ベートーヴェン(1770-1827)

人物・団体ページへ

CD

ピアノ協奏曲第1番、第4番 ブレンデル、ラトル&ウィーン・フィル

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD2127
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

デッカ定盤50タイトル
旧PHILIPS音源の中からベストセラー・アイテム50タイトルをセレクト、デッカ・ロゴで再発売。

【収録情報】
ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
・ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
 アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:サー・サイモン・ラトル

 録音:1997年12月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

作曲家の若々しい情熱がストレートに伝わってくる第1番、優美な旋律と柔和な表現が忘れがたい印象を与える第4番。ベートーヴェンのピアノ協奏曲2曲を収めた一枚で、ラトル率いるウィーン・フィルハーモニーという最高の共演者を得て、円熟期を迎えた巨匠ブレンデルが興趣溢れる含蓄のある表現を聴かせています。ラトルとの初顔合わせとなった彼の4回目の全集録音(1999年度レコード・アカデミー賞受賞盤)からの一枚です。(ユニバーサルミュージック)

内容詳細

ブレンデルとラトルとの初顔合わせとなった、4度目のベートーヴェン全集録音からの一枚。ラトル率いるウィーン・フィルの闊達な演奏にブレンデルがいつになく興に乗り、一段と味わい深い演奏を繰り広げている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
VPOをバックにしてベートーヴェンのピアノ...

投稿日:2011/03/04 (金)

VPOをバックにしてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音演奏し通したのは古くは1950年代後半のバックハウス/イッセルシュテット、1970年代初めのグルダ/シュタイン、1980年代前半のアシュケナージ/メータそして1990年代後半の本盤演奏ブレンデル/ラトルが思いつきますね。私は属する世代の常として平凡ではありますが先頭のバックハウス/イッセルシュテット盤に長く馴染んで気にも入っていたのですがこの演奏を「剛」とすれば「柔」として本盤演奏ブレンデル/ラトル盤も捨てがたくなっております。ブレンデルのベートーヴェンには私は彼がまだ駆け出しの頃のソナタ集LPでその切れ味がある中に何とも言えぬ円やかな運びのタッチが印象的でしたが本盤の演奏はその「味」を結構残しながら流石66〜67歳の草書的な色彩もブレンドされラトルの奏法アプローチ・・・後年の交響曲集よりはまだ刺激性が薄い感じを私は持っております・・・が似合った演奏となりました(1999年度レコードアカデミー賞受賞演奏であります)。ブレンデル自体は何回も協奏曲集を録音しており第1番、第4番での本盤演奏以前のものを年代・指揮者/オーケストラを羅列しておきますと1960年代前半・・・第1番ベッチャー/SPO、第4番ワルベルク/WSO、1970年代半ば・・・ハイティンク/LPO、1980年代前半・・・レヴァイン/CSOといった具合でソナタ集も前述の古いものも含め三回?録音しているところからブレンデルのレパートリーの掘り下げ「推移」が聴かれますね。2008年末に引退をして後進指導、著述等の活動を行なっているブレンデルはベートーヴェンについて人間としてと芸術家としての両面が相容れない処に興味があり。演奏においては作品構築性と共にユーモア面とのバランスにも留意することが大切・・・と述べております。そういう事で録音回数を重ねた本盤演奏にその「推移」の結論じみたものがあるのかも知れません。勿論私も本盤演奏以外の全てを聴いてはおりませんが本盤演奏は回数を重ねた結果の「理」に走ったとも評された部分もあるそうですが私には丁度良い加減です。第1番(1997年録音、タイム@17’08A12’15B8’41)の第1楽章はゆとりあるオーケストラとピアノの陰影がすばらしく、又カデンツァ前のラトルの常套的ではありますが長めの攻め上げも効果あります。重厚な中間楽章を経て調子良い最終楽章では〆には別のニュアンスも大切にされております。カデンツァ前のオーケストラの鳴らしもこの協奏曲シリーズではいつもながら見事なもの。第4番(同年録音、同@17’40A5’01B10’10)はVPOの美しい演奏が映える曲で思索的なアプローチにもオーケストラの存在感充分。第2楽章は時としてデモニッシュさが強調されるのですが本演奏は意外とサッパリして喉越しが爽やか。最終楽章はメリハリのついたバックとやはりカデンツァ前後が素晴らしいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

0
★
★
★
★
★
現在では既に引退してしまったブレンデルに...

投稿日:2010/04/04 (日)

現在では既に引退してしまったブレンデルによる2度目のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集からの分売であるが、ピアニストに指揮者やオーケストラと役者が揃った名演であると評価したい。14年前の旧録音も名演であり、その方を高く評価する者もいるが、指揮者やオーケストラの芸格や、ブレンデルの円熟を考慮すれば、私としては本盤の方をより上位に置きたいと考える。先ずは、ブレンデルのピアノを高く評価したい。この理論派のピアニストの理屈っぽさについては、一部の批評家の間で酷評されているのは承知しているが、本盤では、そのような短所を聴きとることは皆無。音楽は実にスムーズに流れている。それでいて、骨太のテクニックによる強靭にして重厚な打鍵は、怒れる獅子ベートーヴェンを見事なまでに体現しており、他方、緩徐楽章における抒情的表現にもいささかの不足もない。加えて、ラトル&ウィーン・フィルの演奏が実に素晴らしい。例えば、第4の第2楽章の重厚さ。他の演奏だと、緩徐楽章であることを意識して、やたら軟弱な表現に終始してしまうケースも散見されるが、さすがにラトルはそのような落とし穴に陥ることは全くない。終楽章における圧倒的な迫力もラトルならではのものであり、こういったところに、今日のラトルを予見させる才能があらわれていると言えよう。ウィーン・フィルは、いつものように美しい音色を奏でており、この名演の価値を更に高めることに大きく貢献している。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

プロフィール詳細へ

ベートーヴェン(1770-1827)に関連するトピックス

協奏曲 に関連する商品情報

おすすめの商品