ブルーノ・リグット：ザ・デッカ・レコーディングズ（８ＣＤ）

ブルーノ・リグット・ボックス（８ＣＤ）
フランソワ唯一の弟子だったピアニスト！

フランスの名ピアニスト、ブルーノ・リグットが若い頃、1968年から78年にかけて、現在はユニバーサル・ミュージック傘下となったフランスのIPGレーベルなどにセッション・レコーディングした音源を集めた8枚組ボックス。
　リグットは、1945年8月2日、イタリア人の父とフランス人の母の間にパリで誕生。幼い頃からピアノを始め、パリ音楽院に進んでからはリュセット・デカーヴにピアノを、ジャン・ユボーとマルグリット・ロンに室内楽を学び、1962年にピアノで、1963年に室内楽でプルミエ・プリを獲得して卒業。
　やがて、絶対に弟子をとらないと言われていたサンソン・フランソワに気に入られて生涯唯一の弟子となって厳しく鍛えられたほか、バドゥラ＝スコダの教えも受けています。
　その後、1965年にロン＝ティボー国際コンクールに入賞し、翌1966年にはチャイコフスキー国際コンクールでも入賞、国際的な演奏活動を通じて知名度も上昇、レコーディングの機会も増え、フランスのIPGレーベルを皮切りに、LYRINX、EMI、ARISTOCRATE、FORLANE、FIREBIRD、DECCA、DENONなどでも録音をおこなっていました。
　今回のセットには、リグット若き日の率直なスタイルと、フランソワ仕込みの美しいタッチや音色への配慮がうかがえるフレッシュな演奏が収められています。（ＨＭＶ）

【収録情報】
Disc1
・シューマン：ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
・シューマン：序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92
　フランス国立管弦楽団
　クルト・マズア(指揮)

・シューマン：幻想曲 Op.17

Disc2
・ドヴォルザーク：ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
　フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
　ズデニェク・マーツァル(指揮)

・チャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
　モンテ・カルロ国立管弦楽団
　ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)

Disc3
・ハイドン：ピアノ協奏曲ニ長調
・ハイドン：ピアノ協奏曲ト長調
　フランス器楽アンサンブル
　ジャン・ピエール・ヴァレーズ(指揮)

Disc4
・ショパン：ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
　ルクセンブルグ放送管弦楽団
　ルイ・ド・フロマン(指揮)

・ショパン：バラード第4番 Op.52
・ショパン：幻想曲 Op.49
・ショパン：ピアノ・ソナタ第2番 Op.35

Disc5
・シューマン：アベッグ変奏曲 Op.1
・シューマン：トッカータ Op.7
・シューマン：クララ・ヴィークの主題による変奏曲
・シューマン：アラベスク Op.18
・シューマン：子供の情景 Op.15
・リスト：メフィスト・ワルツ第1番
・リスト：ため息
・リスト：超絶技巧練習曲第10番
・リスト：ペトラルカのソネット第123番

Disc6
・プロコフィエフ：ピアノ・ソナタ第7番 Op.83
・ラヴェル：道化師の朝の歌
・ラヴェル：ソナチネ

Disc7
・ショパン：アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
　ルクセンブルグ放送管弦楽団
　ルイ・ド・フロマン(指揮)

・ショパン：ポロネーズ第1,2,8,10番
・ショパン：幻想曲Op.49
・ショパン：夜想曲第1&5番

Disc8
・ショパン：ワルツ第1-18番

　ブルーノ・リグット(P)

　録音：1968〜1978年