CD

Mravinsky / Leningrad.po Shostakovich: Sym.8, Mozart: Sym.33, Etc(1961.2.12)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
DLCA7003
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 in モスクワ音楽院大ホール

ロシア・ナショナル・アーカイヴ(ゴステレラディオフォンド)の幻の音源から1961年のムラヴィンスキーコンサートプログラムを完全再現! 初出多数他、アンコールも収録


平林直哉  
「ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 について」

今回のシリーズは、まず何よりもひと晩の演奏会をそのまま全部聴けるというところがファンにはありがたい。そして、その内容も恐るべきものである。ムラヴィンスキーはかつて「音楽は神のために演奏するものである」と語っていた。ムラヴィンスキーにとって、想像を絶する、あの厳しいリハーサルを経て本番を迎える時、聴衆の存在は演奏の本質とは無関係だったようだ。しかし、ムラヴィンスキーとて人の子である。聴衆を前にして気持ちが高ぶらないはずはない。この一連のライヴでは、そのあり余る情熱の炎が、極限まで鍛えた細部をわずかながら犠牲にしながら突き進むという、きわめてスリリングな仕上がりなのである。たとえば、2月11日のグリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲は過去最速の演奏だと思われるが、あのテンポで進みながらも、コーダではいっそう加速しているのである。チャイコフスキーの交響曲第5番、第6番「悲愴」の狂気のような進軍も唖然とするばかりだ。ショスタコーヴィチの交響曲第8番は、あまりの凄さに、それを適切に表現する言葉が見つからない。べートーヴェンの交響曲第3番「英雄」も、かつて1968年のライヴが初めて出た時、心の底から驚き、これ以上切りつめられた演奏はあり得ないと思っていたが、今回のライヴはそれをも超えてしまった。これらは、まさに戦慄の記録である。(音楽評論家)



ムラヴィンスキー・コンプリート・ライヴ 1961 Feb.12

DLCA-7003 モノラル 2CD

■モーツァルト:交響曲 第33番:21:40
■ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番:58:49
■グリンカ:ルスランとリュドミラ 序曲:4:57
Total85:26

演奏 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮 エフゲニー・ムラヴィンスキー

収録:1961年2月12日
収録場所 モスクワ音楽院大ホール

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ムラヴィンスキーの第8は永劫まで残るべき...

投稿日:2007/03/25 (日)

ムラヴィンスキーの第8は永劫まで残るべきと思われる録音は3種あるが、これはその中の一つであり、さらにその中でも最も完璧な演奏。深遠で完成された82年盤、過激冷徹非情で暗い76年SCORA盤と比較し何よりも強奏部のボリュームと充足感が圧倒的だからである。60年BBC盤と比較し何とその演奏が深化し租借されていることか。ある意味コンドラシンの強烈さに通じるものもあるが、剛速球一辺倒の彼とはまた表現の次元が異なり、独特のニュアンスが素晴らしい。演奏は絶対的だが録音が不鮮明なモノラルであることが悔やまれる。

タコ8 さん | 金沢市 | 不明

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