チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

Comp.symphonies: Markevitch / Lso

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8802036
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

ユーザーレビュー

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私はフィリップス盤の後期交響曲集を聴いて...

投稿日:2011/07/30 (土)

私はフィリップス盤の後期交響曲集を聴いておりますが本盤とソースが同じなのでコメントさせていただきます。マルケヴィッチのアプローチはこのチャイコフスキー交響曲に限らず極めて強く聴く者に説得力をもたらす直截的な表現が特徴なのですが更にこのチャイコフスキーではそれが活きている様です。作曲もしただけに曲のツボの押えどころも流石でありますね。各楽器の使い方(特に管楽器)の明晰さが私にはとても魅力的に思えた事とそれとLSOがよくついて来ているなぁと感心もしました。本盤演奏は1962年彼が50歳の時の第6番「悲愴」から1966年第1番「冬の日の幻想」までLSOを振ってのもので私は前期分三曲は聴いてはいないのですが全曲集としては数多くある中でも久しく代表的な演奏盤となっているのには肯ける次第です。ただ本盤も現在廃盤となっており残念ですね。第4番(1963年録音、タイム@18’23A9’37B5’29C8’45)の第1楽章の山場への持って行き方は曲そのものの良さに加えるにマルケヴィツチの持つ色彩感とダイナミズムが映えた演奏となっております。また私は第2楽章での先述の各楽器音の構成の明確さの程度が高いのが気に入っております。第5番(1966年録音、タイム@12’30A12’16B5’24C12’54)では第1楽章の荒野的雰囲気等情緒浸りは抑えられメリハリをつけながらのそっけ無さが多少スケール感に影響を与えた面も感じました。かわって第2楽章では憂鬱な中にもひと明かりの「暖」を捉え一時「底」を見せつけますが決してテーマからの荒みには到りません。第6番「悲愴」(1962年録音、タイム@18’37A7’32B9’22C9’45)での第1楽章後半の突発にはよーく踏み込んでのスタートで聴く者の気を持たせ方はその大きなアップダウンの付け方と共に印象的です。第2楽章が意外と逞しくしつこくないのもマルケヴィッチらしいです。各管楽器を上手く区分けして鳴らしきっての第3楽章はベタッとはならなかったのですがもうちょつと攻め具合に面白さも欲しかったとは思いました。最終楽章はそんなに詠嘆的ではなく畳みかけも男性的・・・後段深みへの行き方も割りと直截で〆へはテンポを早めあのドラが強調されるのが面白く聴けました。前期分はタイムだけメモしておきましょう・・・第1番1966年録音「冬の日の幻想」@10’58A10’27B7’39C12’24、第2番1965年録音「小ロシア」@12’03A7’49B5’20C10’37、第3番同1965年録音「ポーランド」@15’27A5’53B11’44C5’39D8’33となっております。前述の様に前期分は未聴ですので★一つ分は保留しておきます・・・スミマセン。(なお、現在HMVカタログでは前期交響曲集は載っているのですが後期交響曲集もちょつと見当たらないのは寂しいですね・・・名盤だけに復活が望まれます)(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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素晴らしい名演だ。マルケヴィッチによるチ...

投稿日:2011/02/20 (日)

素晴らしい名演だ。マルケヴィッチによるチャイコフスキーと言えば、死の2カ月前にNHK交響楽団を指揮して演奏した悲愴の超名演が忘れ難いが、その名演のルーツは、壮年期にロンドン交響楽団を指揮して完成させた、本盤におさめられた全集にあると言える。本全集は、かつてフィリップスから発売され、長らく廃盤になっていた(数年前には、その一部が国内盤で発売されたが)。私も、それを所有していたが、CD初期の発売でもあり、当時添付されていたスポンジがCDのレーベル面に付着して、事実上使用不可能になってしまったことから、今回の再発売を機に買い直すことにした。それにしても、本盤が、発売後、あっという間に入手不可になってしまったというのは、本全集がファンの間で高く支持されている証左と言えるのではないか。マルケヴィッチのチャイコフスキーはとにかく個性的だ。各楽器の効果的な活かし方やリズムの刻み方、アッチェレランドを含む思い切ったテンポ設定の変化など、あらゆる表現を駆使しており、正に鬼才の名に相応しい至芸を披露していると言える。例えば、第1の終楽章や第2の第1楽章の対旋律の絶妙な活かし方など、はじめて耳にするような新鮮さだ。それでいて、全体の造型は非常に引き締まったものがあり、その凝縮化された厳格とも言うべき造形美は、かのムラヴィンスキーにも匹敵すると言っても過言ではあるまい。楽曲によっては、あくまでも他の交響曲の演奏との比較論であるが、第1や第2のように、洗練された優美さを誇る名演もある一方で、金管楽器の思い切った最強奏(例えば、第4の第1楽章及び終楽章、第5の第1楽章、第2楽章及び終楽章、悲愴の第1楽章及び第3楽章など)、ティンパニの迫力満点の強打など、スヴェトラーノフや後年のゲルギエフも顔負けの、ロシア風の土俗的なあくの強さも健在であるが、それらを完璧に音化したロンドン交響楽団の卓抜した技量も大いに賞賛に値すると言える。録音も、1960年代のものとは思えないような鮮明なものだ。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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待望の復活! CD初期に当時のフィリップス...

投稿日:2011/01/01 (土)

待望の復活! CD初期に当時のフィリップスで復刻されて以来久しぶりの登場ではないでしょうか? 私にとっては未だに同全集中のベストと言える名演です。この機会に是非!!

G.v.Eisenstein さん | BRAZIL | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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