NHK『白洲次郎』
Thursday, May 7th 2009
激動の昭和史を駆け抜けた一人の「侍」がいた・・・
白洲次郎・伝説の生涯を初ドラマ化!!
英国仕込みの紳士道をプリンシプルと呼び、日本で初めてジーンズを履き、近年「日本一カッコいい男」と呼ばれ、注目を浴びている真のリベラリスト白洲次郎。昭和史の鍵を握る人物でありながら、その生涯は歴史の闇の中に埋もれていた彼の生涯を、白洲家のご協力の下、NHKがイギリスロケを含む壮大なスケールと知られざるエピソード満載で映像化!!
■超豪華アーティストらによるサウンドトラック
ドラマの出演者は白洲次郎役の伊勢谷友介(テレビドラマ初登場)、白洲正子役に中谷美紀、ほか
奥田瑛二、原田芳雄、原田美枝子などの豪華な顔ぶれ。
そんなドラマを飾るのが、フリー・インプロヴィゼーション、ジャズ、アヴァンギャルド、音響と、日本屈指の未来派音楽職人大友良英の音楽。参加ミュージシャンには、菊地成孔、ROVO(芳垣安洋)、鬼怒無月、浜田真理子、カヒミ カリィの錚々たるメンツで繰り広げられるドラマの世界観。壮大なオーケストラによるテーマ曲をはじめ、孤高とノスタルジー溢れる挿入歌やジャズ・アンサンブルからピアノ・サウンドまで、まさにアヴァンギャルドあり、旋律美ありの多彩なアーティストたちの才能が自由自在に伸縮するエモーショナルかつエネルギッシュなサウンドに仕上がっています。
【収録曲】
1. 白洲次郎 メインテーマ 1 大友良英オールスターズ feat. 菊地成孔
2. 疾走 白洲次郎プロジェクト・スペシャル・バンド
3. The Soldier フレッド・フリス
4. Jesus loves me, this I know ローレン・ニュートン +白洲次郎スペシャルオーケストラ
5. 次郎の流儀 1 サルガヴォ
6. 恭倹 サルガヴォ
7. 次郎の流儀 2 大友良英ジャズ・アンサンブル
8. 白洲次郎 メインテーマ 2 サルガヴォ
9. 疾風 大友良英オールスターズ
10. 戦場 白洲次郎プロジェクト・スペシャル・バンド
11. 白洲次郎 メインテーマ 3 大友良英オーケストラ feat. 佐々木史郎
12. 白洲正子のテーマ サルガヴォ
13. 武相荘のテーマ 大友良英オーケストラ
14. マッカーサー 白洲次郎プロジェクト・スペシャル・バンド
15. 正子と次郎 サルガヴォ
16. しゃれこうべと大砲 浜田真理子
17. 時代は動く 大友良英オールスターズ
18. バラード 大友良英ジャズ・アンサンブル feat. 菊地成孔
19. 青山二郎 サルガヴォ
20. からたちの花 カヒミ・カリィ/大友良英
21. 白洲次郎 メインテーマ4 大友良英オーケストラ feat. 江藤直子
【演奏】
大友良英オールスターズ
菊地成孔(tenor sax) 佐々木史郎(trumpet) 松本治(trombone) 高良久美子(marimba, vibraphone) 江藤直子(piano) Sachiko M(sinewaves) tokie(bass) saidrum (drum machine) 植村昌弘(drums)芳垣安洋(percussion)
白洲次郎プロジェクト・スペシャル・バンド
大友良英(guitar) 江藤直子(synthesizer, mellotron) Sachiko M(sinewaves) tokie(bass)
saidrum (drum machine) 植村昌弘(drums)
サルガヴォ
鬼怒無月(guitar) 喜多直毅(violin) 佐藤芳明(accordion) 鳥越啓介(bass) 林正樹 (piano)
大友良英ジャズ・アンサンブル
佐々木史郎(trumpet) 菊地成孔(tenor sax) 松本治(trombone) 高良久美子(marimba) 水谷浩章(bass)
芳垣安洋(drums)
大友良英ジャズアンサンブル
佐々木史郎(trumpet) 菊地成孔(tenor sax) 松本治(trombone) 大友良英(Guitar)高良久美子(marimba) 水谷浩章(bass) 芳垣安洋(drums)
大友良英オーケストラ
佐々木次彦 (conductor) 江藤直子(piano,harpsichord, string arrangement) 佐々木史郎(trumpet) YN Strings
大友良英による楽曲解説 --CDライナーノーツより
白洲次郎 メインテーマ 1
ドラマ全体の大きなテーマ曲で、第1話のエンディングテーマとして使われています。CDにも4つの異なるパターンが収められていますが、ほかにも小編成から大編成まで、いくつものパターンを録音しています。ここで大きくフィーチャーされているテナー・サックスの菊地成孔は、今や日本を代表するジャズ・ミュージシャン。実はわたしとは20年近く前からの悪友でもあり、同士でもありといった仲。この日も彼以外には誰も似合わない派手な毛皮のコートに身をつつみ登場。有無を言わせぬ豪快な演奏をして颯爽と帰っていきました。
