ストラヴィンスキー(1882-1971)

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CD 輸入盤

ストラヴィンスキー:春の祭典、スクリャービン:交響曲第4番『法悦の詩』 ゲルギエフ&キーロフ劇場管

ストラヴィンスキー(1882-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4680352
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ラストの溜めは、おそらく史上最長!
野性味溢れるゲルギエフの「春の祭典」

凝ったオーケストレイションを抑制を効かせて鳴らすことで、作品の狂気を表現していくブーレーズなどの演奏が美徳とされてきた「春の祭典」。ここで聴かせてくれるゲルギエフの演奏はそのような作品の特性を大切にしながらも、随所でオケをパワフルに鳴らしきることで、この作品を"フランス的"な味わいから野性味溢れる"ロシア音楽"に引き戻すことに成功しています。

特に低弦の迫力は尋常でなく、「春のきざし」(トラック2)での地響きのような支えや「春の踊り」(4)での深く唸るような響きには圧倒されるところ。また管楽器を中心とした、ソロやアンサンブルについては逆に抑制の効いた表情が楽しめ、冒頭のファゴットの艶かしさ、「祖先の儀式」(13)のトランペットの極微妙なレガートなど、小技にも注目したいところです。
また、男女の営みを表現したと言われる「法悦の詩」も、激しい仕上がりです。

収録曲   

  • 01. Part I: The Adoration of the Earth: Introduction
  • 02. Part I: The Adoration of the Earth: Harbingers of Spring (Dances of the Adolescents)
  • 03. Part I: The Adoration of the Earth: Ritual of Abduction
  • 04. Part I: The Adoration of the Earth: Spring Rounds
  • 05. Part I: The Adoration of the Earth: Games of the Rival Tribes
  • 06. Part I: The Adoration of the Earth: Procession of the Wise Elder
  • 07. Part I: The Adoration of the Earth: Wise Elder
  • 08. Part I: The Adoration of the Earth: Dance of the Earth)
  • 09. Part II: The Sacrifice: Introduction (Pagan Night)
  • 10. Part II: The Sacrifice: Mystic Circles of the Young Girls
  • 11. Part II: The Sacrifice: Glorification of the Chosen One
  • 12. Part II: The Sacrifice: Summoning of the Ancients
  • 13. Part II: The Sacrifice: Ritual of the Ancients
  • 14. Part II: The Sacrifice: Sacrificial Dance (Chosen One)

総合評価

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人間の耳というのも不思議なもので、このゲ...

投稿日:2018/10/20 (土)

人間の耳というのも不思議なもので、このゲルギエフの演奏を以前は野暮ったい泥臭いと思っていたが、録音の良さも手伝って再評価し原始的な風合いのこれはこれで良いと思えてきた。

abbadondon さん | 栃木県 | 不明

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なるほどブーレーズ旧盤のコンセプト(特に...

投稿日:2014/07/16 (水)

なるほどブーレーズ旧盤のコンセプト(特に拍節面での分析的解釈)をカラヤンで(徹底的に流麗な美音で)やってみました、ということか! これは新しい…ってむしろ無茶ぶりだろ!おいっ!

zap さん | 東京都 | 不明

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今やその風貌と共にロシア風土を象徴?する...

投稿日:2013/04/04 (木)

今やその風貌と共にロシア風土を象徴?する存在演奏者となったゲルギエフが46歳の1999年に手兵キーロフ劇場Oを振ってのストラヴィンスキー「春の祭典」(タイム15’36+19’08)は予想・期待を違えず先ずその色彩感とリズムの切れでロシアの原始宗教あるいはアニミズムに沿った野趣と官能の世界をドラマチックに展開しています。手掴みでの感想になりますが、第一部から前述のロシア風土色・・・この曲にマッチ?して低音弦はじめ土臭く表情濃く運び〆付近でのテンポの緩急自在さは凄いですね。第二部に入って更に彼の手腕が発揮され普通の演奏では聞えない音色がヒョイと表に出て聴く側の意表を突きましたしそれはティンパニーの扱い方でも同様でクライマックスでは若干時間をかけて溜めも駆使して充分にその乙女生贄儀式の原始世界を見せつけてくれます。まぁ、正直暑苦しい類いに属する演奏ではあり好みとはずれますが最高ランクとしておきましょう。併録の同年録音であるスクリャービンの交響曲「法悦の詩」(実際は単一楽章の交響詩で演奏タイム20’26)の方も官能と信仰の境地を圧倒的なサウンドで業火のエクスタシーへと昇華してくれます。先の「春の祭典」の興奮を持ち込んでいる様なややオーケストラの粗さが気になったりはしましたがこの曲の代表的な演奏となるでしょう。2015年からマゼール後任でミュンヘンPOの指揮者を勤めますがレパートリーの充実化に向うのでしょうか・・・この野心家は・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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