CD 輸入盤

交響曲全集 ハンドリー(指揮)BBCフィルハーモニック

バックス(1883-1953)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHAN10122
組み枚数
:
5
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

シャンドス、バックス交響曲全集を再録音!
作曲者没後50周年=アニヴァーサリー・イヤーの偉業!

すでにBBCのプログラムでオンエア、さらに海外サイトにそのレコーディング・レポートがアップされたことも手伝って、イギリス音楽ファンの間で話題騒然となっている新録音。
 言うまでもなく、ChandosはCD初期の時代から、バックスの録音にひとかたならぬ精力を注ぎ込んできたレーベル。交響曲全集も故ブライデン・トムソンを起用して80年代後半に完成していました。
 しかし、今年は作曲者没後50周年、となればバックスに世界的な注目を惹き付けることに専心していたChandosが、さらなる決定盤全集を送り出すのはむしろ自然な成り行きともいえるでしょう。
 もう一人の「バックス・スペシャリスト」ヴァーノン・ハンドリーが指揮台に立ち、お馴染みBBCフィルハーモニックが奏でる、新たな時代のバックス全集が一挙に収録されることになりました。
 交響曲だけでなく、バックスの管弦楽による代表作として語られる機会の多い《ティンタジェル》、世界初録音となる《ローグの喜劇序曲》もカップリング予定に組み込まれています。
 録音セッションそのものはBBCとの共同制作により、2002年1月、第3番でスタート。以降快調に収録が進み、5番&7番&序曲が今年8月に完了。1番にいたってはつい先頃(9月5日)収録が完了したばかり。それらの音源はバックスの命日(10月3日)に時期を合わせたBBCラジオ3の特別プログラムで、数日に分けてオンエアがなされました。
 第4番の放送をブロードバンド・ラジオで聴取した音楽ライター山尾敦史氏は「通常、音が埋もれがちなオルガンから、バス・クラリネットのヴィヴラートさえ聞こえるほどクリアな録音に、70年代からバックスの録音に手を染めていたハンドリーならではの解釈が加わった『壮大なる名演』でした。」という談話を寄せてくれています。
 後期ロマン派、印象派、ケルト、アイルランド、といった要素が渾然一体となったバックスの交響作品は、ブルックナー、マーラー、シベリウス、エルガー、スタンフォード、ヴォーン・ウィリアムズ、ショスタコーヴィチといった偉大なシンフォニストたちの系譜に互してひけをとるものではありません。名匠ハンドリーの、これまでになく明晰、かつ雄大な演奏がそのことを端的に示してくれることでしょう。(TMP)


【収録情報】
アーノルド・バックス:交響曲全集
CD-1
・交響曲第1番
・交響曲第3番

CD-2
・交響曲第2番
・交響曲第4番

CD-3
・交響曲第5番
・交響曲第6番

CD-4
・交響曲第7番
・ローグの喜劇序曲(世界初録音)
・交響詩《ティンタジェル》

CD-5(特典盤)
ヴァーノン・ハンドリー・インタビュー

ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、BBCフィルハーモニック

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Handley, Vernon - Sinfonie Nr. 1 Es-dur (fuer John
  • 02. 1. Allegro Moderato E Feroce - Moderato Espressivo
  • 03. 2. Lento Solenne
  • 04. 3. Allegro Maestoso - Allegro Vivace Ma Non Troppo
  • 05. Handley, Vernon - Sinfonie Nr. 3 (fuer Sir Henry J
  • 06. 1. Lento Moderato - Allegro Moderato - Allegro Fer
  • 07. 2. Lento
  • 08. 3. Moderato - Piu Mosso - Tempo 1 - Epilogue: Poco

ディスク   2

  • 01. Handley, Vernon - Sinfonie Nr. 2 E-moll Und C-dur
  • 02. 1. Molto Moderato - Allegro Moderato - Molto Larga
  • 03. 2. Andante - Piu Mosso - Poco Largamente - Tempo 1
  • 04. 3. Poco Largamente - Allegro Feroce - Meno Mosso -
  • 05. Handley, Vernon - Sinfonie Nr. 4 (fuer Paul Corder
  • 06. 1. Allegro Moderato
  • 07. 2. Lento Moderato - Piu Mosso (allegro Moderato) -
  • 08. 3. Allegro - Allegro Scherzando - Tempo Di Maria T

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総合評価

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アーノルド・バックスは20世紀初頭の英国国...