疾走 /戦場
「疾走」は第1話のオープニングテーマ曲。演奏は白洲次郎スペシャル・バンド。このドラマの音楽を作るために結成。録音の数ヶ月前からリハーサルをしていました。オイリーボーイと呼ばれ、最新型のスポーツカーを飛ばす青年時代の白洲を今に表現するには、当時の音楽よりは、今現在のドライヴするビートだろうという思いからのバンド結成です。
このバンドのコンセプトはいたってシンプル。即興的にくりだされるドラムマシーンのビートと、生身の人間が演奏するドラムスやベースといった実際の楽器が正面から拮抗するなかで、機械だけでも人間だけでも実現しない疾走するビートを即興的に作り出すこと。このイメージは、もちろんオイリーボーイといわれ、数々の最新型スポーツカーを乗り回した青年時代の白洲次郎からきています。「疾走」はわずか3つのコードが12小節で循環するシンプルなモチーフだけで、「戦場」のほうも簡単なモチーフのみで延々即興演奏したものです。特にこの曲ではテープを沢山組み合わせて作られた70年代の鍵盤楽器メロトロンを再現したキーボードによるストリングスの音が独特の味わいを出してくれています。ほかにもこのバンドによる即興演奏はドラマのいたるところで使われています。
ソルジャー
白洲次郎のケンブリッジ時代を若木信吾の手によるスチール写真で表現するシーンに挿入される曲です。
このスチールのシーンの台本には、おなじケンブリッジの先輩にあたるルパート・ブルックの詩が添えられていました。そこで思いついたのが、オルタナティヴ音楽の先駆者、わたしが最も敬愛する音楽家のフレッド・フリスです。彼がケンブリッジ出身だったというのはあとで知ったことですが、なにより彼を選んだのは、イギリスの保守層を代表するような詩に、かつて英国左翼音楽の旗手であったフリスが、まったく別の角度から光を当ててくれることを願ったからです。フレッドにしては非常にめずらしいギター1本での弾き語り。しかも歌い上げるのではなく、あくまでも静かに淡々と美しく。おかげで、決してひとつの答えではわりきれない意味がこの詩から見えてきたように思います。
ジーザス・ラヴズ・ミー
第1話、白洲次郎の少年時代、神戸の教会のシーンで、この曲の関西弁ヴァージョンが歌われています。「イエスさん、なんでも知ったはる〜」と歌われる関西弁のこの曲、実は、生前白洲次郎が度々鼻歌として歌っていたのだそうです。白洲次郎はどんな音楽を聴いていたのか・・・ということについて、NHKのチームは相当調べてくれたのですが、結局は、この曲をよく口ずさんでいたという以外の情報は見つけられなかったようです。次郎さんは音楽にはさほど興味がなかったのかもしれません。原曲は賛美歌。今回この曲を歌ってくれているのは、即興音楽シーンのディーヴァ、スイス在住のアメリカ人ローレン・ニュートンです。日本人のご主人と、たまたま京都で休日を過ごしているところをつかまえて、無理をいって、一晩だけスタジオに来てもらい録音しました。彼女も子供の頃、教会でこの曲をよく歌っていたそうです。
オーケストラのほうは、スタジオにてアカペラで歌われたこの曲に、あとから入れました。江藤直子のアレンジと佐々木史郎のピッコロ・トランペットが光ります。
次郎の流儀 1 /恭倹 /白洲次郎 メインテーマ 2 /白洲正子のテーマ /正子と次郎 /青山二郎
この6曲は、古くからの友人鬼怒無月が率いるタンゴ・バンド「サルガヴォ」による演奏。彼等のプログレがかったエレクトリック・モダン・タンゴの演奏をはじめて聴いたときに、白洲正子や青山二郎のパートは彼らしかいない・・・と思い声をかけました。彼らの持ち味の疾走感を生かしつつ、白洲次郎スペシャル・バンドとの対比をつける意味でも、演奏はアコースティックに、かつ過剰なまでの陰影を引き出す方向で。今回のサントラは、あえて時代設定のわからない音楽で勝負していますが、唯一サルガヴォの音色が実際に白洲次郎たちの生きた時代の空気をかもし出しているのではと思っています。
次郎の流儀 2 /マッカーサー /バラード
サルガヴォにも演奏してもらった「次郎の流儀」をジャズの三管編成でやったのが7曲目。18曲目の「バラード」のほうは、第3話にでてくるであろう青山二郎たちのサークルを想定して作ったもの。演奏は、わたしのオーケストラ「ONJO」の新旧メンバー達を中心に、「マッカーサー」では白洲次郎スペシャル・バンドと合体して。「次郎の流儀」は、せっかちといわれた白洲次郎の仕事ぶりを意識してのテンポ指定。水谷浩章、芳垣安洋のリズムセクションが素晴らしくグルーヴしてくれます。
疾風 /時代は動く
これも同じく白洲次郎スペシャル・バンドとジャズ編成の合体ユニットによる演奏。今回は音楽を先行して録音することになりました。それは単にスケジュールの問題だけではなく、音響デザインの島津さんの個性的な音楽制作方法にも起因しています。
通常映画では映像に合わせて録音することが多いのですが、彼のやりかたは全然違っていて、まずは音楽家に映像をあまり意識せずに音楽を自由につくらせます。そんな中から生れた曲を慎重に厳選し映像につけていくのが彼のやりかたです。この方法だとわたしなどは、ついつい調子に乗って、沢山曲を録音してしまうことになります。もしかしてこんな曲もいるのでは…って具合に。
この2曲もこうして生れた曲で、実際には1話2話では使われていません。予告映像、あるいは少年時代の喧嘩のシーンや、連合国軍が入ってきて大きく時代が動く際のスピード感ある映像を想定してつくったわけです。
白洲次郎 メインテーマ 3 /白洲次郎 メインテーマ 4
テーマ曲をモチーフにしたオーケストラヴァージョン。テーマ3では佐々木史郎のフリューゲルホーンを、テーマ4では江藤直子のピアノをフィーチャーして。いずれのアレンジも江藤直子。ポップなユニット、ジュリエッタ・マシーンを率いる彼女は、これまでもわたしの映画やテレビサウンドトラックのほとんどに参加、ストリング・アレンジの多くをてがけてくれています。わたしのサントラにはなくてはならない存在。とりわけCD冒頭のメインテーマ1でのストリング・アレンジメントは何度聴いても秀逸です。
武相荘のテーマ
島津音響ディレクターの強い要望で、「武相荘」はバロック風に。実は、島津さんには何度もバロックはやめましょうよ・・・と提案したのです。なにしろ、わたしもアレンジの江藤も、バロック音楽についてはほとんど素人同然。そういうものをつくるスキルがそもそもないし、武相荘にバロックというアイディアそのものがうまくいくのかどうかわからなかった。それでも頑固さではNHK随一を誇る島津さん、バロック一点張りで、がんとして動きません。それなら、いっそのこと、つくってみて、いかに駄目かをわからせれば、彼もつかわないだろう・・・くらいに思って、「白洲次郎のテーマ」のメロディを加えつつ作ったのがこの曲。ところが、作ってみると、本物のバロックには程遠いとはいえ、かつて下手糞ながらもギターでクラシックの曲を爪弾いたときのことを思い出して実に面白い。しかも、このなんともいえない和風バロックが「武相荘」のシーンには実にしっくりくるような気さえ。あ、でも、どうかバロックの専門家の方、怒らないでください。悪いのは島津さんですから。
しゃれこうべと大砲
第2話のテーマ曲。浜田真理子による「しゃれこうべと大砲」です。原曲はシシリー民謡の反戦歌です。浜田さんは森繁久弥の歌でこの曲を知ったそうです。実は第2話でNHKサイドが希望したのは浜田さんの名曲「アメリカ」でした。スタッフ全員が浜田さんの大ファンだったのです。わたしからそのことを伝え、台本を送ると、ほどなく浜田さんから相談の電話が。
「わたしは兵役を逃れることが出来る階級にいた白洲次郎のために「アメリカ」は歌えません。でも、戦場で死んでいった農民のためになら、別の曲を歌うことが出来るとおもうんです」といった趣旨だったと記憶しています。わたしに気を使いながら丁寧に言葉をえらんで、しかし強い意思で浜田さんはそのことを伝えてきました。そして送られてきたのがこの曲です。そして、この曲が、結果的には第2話の空気を大きく変えることになったのではと思っています。
からたちの花
この原稿書いているのは2009年4月1日の午前6時。その3時間前まで、第3話に使われる予定のこの曲、カヒミ・カリィの歌による「からたちの花」の録音とミックスをしていました。この時点ではまだ決定稿の台本もなく、撮影もこれからです。なので、この曲がどう使われるのかについても、今はまだ明確ではありません。なので、これから書くことは、音楽家大友良英のあくまでも個人的な意見です。
作曲者の山田耕筰が、もし生きていて、この録音を聴いたら、おそらくは否定的なことを言うのではないかと想像します。怒ったかもしれません。そもそもわたしのギターのハーモニーが原曲を逸脱しています。リズムもほとんどフリージャス以上にゆれています。豊かな声量を前提にして作られたこのメロディに、カヒミ・カリィの声はもっとも遠い存在かもしれません。それでも、わたしたちはこの曲を貶めるためにそんなことをやっているわけではありません。むしろこの素晴らしい楽曲に対して敬意すら持っています。
