管弦楽作品全集第２集　タマヨ＆フランクフルト放送交響楽団

タマヨ＆フランクフルト放送交響楽団／マデルナ：管弦楽作品全集第２集

第１集（NEOS10933）が初期から中期にかけての作品なら、こちらは中期以降(1960年代)の作品。前アルバムでは旋律的傾向がまだ濃厚でしたが、こちらになるとヴェーベルンとトータル・セリエリズムの影響が顕著になり、音運びが「ピッ！　バリッ！」というように点描的になっていますが、色彩感はさらに鋭敏になり、ぐいぐいと聴かせます。『3つの楽章のコンポジション』ではギターが登場し、イタリア的セレナードのパロディが演奏されほほえましいところ。現代音楽のスペシャリスト、タマヨ以下渾身の名演！（東武トレーディング）

【収録情報】
マデルナ：管弦楽作品全集Vol.2
・3楽章のコンポジツィオーネ(1954)
・フルート協奏曲(1954)
・アリア(1964)〜ソプラノ、フルートと管弦楽のための
・次元（ディメンシオーニ）III(1962-1963)〜フルートと管弦楽のための
・ディオティマへの石碑(1966)〜管弦楽のための
　クラウディア・バラインスキー（ソプラノ）
　タデウス・ワトソン（フルート）
　セバスティアン・ヴィッティバー（フルート）
　クララ・アンドラーダ・デ・ラ・カッレ（フルート、ピッコロ）
　アレジャンドロ・ラトカウスカス（ヴァイオリン）
　ヨッヘン・チャブルン（クラリネット）
　ウルリヒ・ビューシンク（バス・クラリネット）
　ジョン・マクドナルド（ホルン）
　フランクフルト放送交響楽団
　アルトゥーロ・タマヨ（指揮）

　録音時期：2005年、2006年
　録音方式：デジタル
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO