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2018年1月12日 (金)

今回はホルンの名曲5選!クラシックを聴くなら押さえておきたい名曲ばかりです。

1. モーツァルト / ホルン協奏曲第3番

モーツァルト作曲の協奏曲。モーツァルトは全部で4曲、ホルン協奏曲を残しました。その全ての作品が友人でホルンの名手だったロイトゲープのために作られています。バルブの無いナチュラル・ホルンを想定して作曲されており、当時としては前衛的で、高い技術力が要求される曲です。オーケストラの入団オーディションなどで演奏される、ホルンにとって重要なレパートリーのひとつです。

2. リヒャルト・シュトラウス / ホルン協奏曲第1番

リヒャルト・シュトラウス作曲の協奏曲。父がホルン奏者だったリヒャルト・シュトラウスはホルンのために多くの作品で見せ場を作っています。この協奏曲はそれらの作品が作曲される以前のもので18歳の頃の作品です。この頃シュトラウスはワーグナーやリストの音楽には関心を見せず、古典派の保守的な手法で作曲しています。後年のオペラや交響詩で見られる華々しさや壮大さがオーケストレーションに表れています。

3. ラヴェル / 亡き王女のためのパヴァーヌ

ラヴェルが作曲した管弦楽曲。元はピアノ曲で、作曲した翌年に管弦楽曲に編曲されています。ラヴェルの初期の傑作であり、代表曲です。冒頭、弦楽器のピッチカートに乗って旋律を演奏しているのがホルンです。他の部分でもホルンが重要な役割を担っており、活躍します。ちなみに、タイトルに『亡き』とありますがこれは語呂の良さで付けたものであり、文学的な意味合いがある訳では無いそうです。

4. チャイコフスキー / 交響曲第5番

チャイコフスキー作曲の交響曲。チャイコフスキーの交響曲の中でも『悲愴』と並んで人気のある曲です。第4番を作曲した後、11年の時を経て着手されました。ホルンは第2楽章で短い弦楽器の導入部の後に哀愁漂う旋律を演奏しています。この旋律はホルン奏者にとって憧れのメロディーのひとつなんだそうです。チャイコフスキーの旋律の中でも特に名旋律と言われる美しさです。

5. ウェーバー / 『魔弾の射手』より狩人の合唱

ウェーバー作曲のオペラ。その中に出てくる第三幕の『狩人の合唱』で男声合唱の伴奏としてホルンが使われています。楽器紹介でもよく使われるなど、単体でもよく演奏される曲です。ドイツ民謡を意識して作られており、旋律も和音もとてもシンプルです。ドイツ・ロマン派の重要な作品として後のワーグナーなどにも大きな影響を与えました。

 

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