わたし個人のもっと正直な感想を言えば、この異形としか言いようの無い風変わりな音楽はいったいどこから生れてきたのだろうと思ってしまうのです。そしてそれは、おそらくは西洋と日本という、今からかんがえるとあまりに大雑把な状況設定のなかで、西洋に追いつかんとして日本独自のものを生まねばと思った人たちの勇ましさと誠実さとあせりから生れたものである・・・という気がして仕方ありません。じゃなきゃ、こんな不自然なメロディが出てくるはずかない。でもそんな出自と関係なく、人々に歌いつがれていくなかで、作曲者の意図などはなれて、「うた」は勝手になにかもっと気楽で、ちょっと素敵な、別のなにものかに変容していくように思えるのです。変だと思ったメロディだって、慣れ親しめば、素敵なメロディになっていきます。わたしにとって未来の希望とは、そういう呑気なイメージなのです。お風呂場でなにげなく歌ってしまえば、だれの曲であれ、それはもう立派にあなたのうたであるように。「からたちの花」も、いまはそういうものとして、僕らの前にあってもいいと思うのです。
白洲次郎は今、神話化の途上にあるように思います。エピソードにことかかないし、いちいちかっこいいし。でもわたしが白洲次郎に惹かれるのはそうした立派な話からではありません。だいたいお金持ちの特権階級の気持ちなんてほんとうは全然わからないですから。それでも彼に魅力を感じるのは、ほとんど音楽に興味のなかった彼の存在が、なんだか「うた」そのものみたいに思えるからです。しかもその「うた」は、どうも、この「からたちの花」のように、この先も歌い継がれそうな気配です。だとしたら、ほとんど聴こえないくらいの声量で歌うカヒミ・カリィのうたが、白洲次郎を神話化から救ってくれるような、そんなメルヘンを感じるのも悪くないなって思うのです。
2009.4.1 音楽家 大友良英
NHKドラマスペシャル「白洲次郎」特集
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for Bronze / Gold / Platinum Stage.
サウンドトラック
Nhk Drama Special[shirasu Jirou]original Soundtrack
Price (tax incl.):
¥2,619
Member Price
(tax incl.):
¥2,410
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NHKドラマの世界
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Nhk Renzoku Tv Shosetsu Hitomi Original Soundtrack
Price (tax incl.): ¥3,143
Member Price
(tax incl.): ¥2,892Release Date:21/May/2008
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Tokusen Taiga Drama Meikyoku Shuu Bakumatsu.Ishin Hen Sengokujidai Hen
Price (tax incl.): ¥3,353
Member Price
(tax incl.): ¥3,086
Multi Buy Price
(tax incl.): ¥2,850Release Date:25/February/2009
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Nhk Taiga Drama Original.Soundtrack Atsuhime
Price (tax incl.): ¥2,750
Member Price
(tax incl.): ¥2,530
Multi Buy Price
(tax incl.): ¥2,337Release Date:20/February/2008
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Nhk Taiga Drama Original Soundtrack[atsuhime Sono Ni]
Price (tax incl.): ¥2,750
Member Price
(tax incl.): ¥2,530
Multi Buy Price
(tax incl.): ¥2,337Release Date:29/October/2008
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Nhk Taiga Drama Original Sound Track [furinkazan]
Senju Akira
Price (tax incl.): ¥3,143
Member Price
(tax incl.): ¥2,891
Multi Buy Price
(tax incl.): ¥2,672Release Date:28/February/2007
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