ウィーン・フィルの名コンマス、オドノポゾフ集成
「リカルド・オドノポゾフ Vol.1」(6CD)
リカルド・オドノポゾフ(1914〜2004)はロシア人の両親のもとアルゼンチンで生まれ、同地でアウアー門下のアーロン・クラッセに師事。1927年にベルリン高等音楽院に入学し、ルドルフ・デマンとカール・フレッシュに学んでいます。つまり、ロシア派、ドイツ派、フランコ=ベルギー派のヴァイオリン奏法が、彼の中で統合されている、といえるのです。
1932年にウィーン国際音楽コンクールに優勝。1934年から1938年までウィーン・フィルのコンサートマスター。コンサートマスター時代の録音にワインガルトナーとのベートーヴェン:トリプル・コンチェルトがあります(当セットに収録)。
1937年にはブリュッセルで開催された第1回イザイ・コンクール(現エリザベート王妃国際コンクール)に参加。大本命と言われたダヴィド・オイストラフをおびやかす第2位に入賞。第2次大戦中はアメリカに渡り、1944年にカーネギーホール・デビュー。
1956年からウィーンに戻り、ウィーン音楽大学の教授として後進の指導にあたりながら、演奏活動を続けました。1963年に初来日。
「コンサートホール社は1950〜60年代に数多くのLPを制作メールオーダーの会社で、ヴァイオリン・レパートリーの多くはオドノポゾフに割り当てられた。一般発売されなかったため広くは注目されなかったが、その演奏はゆとりあるテクニックを背景としたオーソドックスな正攻法。音色はうつくしく冴え、解釈は新奇に走らぬヨーロッパの伝統を感じさせるもので、心ある愛好家の中で注目され、愛蔵されてきた。いままでポツポツと復刻盤が出ていたが、これだけまとめてCD化されるのは初めてなので、オドノポゾフの再評価を問う注目の一組と言えるだろう。(音楽評論家、芳岡正樹)」(キングインターナショナル)
CD-1:
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
カール・バンベルガー(指揮)フランクフルト・オペラ管/1954年頃
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
ワルター・ゲール(指揮)オランダ・フィル/1953年頃
・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタト短調
レオニード・ハンブロ(p)/1952年頃
・パガニーニ/コハンスキ編:ラ・カンパネッラ
ワレンティン・パヴロフスキー(p)/1945年頃
CD-2:
・サラサーテ:ハバネラ Op.21-2
グリゴリー・アッシュマン(p)/1947年
・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)ジュネーヴ放送交響楽団/1954年頃
・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7
パウル・ヒュぺルツ(指揮)ユトレヒト交響楽団/1950年頃
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)ジュネーヴ放送交響楽団/1955年頃
・サラサーテ:マラゲーニャ Op.21-1
グリゴリー・アッシュマン(p)/1947年
・ノヴァーチェク:常動曲 Op.5-4
オットー・ヘルツ(p)/1946年
CD-3:
・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)ジュネーヴ放送交響楽団/1955年頃
・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
ワルター・ゲール(指揮)パリ交響楽協会管弦楽団/1953年頃
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
ワルター・ゲール(指揮)パリ交響楽協会管弦楽団/1953年頃
・サン=サーンス:ハバネラ Op.83
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)ジュネーヴ放送交響楽団/1955年頃
・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 /1951年頃
・プロコフィエフ/D.J.グリュネス編:ピーターと狼〜主題とプロセッショナル
ワレンティン・パヴロフスキー(p)/1945年
CD-4:
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)ジュネーヴ放送交響楽団/1954年頃
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
ワルター・ゲール(指揮)オランダ・フィル/1952年頃
・ショーソン:詩曲 Op.25
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)ジュネーヴ放送交響楽団/1955年頃
・ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
オットー・ヘルツ(p)/1946年
CD-5:
・ヴィターリ:シャコンヌト短調
ハインツ・ウェールレ(org)/1950年頃
・バッハ:シャコンヌ1952年頃
・バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
ワルター・ゲール(指揮)オランダ・フィル/1952年頃
・ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56
シュテファン・アウバー(vc)アンへリカ・モラレス(p)
フェリックス・ワインガルトナー(指揮)ウィーン・フィル/1937年10月
CD-6:
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタイ長調RV.31
レオ・ロスタル(vc)べンジャミン・オレン(cemb)
ハインツ・ウェールレ(org)/1950年頃
・ラロ:スペイン交響曲 Op.21
ワルター・ゲール(指揮)ユトレヒト交響楽団/1951年頃
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
ハインリヒ・ホルライザー(指揮)チューリヒ放送交響楽団/1957年頃
・ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
レオニード・ハンブロ(p)/1952年頃
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタヘ短調RV.21
レオ・ロスタル(vc)べンジャミン・オレン(cemb)
ハインツ・ウェールレ(org)/1950年頃