1Q84 BOOK3 10月-12月

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103534259
ISBN 10 : 4103534257
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
20cm,602p

商品説明

そこは世界にただひとつの完結した場所だった。 どこまでも孤立しながら、孤独に染まることのない場所だった。

BOOK3<10月−12月>
【目次】
第1章  (牛河)意識の遠い縁を蹴るもの
第2章  (青豆)ひとりぼっちではあるけれど孤独ではない
第3章  (天吾)みんな獣が洋服を着て
第4章  (牛河)オッカムの剃刀
第5章  (青豆)どれだけ息をひそめていても
第6章  (天吾)親指の疼きでそれとわかる
第7章  (牛河)そちらに向かって歩いていく途中だ
第8章  (青豆)このドアはなかなか悪くない
第9章  (天吾)出口が塞がれないうちに
第10章  (牛河)ソリッドな証拠を集める
第11章  (青豆)理屈が通っていないし、親切心も不足している
第12章  (天吾)世界のルールが緩み始めている
第13章  (牛河)これが振り出しに戻るということなのか?
第14章  (青豆)私のこの小さなもの
第15章  (天吾)それを語ることは許されていない
第16章  (牛河)有能で我慢強く無感覚な機械
第17章  (青豆)一対の目しか持ち合わせていない
第18章  (天吾)針で刺したら赤い血が出てくるところ
第19章  (牛河)彼にできて普通の人間にできないこと
第20章  (青豆)私の変貌の一環として
第21章  (天吾)頭の中にあるどこかの場所で
第22章  (牛河)その目はむしろ憐れんでいるように見える
第23章  (青豆)光は間違いなくそこにある
第24章  (天吾)猫の町を離れる
第25章  (牛河)冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる
第26章  (青豆)とてもロマンチックだ
第27章  (天吾)この世界だけでは足りないかもしれない
第28章  (牛河)そして彼の魂の一部は
第29章  (青豆)二度とこの手を離すことはない
第30章  (天吾)もし私が間違っていなければ
第31章  (天吾と青豆)サヤの中に収まる豆のように


【村上 春樹】
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。
主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。
2006年にチェコのフランツ・カフカ賞を、2009年にイスラエル最高の文学賞・エルサレム賞を受賞。
『レイモンド・カーヴァー全集』、『グレート・ギャッツビー』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。

内容詳細

そこは世界にただひとつの完結した場所だった。どこまでも孤立しながら、孤独に染まることのない場所だった。

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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久しぶりに読んだ春樹は、文章や展開が懐か...

投稿日:2019/02/20 (水)

久しぶりに読んだ春樹は、文章や展開が懐かしく、とても楽しめたのですが、終わらせ方がいまいちと感じました。でも読み終わった時、名残惜しいとも感じました。

ラブマーシー さん | 東京都 | 不明

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この巻も発売日に並んで買いました。家に帰...

投稿日:2019/02/18 (月)

この巻も発売日に並んで買いました。家に帰って、即読んでしまいました。書棚からだしてもう一度読んでみようと思います。

ぶぶぶ さん | 千葉県 | 不明

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母親が発売をとても楽しみにしていました。...

投稿日:2010/07/25 (日)

母親が発売をとても楽しみにしていました。 忙しい合間を縫いながら、地道に読んでいるそうです。

y-love さん | 栃木県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    青豆と天吾のイニシエーションの物語もどうやら完結したようだ。ただ残念なことにBOOK3は、BOOK2にあったようなスリリングな時間の展開には乏しい。これまでは、青豆と天吾を磁石の両極のように対置させて語られてきたが、そうした方法が物語に緊張感を与えていた。また、唐突にふかえりの託宣が語られることが、物語の時間を加速させてもいた。BOOK3で牛河の章を加えたこと、そしてふかえりが物語から退場して行ったことが、この物語に特有のこうした特質をも失わせることになったのだろう。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️村上さんの長編、ずっと敢えて積ん読にしていましたが、味わいつつジックリと時間をかけて読み進めました。村上さんの作品群の中でも良さでトップ3に入る本ではないかと思えます。途中からは出来る事なら二人がハッピーエンドである結末を望んでいる気持ちが段々と強さを増して来ました。ジックリと読み進めたい気持ちに早く先が見たい欲求が追いつき、簡単に抜き去って行きました。オレンジ色の暖かい光、自分の周りの本当に大切な物を再認識した作品でもありました。オススメです。

  • acidrain さん

    面白かった。ただ、青豆の物語が濃い内容で他の物語が表面上変化が見られないのが多かったので、進展の変化に巡り合うまでは退屈な部分もあった。結局、リトル・ピープルもわからなかった。天吾の父みたく「説明されないとわからないのであれば、説明されてもわからないものだ。」の様に作者自身しかわからないようなことなのかもしれないと思った。明瞭な世界観ではなくすっきりしないままだが、この作品の独特な雰囲気が好きだった。いろんな、秘密などを明らかにすることなく終わるのには賛否両論あるが、それでも著しく不快には思わなかった。

  • kishikan さん

    このシリーズの中ではもっとも読みやすく、内容もすとんと落ちた。それにBOOK1、BOOK2ではなかなか理解できなかった部分もようやく理解でき、この期に及んでと言われるかもしれないが、1Q84が面白く読めた。少しだけ初期の作品の持つ、不思議な味わいと読み終えたときの切なくなるような余韻を感じる村上の世界、に浸ることができた。物語としては、最終的に1Q84から1984に帰ってきたわけだが、まだまだ未決の部分も多くあるように思える。もしかするとBOOK4に続くのか、そうなったらいいねと思いつつ・・・読了。

  • Masako Karasawa さん

    やっとの完結!!長かった(^_^;)面白いからグイグイ読めちゃうけど、やっぱり長いよねぇー(-_-;)この後、青豆と大吾がどうなったのかは気になるところだけど。。。

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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