CD

『ニーベルングの指環』全曲 朝比奈&新日本フィル、池田直樹、辻宥子、他(1984−87 ステレオ)(12CD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9375
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤

商品説明

『ニーベルングの指環』全曲(12CD)
朝比奈&新日本フィル

ワーグナー演奏史に輝ける金字塔
オール日本人キャストによる初の『指環』、DSDリマスタリングで甦る

1984−87年に朝比奈隆と新日本フィルを中心に演奏されたワーグナーの『ニーベルングの指環』。数ある朝比奈の録音のなかでも伝説となっていたこの名演が、最新DSDリマスタリングにより12枚組のCDとして甦ります。
 この演奏はフォンテックがライヴ収録し、1988年のリテイクを経て、同年山野楽器創立100周年の記念CDとして同社より発売されました。そして朝比奈生誕100年を記念して、フォンテックからリマスタリング盤の再登場です。
 朝比奈は生前<『指環』は生涯の思い出です>と語っていました。しかし、巨匠の追憶のみならず、日本人演奏家による初の「指環ツィクルス」であり、しかも『神々の黄昏』は、演奏会形式ながら日本初演だったのです。
 それから20年。ベルリン・ドイツ・オペラ、新国立劇場による<トーキョー・リング>、ベルリン国立歌劇場、飯守/シティ・フィルによるセミ・ステージ公演が続き、日本の聴衆にとって『指環』をとりまく環境は変化してきました。
 この現在の視点で朝比奈の『指環』をもう一度聴いてみる・・・書かれたすべての音符を忠実に演奏し、ひたすら音楽の力を信じるという朝比奈の流儀は、『指環』という栄華盛衰から崩壊への物語を大河小説の如き雄渾な筆致で描き、『音』のみによるワーグナーの存在意義を明らかにします。
 朝比奈芸術の頂点をこの価格でお届けする、生誕100年記念のピークです。
 この商品には歌詞対訳を掲載していません。紙ジャケット、紙ケース仕様のパッケージ。(フォンテック)

ワーグナー:序夜と3日間の舞台祭典劇『ニーベルングの指環』全曲
・楽劇『ラインの黄金』(1984年6月11日)
・楽劇『ワルキューレ』(1985年10月12日)
・楽劇『ジークフリート』(1986年4月19日)
・楽劇『神々の黄昏』(1987年10月3日)
 西明美
 辻宥子
 豊田喜代美
 大野徹也
 池田直樹
 多田羅迪夫
 高橋啓三
 勝部太、他
 晋友会合唱団
 新日本フィルハーモニー交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 録音場所:東京文化会館(ライヴ)
 DSDリマスタリング

内容詳細

84年から87年にかけて新日フィルの定期で行なわれた日本人の演奏家だけによる「ニーベルングの指環」全曲コンサートのライヴである。圧倒的なスケールを保ちながらも複雑な楽譜を客観的に把握する朝比奈の解釈は重厚かつ精緻である。二期会のベストを揃えた歌手陣の頑張りにも敬意を表したい。管弦楽の奥から凛とした声を響かせる釜洞祐子の瑞々しい声が一際印象に残る。全四夜を通して文化会館の聴衆を忘我の境に浸らせた熱き血潮たぎる演奏。12枚のCDに記録された朝比奈隆の至芸は我々の胸を打ち続けるだろう。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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朝比奈のワーグナーを漸く初めて聴いたがこ...

投稿日:2012/02/04 (土)

朝比奈のワーグナーを漸く初めて聴いたがこれは感動的でした。発売当初から欲しかったのですが、何しろ高額で後回しになっていました。とにかく当時の新日本POをもってこれだけの濃い表情を表現できたとは驚きです。まさにドイツ以上にドイツ的な響き。しかもカイルベルトなどより柔軟なテンポをとり、変幻自在の風もあります。歌手も予想以上に大健闘で、絶叫調で出来不出来は多少あるものの、ワーグナーのドラマを十分楽しませていただきます。もっとも、欧米の一流どころと技術面で比較してはオケも歌も苦しいところですが、完成度よりライブの高揚感を求めるワーグナー・ファンにはお薦めできます。

プロトン さん | 群馬県 | 不明

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一般に「指環」は歌手中心に聴かれ過ぎてい...

投稿日:2009/01/09 (金)

一般に「指環」は歌手中心に聴かれ過ぎているように思います。是は特殊な作品であり、指揮者が音楽を先導す可きと考えます。故にオケは伴奏ではありません。朝比奈盤を聴くと、ワーグナーがどんなに凄い音楽を書いたかが良く判ります。この作品の巨大な風貌が描き出されていると申せましょう。声楽陣も持てる力の範囲で最善を尽くしており、録音も良いと思います。「レコ芸」1月号で今更乍らに称賛されているのが面妖です。

森の笹焼 さん | ワルハラ城 | 不明

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12枚を一気に聴いたが、オケは滔々と鳴り響...

投稿日:2008/08/08 (金)

12枚を一気に聴いたが、オケは滔々と鳴り響き今まで気がつかなかった楽器の音も聴こえてきた。しかし歌手の声は進むにつれオケにかき消されるように不明瞭に聴こえてきた。《自己犠牲》では殆ど聴こえず楽しみ半減。ヴォータンの池田さん、ハンス・ホッターに師事していたそうで、声から歌い方まで似ています。歌手陣のなかで文句無しの金メダルです。≪黄昏≫にはグンター役で出ていて欲しかった。

第4のノルン さん | 岩山 | 不明

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