DVD 輸入盤

『パルジファル』全曲 シノーポリ&バイロイト(1998 ステレオ)(2DVD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
705908
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

待望のリリース!
シノーポリ、バイロイト音楽祭での最大の成果
1998年の『パルジファル』、ついにDVDに!


待望のDVD化が実現しました。1998年のバイロイト音楽祭で収録された、ジュゼッペ・シノーポリ指揮の『パルジファル』です。シノーポリは、1985年にバイロイト音楽祭にデビュー、以来『タンホイザー』(1985〜1987、1989)、『さまよえるオランダ人』(1990〜1993)、『パルジファル』(1994〜1999)と出演を続け、ついに2000年には『指環』全曲の指揮を任されます。翌2001年もシノーポリが『指環』を指揮する予定が、その年の4月20日に帰らぬ人となってしまいました。生きていればさらに何年もの間バイロイト音楽祭に出演し、さらなる黄金時代を築き上げていたことでしょう。
 『パルジファル』は1989年以来続いているヴォルフガング・ワーグナーのプロダクションですが、シノーポリの鋭利に切り込む音楽によって、新たな世界を獲得することに成功しました。この映像はその5年目の時のもの。隅々までシノーポリの意図が染み渡っており、ことにオーケストラがクッキリとした明晰な響きを奏でつつ、音楽に熱気が宿っているのは、まさにシノーポリならでは。シノーポリのワーグナー演奏の頂点としてこの映像は語り継がれていくものでしょう。
 歌手は、ベテランと中堅に、若い世代が加わっています。ベテラン勢では、グルネマンツのハンス・ゾーティン、クリングゾルのエッケハルト・ヴラシハ、ティトゥレルのマティアス・ヘレあたりは、安心して聴くことのできるもの。ことに1975年からバイロイト音楽祭で多々グルネマンツを歌ってきたハンス・ゾーティンはさすがの貫禄。デンマークの英雄テノール、ポール・エルミングは、シノーポリがバイロイト音楽祭で指揮した『パルジファル』すべてにおいてタイトルロールを務めました。一方、クンドリのリンダ・ワトソンは、この時がバイロイト音楽祭初出演で、この成功によって音楽祭に不可欠のワーグナー・ソプラノに成長しました。
 もう二度と生では聴くことのできないシノーポリのワーグナー、それがこうした優良な収録で残されたのは幸運だったと言えるでしょう。音楽祭期間中のライヴ収録ではなく、総練習を兼ねた開幕前の上演の収録で、カメラワークの制約が少ないので映像に無理が少ないのも利点です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ワーグナー:『パルジファル』全曲

 ポール・エルミング(T パルジファル)
 リンダ・ワトソン(S クンドリ)
 ハンス・ゾーティン(Bs グルネマンツ)
 ファルク・シュトルックマン(Br アンフォルタス)
 マティアス・ヘレ(Bs ティトゥレル)
 エッケハルト・ヴラシハ(Br クリングゾル)
 リチャード・ブルンナー(T 第一の聖杯騎士)
 シャーンドル・ソーリョム=ナジ(Br 第二の聖杯騎士)
 サラ・フライアー(Ms 第一の小姓)
 ジェーン・ターナー(Ms 第二の小姓)
 ヘルムート・パンプフ(T 第三の小姓)
 ペーター・マウス(T 第四の小姓)
 アンドレア・ベニッヒ(Ms 天からの声)
 バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)

 演出、装置:ヴォルフガング・ワーグナー
 衣装:ラインハルト・ハインリヒ

 収録時期:1998年7月6-13日
 収録場所:バイロイト祝祭劇場

 収録時間:268分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo、DTS 5.1
 字幕:独英仏西
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
貴重なシノーポリのワーグナーで歌手も充実...

投稿日:2019/08/28 (水)

貴重なシノーポリのワーグナーで歌手も充実している。画質も良くパルシファルの映像としてはイチ押し。シノーポリのワーグナーはタンホイザーのDVDとオランダ人とタンホイザーのCDぐらいしかなかったので、この映像がブルーレイ化(しかも日本語字幕入り)されたことを喜びたい。ベテランで固めた低声陣が良いのは当然だが、特にゾーティンは1981年のバイロイトの映像でもグルネマンツを歌っており、20年近くもバイロイトの重鎮として活躍して本当に素晴らしい。この曲の1幕と3幕はゾーティンなしでは聞けない。1940〜50年代のルートヴィヒ・ウェーバーの名唱に並び称される偉業だ。  タイトルロールのエルミングは1992年のベルリンの映像では弱々しかったが、6年後のこの映像では往年のコロやホフマンと比較はできないにせよしっかり歌っている。実は過去ジークフリート・イェルザレムについても同じようなことが言え、1981年のバイロイトの映像では声が貧弱だが、10年後のメットの映像ではしっかり歌っている。パルジファルという役は歌い続けていると成長するものらしい。ちなみにエルミングは1997年のベルリン国立歌劇場の来日公演でパルジファル(演奏会形式)に出演する予定だったが風邪でキャンセルし、スティー・アナセンというデンマークのテノールが代役で歌った。エルミングはその後この映像と同じ翌1998年にN響定期(ホルスト・シュタインの最後の客演)で、パルジファル第三幕を歌った。  さてヴォルフガング・ワーグナー最後の演出となったパルジファルのこの二回目の演出は90年代のバイロイトを飾った舞台で、1981年の映像で見られる70年代の第一次演出や、50年代〜60年代のウィーラント・ワーグナーの演出同様に最近のバイロイトでは主流の「読み替え」は行っていない。その意味では演出自体はオーソドックスで分かりやすいものだが、青色主体の照明や赤色の花の乙女など、原色系の照明と衣装は随分現代的なものに変えられており、その点は好みが別れるだろう。  しかし、歌とオケの充実とHD画質を考慮すれば、映像としては現状ベストの演奏と言えるだろう。クナッパーツブッシュの奇跡的な演奏(1962年でなく1951年のモノラルのほう)は別格だが、1985年のレヴァインのバイロイト盤と並ぶこの曲の名演と言って良いと思う。

みんなのまーちゃん さん | 東京都 | 不明

2
★
★
★
★
★
92年のバレンボイムのDVDでもパルジファル...

投稿日:2013/03/11 (月)

92年のバレンボイムのDVDでもパルジファルを歌うエルミングですが、こちらのシノーポリ版のほうが、演技も声も格段に表情豊かに感じられます。 必見です。

Wittelsbach さん | 東京都 | 不明

2
★
★
★
★
☆
1997年にバイロイトで見た。舞台装置として...

投稿日:2011/08/02 (火)

1997年にバイロイトで見た。舞台装置としては、場面転換が特に印象に残る。 音楽が重い。届くのが待ち遠しい。

passage さん | 東京都 | 不明

2

ワーグナー(1813-1883)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品