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フランスの若き俊英サックスの新作！
デビュー作のメンバーであったベスマン、チェカレリも集合
伝統的な音楽を消化し、視野を広げたスタイリッシュな一枚

2012年、レーベルの立上げ第一弾のリリースを飾ったフランスの若き俊英サックス、バプティスト・ハービンの新作。前作と同様、ピエール・ド・ベスマン、アンドレ・チェカレリといったアーティストもゲストに駆け付けました。バンドの骨格となるメンバーは若返りましたが、こちらのメンバーもベテランに負けない演奏を聴かせてくれています。ハービンは、伝統的なジャズを消化し、テクニックも抜群。アップテンポの曲の疾走感があふれ、勢いがあります。特に、ジミー・レイニーがパーカーに捧げたM6でのアルトのソロは、その実力を証明するもの。よどみもなく、バップ・フレーズを繰り出して行く様は、爽快そのものの演奏です。オリジナルも、ファンクのリズムをフィーチャーしたオープニングのようなナンバーから、ビバップをベースにマヌーシュ・スウィングをミクスチャーしたようなナンバー、ラテンやアフリカのリズムを取り入れたナンバーまで実に多彩。フランスをベースに、これからどんな演奏を聴かせてくれるか、楽しみな存在です。

Baptiste Herbin (sax,valiha)
Renaud Gensane (tp,bugle)
Maxime Fougers (g)
Sylvain Romano (b)
Benjamin Henocq (ds)

Guest;
Pierre de Bethmann (p,wurlitzer on M9.10.14)
Andre Ceccarelli (ds on M3.5.10.14)
Dolly Ratefinjanahary (chant on M14)