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ラトル&バーミンガム
マーラーが友人に宛てた手紙の中で「これは私が今までに作曲した作品中で最も偉大なものです。これ以前の交響作品は、すべてこの交響曲のための前奏曲に過ぎません。」と書いたのが第8番、通称《千人の交響曲》。5管編成の大管弦楽、8人の独唱者、2組の混声合唱団、少年合唱団という空前の規模を要し、しかも精霊の降臨を讃えた第1部、ゲーテの『ファウスト』終景を通じてキリスト教的世界観を称揚する第2部という異色の構成など、その編成と内容は壮大な交響的カンタータともいうべきもの。
ラトルは2002年のプロムスでナショナル・ユース管を指揮して初めてこの曲に取り組み、大絶賛を博しましたが、今回の録音は彼が手塩にかけて育てあげたバーミンガム市響(CBSO)との2004年のライヴ録音。
このとてつもなく巨大な編成を持った交響曲の演奏に当たり、ラトルはその音楽的意図を実現させるには、互いを知り尽くしたオーケストラと合唱団、そして優れた音響のバーミンガム・シンフォニーホールが最適と考えたようです。実際、ここに聞くCBSOはラトルの生彩あふれるダイナミックな指揮に対し、見事な集中力で反応、冴えた響きで応えます。
また、ウィーン・フィルとの《第九》録音で起用され、自在な演奏が話題となったバーミンガム市響合唱団をはじめとする合唱は、声の扱いが巧みなラトルに導かれ今回も多彩な表現を聞かせます。第2部の大詰め、テノールのジョン・ヴィラーズによる感動に満ちた美しいファウスト博士の歌声に導かれた「神秘の合唱」が次第に高揚し、オルガンとブラスの別動隊も加わったフル・オーケストラの壮麗なサウンドがクライマックスを築くとき、誰もが《千人》を聴く喜びを実感することでしょう。
・マーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』
クリスティン・ブリュワー(ソプラノ)
ゾイレ・イソコスキ(ソプラノ)
ユリアネ・バンゼ(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(アルト)
ジェーン・ヘンシェル(アルト)
ジョン・ヴィラーズ(テナー)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
ジョン・レリア(バス)
バーミンガム市ユース合唱団
バーミンガム市交響合唱団
ロンドン交響合唱団
トロント児童合唱団
バーミンガム市交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
2004年6月、バーミンガム、シンフォニー・ホールにおけるライヴ録音(デジタル)
内容詳細
曲目リスト
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1交響曲 第8番 変ホ長調 「千人の交響曲」_第1部 : 来たれ、創造の主、聖霊よ: : 来たれ、創造の主、聖霊よ
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2いと高きにある慈悲で満たさせ給え
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3我らの肉体の弱さに
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4テンポ @ (アレグロ、少し速く)
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5我らの肉体の弱さに
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6その光をもって我らの五感を高め
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7守り神と呼ばれる聖霊
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8父なる主に栄光あれ
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9交響曲 第8番 変ホ長調 「千人の交響曲」_第2部 : ゲーテの ≪ファウスト≫ からの最終場面: : ポコ・アダージョ
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10ピウ・モッソ (アレグロ・モデラート)
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11森は揺らいでなびき
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12永遠の法悦の炎
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13私の足もとで断崖絶壁が
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14霊界の気高い一員が
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15地上の残り滓を運ぶのは
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16岩の頂のまわりを霧のように
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17世を支配する最高の女王よ
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18触れることのできぬあなたにも
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19その愛にかけてお願い申し上げます
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20たぐいない御方、光り輝く御方
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21もはや私たちよりも大きくなられた
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22来たれ、もっと高い天へと昇れ!
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23すべて懺悔の気のある情深い人々よ
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24はかなきものはすべて
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25はかなきものはすべて
商品ユーザーレビュー
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カメトミー | 茨城県 守谷市 | 不明 | 2006年08月14日
颯爽としたテンポで歌う、若々しいエネルギーと熱気に満ちたマーラーの8番である。この曲の持つ宗教的な崇高さにはやや物足りない感じもするが、反面、精緻なまでのスコアーの読み込みと活気溢れたリズム感から生み出される独特の高揚感には、聴いていて思わす熱いものがこみ上げてくる。 こうした解釈も十分゛あり゛だろう。 録音も極めて優秀である。総合的に見て、ショルティ盤、ケント・ナガノ盤と並んで、マーラー8番の最も優れたCDの一つと思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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trigger | 東京都 | 不明 | 2006年02月08日
「栄光の聖母」が現れるシーンで、私は鳥肌が立つような感動を覚えた。確かに寸詰まりの録音のような気もするし、ソリストにもまったく疑問を感じないわけではない。それでもなお、充実した勢いと神秘的なものの断片を思わせる演奏だと思うのだ。快速のテンポも、何を物語るためのテンポなのか(チェリビダッケはテンポとスピードを区別している)考えれば、不自然とは思えない。Ewig...という響きに、ただただ呆然。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Blicket auf | 千葉 | 不明 | 2006年01月03日
勢いのある演奏。曲のほとばしるような熱が前面に押し出た強奏、豊かに歌わせている緩徐部分。音楽の喜びに溢れたさわやかなマーラー。あくまで明るい。若い!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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