シューベルト(1797-1828)

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SACD

ピアノ・ソナタ第21番、即興曲集 神谷郁代(通常のCDプレーヤーでは再生できないタイプのSACD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NF60503
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明

通常のCDプレーヤーでは再生できません。)

〜心に沁みる静寂で透明な響き〜
神谷郁代 プレイズ・シューベルト

神谷郁代のfine NFレーベル第3弾は、神谷初のシューベルトです。
 ベートーヴェンの演奏と録音には豊富な経験を持つ神谷ですが、ベートーヴェンを尊敬してやまなかったシューベルトを録音したいという、神谷の強い希望により実現したもので、ピアノ・ソナタ第21番と即興曲集作品90から3曲を収録しています。第21番は、死の世界を歩いていたシューベルト最後の年のソナタですが、神谷は持ち味である、静寂さと透明な響きで、深々と歌い上げていきます。
 収録は響きの良さで定評のある神戸新聞松方ホール、ホールトーンと一体となった天上の響きが随所に聴かれます。
エクストラ・トラックにはシューベルト時代のピアノ・フォルテであるマテウス・シュタインと、スタインウェイD274による「楽興の時」の聴き比べを収録しています。マテウス・シュタインは弦の張力がスタインウェイの約四分の一程度(16〜20kg)と弱く、タッチは軽く敏感で、指先に細い弦が直接触れるような感触が特色で、この感覚が他のピアノ・ソナタや即興曲にも生かされた演奏になっています。(ユニバーサルIMS)

シューベルト:
@ ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
A即興曲集 作品90, D899
第2曲 変ホ長調、第3曲 変ト長調、第4曲 変イ短調

★エクスト・トラック 
マテウス・シュタイン(1820年頃ウィーン、ヤマモトコレクション)
スタインウェイとMAシュタインの弾き比べ
楽興の時 D.780 第3曲 ヘ短調

神谷郁代 (Pf)
録音:2007年9月24,25,27日 神戸新聞松方ホール(兵庫県)

神谷郁代
井口愛子氏に師事。桐朋学園高校卒業の年に毎日音楽コンクール第一位受賞。エッセン音楽院卒業。クラウス・ヘルヴィッヒ、ステファン・アスケナーゼ氏らに師事。1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、リサイタルなど活発な演奏活動を展開。ロンドンデビューに際しては、辛口批評家で知られる「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力、そして明晰な頭脳による力強い演奏」と絶賛された。小澤征爾、若杉弘、ホルストシュタインなどと共に、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団などの国内主要オーケストラを始め、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、パイヤール室内管弦楽団などと共演。日本フィルハーモニー創立30周年記念ヨーロッパ公演にソリストとして同行。室内楽においてもクリーヴランド弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団などと共演している。 近年ではケニヤ・南アフリカなどのアフリカ各国、ウクライナ、メキシコなどに活動範囲を広げている。レパートリーはドイツ古典から、プロコフィエフ、ラヴェル、プーランクなど幅広く、さらに現代作品の紹介にも積極的に取り組んでいる。野田輝行氏の尾高賞受賞作「ピアノ・コンチェルト」をNHK交響楽団と初演。1988年には「モーツァルト:ピアノ協奏曲の夕べ」によって芸術祭賞を受賞。「モーツァルトという天才がのぞいた虚無と等質の虚無を抱いている神谷郁代だけがうたうことができる音楽」と評された。レコーディング活動においては、RCAでモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、スクリャービンなど20枚以上を録音。中でもベートーヴェン「熱情ソナタ」は、アメリカ国内で2万枚以上のセールスを記録した。最近ではフォンテックよりベートーヴェンのソナタ集、カメラータより別宮貞雄氏の協奏曲をリリース。fine NFよりベートーヴェンの第4番とグリーグの協奏曲(共演:モスクワ放送交響楽団)、J.S.バッハの作品をリリース。
出版:エッセイ集「魔法の指のひみつ」(ショパン)
京都市立芸術大学教授。

収録曲   

  • 01. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
  • 02. 即興曲集Op.90 D.899
  • 03. 楽興の時Op.94 D.780(エクストラ・トラック)

ユーザーレビュー

総合評価

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神戸新聞松方ホールの音響を活かし、ちょう...

投稿日:2009/08/31 (月)

神戸新聞松方ホールの音響を活かし、ちょうど一階席後方で聴いているような間接音重視パターンである。目の前に原寸大のステージとコンサートグランドが現れる生なましさだが、再生装置もそれなりでないとこの録音の良さは分らないかもしれない。あまりにナチュラルなので、オーディオ的な快感には不足するが、自宅でコンサート体験できるという贅沢にはたっぷり浸れる。神谷の演奏はオーソドックスかつ慎ましやかなもので、曲に相応しいと感じた。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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完璧な演奏で、透明感のある音に加え聞き手...

投稿日:2009/02/14 (土)

完璧な演奏で、透明感のある音に加え聞き手に語りかける音楽です。人柄をも感じ取れる素晴らしい演奏でした。

marippe さん | 大阪府 | 不明

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