ケージ[1912-1992]の『Organ2 / ASLSP』は「As SLow aS Possible(可能な限り遅く)」からとったタイトルで、演奏時間は演奏者の自由。数分から数百年(!)まで、多種多様な長さの演奏が可能な楽曲です。シュステックは44分かけて演奏。ゴーッと鳴り続けるオルガン、ゆっくりと変容する和音。時が止まったような世界が広がります。続くシュステック自作の楽曲は鐘の音に始まり幻想的に展開。そこへ厳しい音造りが特徴的な作曲家、細川俊夫[1955-]の作品が挟み込まれ、アルバム全体を引き締めます。『Cloudscape』では音がにじみながら伸びていき、『Sen IV』では衝撃的な音響が空間に突き刺さります。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ケージ:Organ2 / ASLSP (1987)
2. シュステック:Carillon I (2015)
3. 細川俊夫:Cloudscape (2000)
4. シュステック:Carillon II (2015)
5. 細川俊夫:Sen IV (1990)
6. シュステック:Carillon III (2015)
ドミニク・シュステック(オルガン)
録音時期:2015年4月20-22日
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(2,4,6)