ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

ピアノ協奏曲第2番、第3番 ブレンデル、ラトル&ウィーン・フィル

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD2129
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

デッカ定盤50タイトル
旧PHILIPS音源の中からベストセラー・アイテム50タイトルをセレクト、デッカ・ロゴで再発売。

【収録情報】
ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
・ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
 アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:サー・サイモン・ラトル

 録音:1998年12月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

ベートーヴェンが書いた最初のピアノ協奏曲で、彼のウィーンでのデビュー作となった瑞々しい第2番。作曲家の個性が完全に発揮された協奏曲であり、一段と高度なピアノ技法を示した第3番。才気溢れるラトルが指揮する名門ウィーン・フィルハーモニーという望み得る最高の共演者を得て、ブレンデルが磨き抜かれた美音を駆使して彫りの深い卓越した演奏を聴かせています。1999年度レコード・アカデミー賞受賞盤の全集より。(ユニバーサルミュージック)

内容詳細

ブレンデルとラトルが初顔合わせで完成させた全集録音からの一枚。ブレンデルにとっては、実に4回目の全集となる。ラトルの才気にブレンデルの磨き抜かれた美音が絡まって、精彩に富んだベートーヴェンとなった。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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VPOをバックにしてベートーヴェンのピアノ...

投稿日:2011/03/01 (火)

VPOをバックにしてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音演奏し通したのは古くは1950年代後半のバックハウス/イッセルシュテット、1970年代初めのグルダ/シュタイン、1980年代前半のアシュケナージ/メータそして1990年代後半の本盤演奏ブレンデル/ラトルが思いつきますね。私は属する世代の常として平凡ではありますが先頭のバックハウス/イッセルシュテット盤に長く馴染んで気にも入っていたのですがこの演奏を「剛」とすれば「柔」として本盤演奏ブレンデル/ラトル盤も捨てがたくなっております。ブレンデルのベートーヴェンには私は彼がまだ駆け出しの頃のソナタ集LPでその切れ味がある中に何とも言えぬ円やかな運びのタッチが印象的でしたが本盤の演奏はその「味」を結構残しながら流石66〜67歳の草書的な色彩もブレンドされラトルの奏法アプローチ・・・後年の交響曲集よりはまだ刺激性が薄い感じを私は持っております・・・が似合った演奏となりました。ブレンデル自体は何回も協奏曲集を録音しており第2番、第3番での本盤演奏以前のものを年代・指揮者/オーケストラを羅列しておきますと1960年代前半・・・ワルベルク/WFOO、1970年代半ば・・・ハイティンク/LPO、1980年代前半・・・レヴァイン/CSOといった具合でソナタ集も前述の古いものも含め三回?録音しているところからブレンデルのレパートリーの掘り下げ「推移」が聴かれますね。2008年末に引退をして後進指導、著述等の活動を行なっているブレンデルはベートーヴェンについて人間としてと芸術家としての両面が相容れない処に興味があり。演奏においては作品構築性と共にユーモア面とのバランスにも留意することが大切・・・と述べております。そういう事で録音回数を重ねた本盤演奏にその「推移」の結論じみたものがあるのかも知れません。勿論私も本盤演奏以外の全てを聴いてはおりませんが本盤演奏は回数を重ねた結果の「理」に走ったとも評された部分もあるそうですが私には丁度良い加減です。第2番(1998年録音、タイム@14’20A9’06B6’11)は元々最初に作曲されたピアノ協奏曲のためか作品自体少し試行錯誤的な行程を感じさせる部分が多く何かやっつけ仕事の構築性が明らかに欠如した作品でこの辺りを演奏者がどうカバーするかも面白い処ではあります。第1楽章の前奏軽めに出だしピアノもこの作品実力を越えて気負いのない処がこの曲に付きまとう煩わしさを軽減し長いカデンツァも「まとまり」欠けを意識させません。起承転結に弱い第2楽章では最終コーナーでのオーケストラとピアノの語り合いは絶妙。第3楽章も下手するとただやかましい曲に終わる処をオーケストラ、ピアノともこのコンビ特有の潤いがそれを救います。第2番では私は本盤演奏で開眼したと言っても差し支えありません。第3番(1998年録音、タイム@16’49A9’44B9’10)ではカデンツァのフレキシビリティさが聴きものであることと前奏や途中のオーケストラ全奏でのラトルの意外と筋肉質のしなる指揮ぶりが素晴らしいし最終楽章カデンツァの前のオーケストラの引っ張りやがっしりした〆へ向かう処でのティンパニーアクセントも上手く全体としてブレンデルのピアノは勿論バックのただ押せ押せだけでないVPOの演奏が聴き物ですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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ブレンデル4度目のベートーヴェンのピアノ...

投稿日:2010/04/09 (金)

ブレンデル4度目のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集であるが、当時、心境著しかったラトル&ウィーン・フィルという豪華なバックを伴って、ブレンデルによる全集中、最高の名演を成し遂げることになった。一部の批評家の中には、一つ前のレヴァイン&シカゴ交響楽団との全集を評価する者もいるが、指揮者とオーケストラの芸格を考慮すれば、やはり、この最新の全集を最上位に置きたいと考える。ブレンデルのピアノは実に模範的だ。4度目の全集ということもあるのだろう。どこをとっても曖昧模糊な箇所はなく、堂々たるピアニズムで、威風堂々たるベートーヴェンを描いて行く。このピアニストに特有の理屈っぽさは微塵もなく、楽曲の魅力だけが我々聴き手にダイレクトに伝わってくる。ラトルの指揮も、ブレンデルのピアノともども重厚さの極みであり、このような巨匠風の表現を聴いていると、ベルリン・フィルの芸術監督として大活躍する現在において大きく開花している偉大な才能の萌芽を随所に感じることが可能である。ウィーン・フィルの美しい演奏も特筆すべきであり、ブレンデルのピアノやラトルの指揮に、独特の潤いを付加していることを見逃してはなるまい。録音も通常CDでありながら、鮮明な音質であり、本盤の名演の価値を更に高める結果となっている。 ※ピアノ協奏曲第1&第4のレビューにおいて、ブレンデル2度目のピアノ協奏曲全集と記したが、4度目の全集であり、この場を借りて修正したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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