PIZZAとTIGHT電撃合体第1弾はBaby smoker！全曲解説掲載！

Wattan (Vo & Gu) による「SHOUT OUT YOUR SOULS」全曲解説

01. Fire works
これは新メンバーを迎えてから、頭の中に漠然と浮かんでた曲なんですよね。
浮かんでる筈なのに、いざギターを手にしたら煙に包まれたように形を失ってしまって、中々曲に仕上げる事が出来なかった。
でもアルバムの話が出てきて、作曲期間に入った時にそれまでが嘘みたいに完成した曲なんですよ。
歌詞を読んで貰ったら分かるとは思うんですけど、「一歩踏み出す」って事をテーマにしています。
そういう意味で、このアルバムの一曲目にさせて貰いました！
ギターソロとかも僕にしては中々 頑張った方だと思うんで宜しくお願いします。笑

02. Dreaming
制作秘話として、この曲のメロディってジブリ作品にインスピレーションをうけて出来た曲だったりするんです。
温かくて、力強くて。
でもそこには哀愁もあって・・・みたいな！ 歌詞に関しては自分自身がこれか らの人生をどう生きていくかって悩んだ時期があって、それをそのままリリック(リリックって言うとアーティストっぽい)にした感じです。
サビはツーステップを踏みたくなっちゃうような感じだし、後半には日本語も入れててBaby smokerらしさもあるけど、何か新しい・・・みたいなそんな曲ですかね！

03. Destiny
この曲は脱退したメンバーの事や、新生Baby smokerになる前の自分と決別しようって書いた曲です。
作曲した時期はメンバー脱退後、一人Baby smokerになってた間なので多分アルバム中では2番目ぐらいに出来た曲かなと。笑
何かを続けていれば壁には打ち当たるし、それが一度きりのものじゃないのはしっかり染み込んでいるけど、それでも続いていく・・・という か、続けるのが運命だ！とかなんとか考えてて『Destiny』ってタイトルをつけましたが、僕はこの曲のタイトルを『Disney』とよく見間違えます。 すいません。

04. Cock sucker blues
タイトルからしてハレンチな曲です。
男性のアレ・・・。
なんていうか、マグナム的なそれ を色々してる女の人のブルースって意味ですからね！
パンク色の強い曲を作りたくてギターをジャカジャカ弾いてたら『お？これは！』ってギターリフが浮かんできたんで一気に曲に仕上げた感じです。
曲を作る事に関して、心地良いメロディになるように心掛けてるんですけど、たまにはこういうスパイスの効いた感じのもいいかなって思いまして。笑

05. Crazy for you
アルバム中、1番最後に出来た 曲。多分レコーディングの2週間前とかに仕上がったんじゃないかなと思います。
サビのメロディーはずっと昔から思いついていて、何度もAメロやBメロを付けてみたんですけどどれもパッとしないんで、じゃあサビだけの曲でもいいんじゃない？って事でサビのみ3回、ゴリ押しで歌う曲になりました。笑
歌詞はラブソングチックな子守歌をイメージして書いてみたんですけど、性格が出てるのかひねくれた感じになってホントすいませんでした。笑

06. Season
Crazy for youとは対照的な温かいラブソング。
実は、サビの歌詞は復活と同時に出したButterflyって会場限定シングルに収録されてるHeartbeat songのセリフ部分をそのまま歌詞にしていて、曲の内容としてはHeartbeat songがゴールだとしたらseasonは過程。
メロディーは、原点に戻ろうって事で高校生の頃に作ってた曲みたいにしようと思って難しい事は一切考えずに仕上げました。
おかげでピュアな曲が出来たと思います。笑

07. Life goes on
Baby smokerでありそうでなかった感じの曲ですね。
イントロの跳ねるような感じや、キャッチーなメロディー。
Aメロなのかサビなのか分からないとこや、ドラマチックなCメロ。
この曲に関しては自画自賛しちゃうぐらい自分でも好きなんですよね。笑
何か聞いてて楽しくなるし、元気になりません？

08. Ring of WARS
これは前メンバーでの最後の曲。
活動休止を発表してから、ライブで2回程やった事もあるんです。
コンピに入れた事もあるんですけど、メンバーが変わってからアレンジをし直してあるので前よりもいい感じにまとまったと思ってます。
曲のミソとしては、イントロ＆アウトロのアダルトな感じやアコギで遊びを効かせてるとこかなと思います。
ホント良い曲・・・。

09. Shine and dies
Baby smokerを前から知ってくれてる人は『え、バラードとかやるの？』って思う人ももしかしたらいるかもしれないですね。笑
西日本最速メロディックパンク！だなんて言ってくれてる人もいるし、1stアルバムのキャッチコピーだったりもしたしでベビスモ＝速いって印象があったと思うんです。
でも、自分達はこんなんも出来るよ？ってのをやってみたくて作っちゃいました。笑
Bメロのベースもいい感じでドラマチックなパワーバラードに仕上がってると思います。
ドラマとか映画で誰か使えよって本気で思ってます。

10. Twillight
これは個人的に迷いまくっていた時にネガティブな気持ちなんかをメモ帳に書き出して、それを曲にしちゃった感じです。
だからタイトルも歌詞も暗い。笑
でもメロディや曲の印象がそうじゃないのは、そういう状況や環境に置かれてても何とかしようって気持ちが出たからなんだと思います。
サビまでの古臭い感じが個人的にお気に入りだったりします。

11. You & I
お客さんに向けて初めて作った曲です。
復活してツアーをして、待ってくれてた人達が確かにいて・・・。
ありがとうって何回も何回も言ってきたけど言葉だけだと軽くて、なら曲にしちゃおうって感じで作った曲です。

12. Butterfly
新メンバー2人を迎えて、活動再開したと同時に出したシングルのタイトルにもなってるこの曲は再出発をテーマにしたものです。
ライブでは鉄板だって言えるぐらいアグレッシブなナンバー！
再録って事でシングル版と比べて ちょこっと歌い方が変わってたりテンポが上がってたりもしてて、新メンバーでライブを重ねてこの曲も一緒に成長してきたと感じてます。
自分にとって大切な曲の内の一つですし、名曲感溢れてると思ってます。笑

13. Birthday
エピソードとして、去年・・・2013年の6月に父親が病気で亡くなったんです。そして一ヶ月後には僕の誕生日。
実は親父と僕は誕生日が一緒なんですよ。
それで、小さい時から自分の誕生日＝親父も誕生日って感じで互いにおめでとうなんて言い合ったりもしてたんですけど、親父が亡くなってから迎えた誕生日に歳を取ったのは僕だけなんだなぁ・・・って感じたんです。
親父が亡くなった直後は勿論打ちのめされたし悲しんだ。
家族や身内を亡くした事のある人は分かると思うんですけど、亡くなったって事実は受け入れていても実感するまでには時間がいるんですよね。
それが僕の場合は自分と親父の誕生日だったんです。
その時に溢れ出した気持ちを歌にしたって感じです。
重苦しい雰囲気じゃなくて、いつか自分も父親と同じぐらいの歳になる頃には同じぐらい・・・いや、それ以上に誰かを大切に出来る男になってたいって前向きな歌なんです。
自分の人生の財産に出来る大切な曲が出来たと思っています。(綺麗に締まった気がする。笑)