投稿日:2021/07/08 (木)

アーノルド・バックスは20世紀初頭の英国国民主義音楽の潮流にあってアイルランド民謡を研究、それにもとづく作品を多数残した。ドイツ・オーストリア圏のロマン派音楽の地盤の上に、同時代の潮流であった印象派などの現代的要素をくわえることで、北欧風に近い独自の作風を確立した。同時代の英国作曲家と比較すると、バックスの作風はこれらの交響曲群にみられるようにやや複雑で晦渋な雰囲気を持っていたが、「ファンドの庭」「ティンタジェル」などの極めて美麗な交響詩を書くことで、世界的な名声も得た。ヴァーノン・ハンドリーはイギリス音楽のスペシャリスト。この全集は2004年グラモフォン賞のオーケストラ部門でぶっちぎりの1位を獲得したもの。交響曲第1番 はマーラーにケルト的抒情を加味したような作品。打楽器の効果的な使い方が目を引く。ドラマティックでスケールの大きな交響曲。 交響曲第2番はバックス自身が「抑制された破局的なムードを持つ」と語った憂いを帯びた作品。 交響曲第3番は彼の恋愛体験が反映されたと思われる。穏やかで神秘的。作品的には一番人気がある。 交響曲第4番はスクリャービンや民族風の要素をもち、バックスらしい重厚なロマンに彩られた作品。 交響曲第5番はシベリウスの影響が強い、渋くてクールな作品。ただ第2楽章はスケールの大きさを感じさせてくれる。交響曲第6番はバックスの最高傑作とされる。勇壮で、重厚。華麗で緻密なオーケストレーションが彼の充実した楽想を思う存分響かせる。交響曲第7番は彼が最後に残した交響曲。やや難解。複雑な構成と、高度な技術で作られている。アメリカ国民に献呈された。ハンドリーは、繊細で、ときに霧が立ち込めるような雰囲気を演出しながら、時に勇壮な響きを交えて、相応のスケール感によりこれらの作品を描いている。交響詩「ティンタジェル」が併録されているところも、アイテムとしての価値を高めている。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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レビューでおっしゃられている通り、マイク...

投稿日:2011/01/11 (火)

レビューでおっしゃられている通り、マイクが遠くて音がはっきりしないのが残念。でもナクソスよりこっちの演奏のほうが個人的にはいいかな。

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

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初めのうちは夢中になって聴いていましたが...

投稿日:2010/07/11 (日)

初めのうちは夢中になって聴いていましたが、マイクが遠くてボリューム・レベルが低めで、全体に薄いもやがかかったような録音のため、飽きが来て売却してしまいました。高性能の装置で再生すれば問題ないのかもしれませんが、普通のラジカセを使う私としてはいただけませんでした。弦の弱奏のトレモロや、低弦など内声部の弱さには特に不満が残る内容でした。レビューが少ないのも何だかわかる気がします。良かったのは交響曲第4番と第7番くらい。第2番は、第1楽章がナクソス(ロイド=ジョーンズ指揮)盤、第3楽章がリリタ(フレッドマン指揮)盤に完敗。第5番もリリタ(レッパード指揮)盤、第6番もナクソス盤に完敗です。「ティンタジェル」も他の盤と聴き比べたわけではないもののいまひとつで、ローグの喜劇序曲も同じ指揮者によるリリタ盤のほうが聴きごたえがありました。

のろま さん | 東京都 | 不明

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