[5月のドススメ] toto

2011年5月20日 (金)

5月のドススメ! matsui編

toto ○ To ○ 『○ To ○』
toto

[2011年06月08日発売]
01. ドア / 02. 雲の上のお話 with タカツキ、ATOM、小林大吾 / 03. windy / 04. しゃだんき / 05. 星の航海術 with なのるなもない / 06. 羅針盤ピカリカ / 07. 輪廻でねんね ~ rinne de nenne / 08. とわとわ with NICO / 09. わたしのうちゅう / 10. ま! with Harunicof / 11. 竜のアーチ / 12. 大河 / 13. とってんぱらりのぷう
 

出ましたっ!ポエトリーリーディングの真打!totoが初のアルバムをリリースします!
SUIKAでの活動はもちろん、小林大吾、降神(なのるなもない)、STERUSS等さまざまな客演で見せる唯一無二なポエトリーリーディングスタイルは、独特な魅力、異彩を放っていたわけで、ソロでの作品リリースを待っていた人も多いはず。かく言う僕もまさにその一人です。

おおらかに全てを包み込むような朗読。母性を孕んだその天性の声。
その声が丁寧に、そしてリズム良く言葉を繋いで行く様は、思わず全てを預けてしまいたくなる心地良さなのです。

Tyme./MASのヤマダタツヤの作るトラックは、生楽器を効果的に使用しオーガニックな印象で、そんなtotoの魅力が最大限に引き出されているよう。

そしてその詩世界はファンタジーに満ち溢れ、ある種イルトロニックな世界観を構築し、気付けばtotoワールドにずぶずぶずぶ・・・。

totoや降神の想像が生み出すファンタジーは、現実世界とどこか繋がっていて、心の奥深くに何かを"ぽっ"と残していくみたいです。
それがクセになって、また再生ボタンを押してしまう夜なのでした。

なお、このCD『○と○(わとわ)』の初回パッケージは盟友zoneのドローイングを全編にあしらったBOX型パッケージ + 28Pに及ぶ特製詩集付き。
totoの世界観をフルで味わう為に見逃せない初回パッケージなので、どうぞお早めに。

無人島 〜俺の10枚〜 【toto 編】

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[特集] ポエトリーラップ

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toto参加作品!


SSWSともゆかりの深い、タカツキ、toto、ATOMを擁するSUIKA。降神との約15分(!)にも及ぶ大作も収録。

もういちょSUIKA!こちらは2004年の1stアルバム。全てはここから始まっているかも!
 

日本のポエトリーシーンを代表する人物、小林大吾の1stアルバム。「おとづれ a letter to him」で共演。

SUIKAでも活動を共にするタカツキの3rdアルバム!「ユーノーマイネーム?」でイルリメと三つ巴!

降神の奇才MC、なのるなもない初のソロ作品。アンダーグラウンドの空気感。「まわらないで地球」で共演。

横浜アンダーグラウンドからオンリーワンのサウンドを発信しつづけるSTERUSSの2008年作品。「ワンムー」で共演。

ドススメ人 profile

matsui
主な担当ジャンル:
japanese hip hop/reggae
japanese indies

中学2年の春、たいして仲良くもないクラスメートからススメられた坂本龍一『HEARTBEAT』にヤられて以来、音楽の魔法にかけられ出口のないワンダーランドに迷い込む。ジャンル・国籍問わず、好きなものは好きのスタイル。
無類のフェス好き。


5月発売 その他のオススメDISC

商品ページへ
不可思議/wonderboy
『ラブリーラビリンス』

2011年5月4日発売

注目したいのがこの男、不可思議/wonderboy。07年にポエトリーリーディングという表現方法に衝撃を受け、以降数々のポエトリーイベントに参加し、優勝を勝ち取ってきた男だ。昨年代々木公園で開催された野外朗読サイファーでは予選を勝ち抜き、なんと国民的詩人・谷川俊太郎、降神とのサイファーを経験している。さらに11年、「俊読~shundoku7~」に出演し、再び谷川俊太郎と共演。そこで谷川俊太郎の詩をラップにした楽曲「生きる」を披露し、のちに谷川俊太郎氏本人から直接音源化の許諾を得ている。人生における様々な事象を深く深く思考したリリックが特徴的な最注目の新人である。





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