DVD 輸入盤

『メフィストーフェレ』全曲 シュヴァープ演出、ウェルバー&バイエルン国立歌劇場、パーペ、カレヤ、他(2015 ステレオ)(日本語字幕付)

ボーイト (1842-1918)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
739208
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

メフィトーフェレがファウストをバイクで連れ去る斬新演出
バイエルン国立歌劇場でのボーイト『メフィストーフェレ』

日本語字幕付き

ヴェルディの歌劇『オテロ』や『ファルスタッフ』の台本作者として名高いボーイトが、ゲーテの「ファウスト」を元に自ら台本と作曲を手掛けた唯一の名作オペラ『メフィストーフェレ』。イタリア・オペラの伝統を継承しながらワーグナーの影響を強く受けた全5幕の作品。初演は大失敗に終わりましたが、20世紀に入るとトスカニーニやムーティの復活上演によって広く知られるようになりました。
 2015年10月バイエルン国立歌劇場でローランド・シュヴァープ演出によって上演された際の映像。人間を蔑み誘惑する悪魔メフィストーフェレを演じるのは現在最も注目を集めるバス歌手の一人ルネ・パーペ。あらゆる学問を極めたファウスト博士にはポスト3大テノールの一人として注目を集めているジョセフ・カレヤ。そして美しいマルゲリータ役にはラトヴィア出身のソプラノ、クリスティーネ・オポライス(指揮者のアンドリス・ネルソンス夫人)と華やかなキャスト陣にも注目。また意表を突く舞台・演出も見所で、特に第1幕の最後、メフィトーフェレとファウストが契約を交わし、メフィトーフェレがファウストを連れて行く場面では、大型バイクで二人乗りをして颯爽と去っていくというユニークな演出。(輸入元情報)

【収録情報】
● ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』全曲


 ルネ・パーペ(バス:メフィストーフェレ)
 ジョセフ・カレヤ(テノール:ファウスト)
 クリスティーネ・オポライス(ソプラノ:マルゲリータ)
 ハイケ・グレツィンガー(コントラルト:マルタ)
 アンドレア・ボルギーニ(テノール:ワグネル)
 カリーネ・ババジャニャン(ソプラノ:エレナ)
 レイチェル・ウィルソン(コントラルト:パンタリス)
 ジョシュア・オーウェン・ミルス(テノール:ネレオ)
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン国立歌劇場児童合唱団
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 オマー・マイア・ウェルバー(指揮)

 演出:ローランド・シュヴァープ
 舞台:ピエロ・ヴィンチグエッラ
 衣装:レネー・リスターダル
 照明:ミヒャエル・バウアー
 振付:ステファノ・ジャンネッティ

 収録時期:2015年10月
 収録場所:ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)

 収録時間:140分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS5.1
 字幕:英仏独西中韓日
 NTSC
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HMVレビュー通りの読み替え演出だが、とて...

投稿日:2017/05/18 (木)

HMVレビュー通りの読み替え演出だが、とても良くできている。このオペラのアナーキーな雰囲気に合っているし、たとえば普通なら全く別の場面になる第2幕第1場「庭園」と第2場「魔女のサバト」をひとつながりのシークエンスとして描くことによって、長大な原作戯曲の「名場面集」に過ぎないオペラ台本の弱点をうまくカバーしている。より具体的に言うと、第2幕第1場のマルゲリータと第3幕「牢獄の場」のマルゲリータは普通に観ると全く別人だが、演出は間の第2幕第2場に両者の断絶を埋めるような演技を入れることによって、二つのシーンがうまくつながるように配慮している(何が起こるかは見てのお楽しみ)。ただ一つ残念に思うのは、近年ではト書き通りに演じられたためしのない第4幕「古代のワルプルギスの夜」の扱い(ここも一応伏せます)。根拠のある読み替えだと思うが、あまりに真っ当すぎて「ひねり」に欠ける。 パーペのメフィスト役はグノーの『ファウスト』でも悪達者なところが鼻について好きになれなかったが、彼も歳をとってやや枯れた感じのなかなかいい悪魔になった。この演出では(最後で逆転されるものの)物語全体を彼が仕切っているという仕様なので、達者で構わない。カレヤのファウストは歌に関しては文句なし。もう少しスリムで、知的に見えればなお良かったが。ヒロインのオポライスは歌・演技ともに迫真の出来。第3幕冒頭のアリアなど戦慄すべき名唱だ。指揮は少し粗いところがあるとしても、スケールの大きさは断然買える。壮大なプロローグの音楽が演出のせいでチープに聞こえるのが惜しいほど。バレンシアでの『エフゲニ・オネーギン』も素晴らしかったオメル・マイア・ウェルバーという名前は忘れないようにしよう。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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