【HMVインタビュー】SpecialThanks「missa」

2015年7月8日 (水)

幾多のメンバーチェンジを経て、今年活動10年目を迎えるSpecialThanksの2ndフルアルバムが完成！今作には、Misaki(Vo.Gt.)が敬愛するPERSONZのカバーや日本語詞曲なども収録され、バンドの根底にあるもの、そして新しい表情も垣間見える今のスペサンの代表作となった。
キャッチーな楽曲と心に響くボーカルは更に魅力を増し、今作「missa」で次のステージへと突き進むスペサンにメールインタビューさせて頂きました！

SpecialThanks インタビュー

---4年半ぶりとなるフルアルバムの完成おめでとうございます！まず出来上がっての率直な感想をお願いします。

ありがとうございます。音楽を続けていたら、今までよりももっとかっこいい新しい曲を作りたいと思うようになって、なんとなく次はフルアルバムを作りたい！と考えていました。レコーディングに取り掛かったのが２年程前になるので、ようやく完成してとても嬉しいです。自信作です。

---活動10年の節目にリリースされる作品でもありますが、SpecialThanksにとってどのような位置づけの作品となりましたか？

今までこのバンドで経験したことや感じたこと、周りが与えてくれる様々な影響を受けて、それらを自分流に全部取り込んだ、今の私達を表した作品です。当然SpecialThanksの代表作となりました。

---前作より4年半という、まさに待望の2ndアルバムですが、本作はどのようなコンセプトの元で制作されたのでしょうか？

作品を制作する時にいつも変わらないのは、背伸びしない今のSpecialThanksを残すこと、何回聴いていても飽きない作品を完成させること。以上の２つを心がけていますが、今回は変わらないこともありつつ、変化を恐れないことをコンセプトにして制作しました。あとは自分の持てるだけの大きな愛を持って制作に取り組みました。

---「Love begets love」はシングル「LOVE GOOD TIME」に続いての日本語詞曲ですが、英語とは言葉の響きも伝わり方も全く違う日本語での作詞でこだわったこと、苦労したことはありますか？

今までは、英語の歌詞で歌うことへの憧れもありましたが、何より私の考えていることや私の選択した言葉が日本語の歌詞だとストレートにすぐに伝わってしまうことが恥ずかしくて英語で歌っていたってゆうところがあって、でも今回は、シングル「LOVE GOOD TIME」で日本語の歌詞に挑戦したことで、日本語での作詞・作曲が凄く楽しいということとか新たな発見がたくさんあったので、この経験を新しいアルバムに絶対に取り入れたいと思って、アルバム制作の最後に「Love begets love」を日本語の歌詞で作ることを決めて、楽曲作りに取り組みました。作曲途中は、日本語でやる意味をたくさん考えました。やるからには覚悟を決めて、恥ずかしがらずに、どストレートに伝わる言葉で、伝えたいことを歌にしようと思いました。歌詞の内容は、特別だけど誰もが経験したことのあることにしたくて、産むことと生まれることをテーマにしました。

---PERSONZの「7COLORS」はMisakiさんが幼い頃から聴いていたという楽曲ですが、想い入れの強い楽曲をカバーすることで特に意識したことや難しかったことはありますか？

生まれてから、やっと歌を歌えるようになったころから、7COLORSを歌いこんでいるので、今回の歌い方以外はできませんでした。母がPERSONZ大好きなので、コーラスに参加してもらいました。母も歌いこんでるだけあってとってもいい感じになりました（笑）。アレンジはメンバーが主にやってくれて、かっこよく仕上がって大満足です。いつかJILLさんと一緒に歌いたいです。

---楽曲を制作するうえでSpecialThanksが大切にしていることは何でしょう？

アルバムのコンセプトと同じになりますが、背伸びせずに今のSpecialThanksを残すことです。SpecialThanksのメンバーだけではなく、ずっと関わってくれているレーベルの方、レコーディングしてくれる方、ミックスやマスタリングをしてくれる方、聴いてくれる方々、全ての人達が、歳を重ねるごとに何かを経験して身になっていって、それがSpecialThanksの楽曲に落とし込まれていく、それをそのままの自然体として残したいのです。

---10年の間で変わったもの、変わらないものを教えて下さい。また振り返ってみてどんな歳月でしたか？

変わらないものは音楽への愛と、音楽からの愛です。変わったのは、音楽への向き合い方です。レーベルやレーベルの先輩や後輩から学ぶことが多くありました。振り返ってみると、デビューしたばかりの当時、目の前のことに必死すぎてもう記憶がありません。今回のアルバムが完成する頃から、だんだんとバンドをやっているということ実感しながら、活動できるようになってきたと思います。少し心に余裕と、良い楽曲が完成したことで自信が生まれたのかもしれません。

---10周年を経てSpecialThanksが目指すところとは？

SpecialThanksの音楽に費やす時間、費やしてきた時間は、わたしの憧れている音楽をやっている人たちと比べると本当に少ないです。音楽への愛の大きさは他のみなさんと変わりませんが、圧倒的に音楽に捧げた時間は少ないです。だから、10年目になりますが、実際のところはまだ3年目くらいのひよっこバンドです。これからは、年数に負けないくらい良い作品を残して、良いライブをする事を目標として、音楽にわたしの時間を捧げながら楽しんでゆきたいです。

---リリースツアーも控えていますが、どのようなツアーにしたいですか？

新しい楽曲をみなさんに早くライブで届けたいです。missaをたくさん愛してくれた方たちの目の前で、みんなが愛してくれた楽曲を演奏したいです。その時しか生まれない何かを一緒に共有したいです。

---最後にHMV ONLINEをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

HMV ONLINEをご覧の皆さん、はじめましての方も、SpecialThanksをいつも応援してくださっている方も、沢山ある情報の中から、見つけてくださってありがとうございます！SpecialThanksらしい、最高のフルアルバム「missa」が完成しましたので、皆さんぜひ聴いてください！あなたの人生に少しでも関わることができたら幸いです♡ありがとうございました！

---ありがとうございました！

SpecialThanks「missa」 [2015年7月8日発売]

メロディック、ガールズギターロックファンマスト！傑作フル「SEVEN LOVERS」から4年半、更なる進化を遂げるスペサン渾身の2ndアルバム待望のリリース！必ずやファンを裏切らない2ビートメロディックキラーチューンは元より、この4人のアンサンブルでしか出し得ない様々なタイプの楽曲もVo.G Misakiの聴く者全てを魅了する歌の力で普遍のスペサンワールドに変えてしまう。
日本語詞楽曲「Love begets love」、リスペクトするPERSONZのカバー楽曲「7 COLORS (Over The Rainbow)」やJR西日本のCMソング「SpecialDay」を含む15曲を収録。
活動10年の節目となる2015年の記念碑的作品！