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Sym, 7, : Yablonsky / Russian Po

Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

User Review :3.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
8557256
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD

Product Description

サラウンド録音による高品位サウンド・シリーズの開始を記念して、ナクソスはショスタコーヴィチの交響曲全集を再録音中です。第一弾は、スペクタクルな音響効果満載の「レニングラード」交響曲です。レニングラードを包囲するドイツ軍の残忍なマーチから、この戦慄をもたらす圧倒的な第一楽章が生まれましたが、この楽章には作品全体を制圧してしまう危険性があります。たいていの演奏では、第二楽章に移る以前に、この楽章で燃え尽きてしまいます。ヤブロンスキーは賢明にも、力強い第三楽章や激昂する終楽章を考慮して十分余裕を持たせています。こう配慮することで、とてもバランス配分の良い、ありふれた録音とは一味違う演奏となっています。ロシア・フィルは膨大な総譜にひたすら集中し、金管楽器と弦楽器が血の通った音色を響かせ、この交響曲の輝かしい勝利の終結部まで間然する所無く進行します。素朴な音調の木管楽器は、特定の場面に相応しい色合いを付加しています。
「私は第7交響曲を、ファシズムに対する奮戦、外敵を一掃した上での来るべき勝利、わが故郷の街レニングラードに捧げます」
 近代に書かれた交響曲の中では、ショスタコーヴィチのレニングラード交響曲ほど音楽を超えた次元で賞賛されている作品はほとんどありません。最初の三楽章は、ショスタコーヴィチが家族と共に1941年10月にモスクワに避難するまでの間、かのレニングラード包囲戦が始まってから数ヶ月の間に作曲されたものです。
 この作品は、直ちにヒトラーの圧制に反対する世界的なシンボルとなりましたが、今日では、この交響曲を触発したのは、1941年6月のナチス・ドイツによるソ連侵攻の野蛮さばかりでなく、1930年代のスターリンの残虐性にも由来しているのでないかと見なされています。しかし、創作に隠された動機が何であれ、並外れて壮大なレニングラード交響曲は、圧倒的な闘争と困窮の時代におけるヒロイズムと人間の苦難の証言として聳え立つ存在です。

ドミトリ・ヤブロンスキー(1962―)
1962年に、有名なピアニストであるオクサナ・ヤブロンスカヤとモスクワ・ラジオ・テレビ管弦楽団の首席オーボエ奏者であった父の間に生まれ、早くからチェロの天分が認められました。1977年には母と共に米国に移住し、ジュリアード音楽院、カーティス音楽院、イェール大学で学びます。チェリストとして、スカラ座、コンセルトヘボウ、モスクワ音楽院大ホール、サンクト・ペテルスブルク・フィルハーモニー、NYリンカーンセンターやカーネギーホールで演奏会を開いたことがあります。1990年には、ローマ聖チチーリア管を振って指揮者としてもデビューし、1999年にはモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団とモスクワ交響楽団の首席客演指揮者に任命され、2002年にはロシア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者となりました。ナクソスとマルコポーロ・レーベルに、かなりの枚数に上るチェロ独奏と指揮のCDを録音しています。

ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団はロシアの豊饒な音楽伝統に深く根ざしています。モスクワ放送交響楽団、ロシア国立管弦楽団、ロシア国立交響楽団といったロシアの最高レベルの有名オーケストラから選抜されたメンバーを擁し、演奏する音楽の特質は、印象深くて傑出したものです。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団同様に、ロシア・フィルは本来録音用スタジオ・アンサンブルとして創設され、しだいに実演でも高い評価を受けるようになりました。世界中の有名レコード会社のための定期的なレコーディングに加えて、ロシア・フィルはトルコ、オーストリア、ドイツ、中国、台湾、フィンランド他の外国にも演奏ツアーをしました。2003年にはドミトリ・ヤブロンスキーを音楽顧問に迎えています。(ヤブロンスキーは2002年に同フィルの首席指揮者に就任済み)


・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 [75:18]
 第1楽章:Allegretto-Moderato [25:43]
 第2楽章:Moderato (pocp allegretto) [11:27]
 第3楽章:Adagio_Largo-...-Moderato risoluto [18:11]
 第4楽章:Allegro non troppo-Moderato [19:57]

 ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
 ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)

 録音時期:2003年2月
 録音場所:モスクワ国立放送局第5スタジオ  録音方式:デジタル(セッション)
 プロデューサー:リュボフ・ドロニナ、
 エンジニア:アレクサンデル・カラセフ、
 エディター:パーヴェル・ラヴレネンコフ
 高品位音楽編集ソフト「マージング・テクノロジー・ピラミックス」システム使用

Customer Reviews

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これまでの実績をまるで知らないこのコンビ...

投稿日:2010/06/05 (土)

これまでの実績をまるで知らないこのコンビ。どんな成果があるかしらと興味深く聞きました。全体的印象は特徴薄で、特別個性的なところはありません。ショスタコーヴィチにしては平易な書法のこの曲、それ故に中身をぎっちり詰めないと、物足りないこと夥しいのであります。仕上がりも不十分で、オーケストラにはまだまだ磨き上げるべきところがあります。やや音量を上げて聞くと、それなりに迫力を楽しめますが、取りえはそれくらいかなあ〜。ま、値段も安いし、この曲を聴いてみたいという初心者向けにお薦めしましょうか。でもほぼ同じ値段で、重量級のハイティンク盤も聞けるしね、ちょっと分が悪いなあ。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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