HMVインタビュー：ShinSight Trio

S： あんま気にせーへん。

R： そんな気をつけてないよね。悪い意味じゃなくて。ただ、前回の方がグルーヴ、ネタ感みたいなのは強かったかもね。今回は、ネタ＋Shin-Skiの手癖的な弦ものだったり鍵盤だったりね。

S： あんまりそれもしてない（笑）。あれば作るって感じだから。

R： だいたいこの人って、苦労してないって話になるよね（笑）。

S：うん。

R： 最初の話に戻っちゃうけど、やりはじめるところまでが苦労だけどさ。トラックできたら、お互いの仕事が早かったからね。あんまり苦労にならないっていうか。

S： もっと自然な、ご飯食うくらいの勢いなんやと思う。美味しいご飯あれば食べます、みたいな。それを音楽でやってますみたいな。

R： すげえ美味しいご飯出来たんだけど、Sightがお腹壊してたりとかさ、そういうバランスで進まなかったりもしてね。

S： 昨日飲みすぎましてぇーみたいな（笑）。

R： そうだね。シンスキーが東京にいないから､来てるときにディレクションから録りまで終わらせてね。 あと納得行くとこまできたらオレに任せてくれるけど、ある程度、一緒に見て聴いて作ったほうがいいし。うちで泊まり込みでネタ選んで・・・。

S： ある程度イメージあるから、それをちゃんと伝えて二人で具現化していく。

R： コスリもほとんどNG無くて、いつも「ええやんええやん！」って（笑）。だから、そっから自分のアイデア出して膨らませていったりね。

R： 毎回言ってるけど、刀は滅多に抜かないから効果があるのよね（笑）。

S： 今回、めちゃくちゃ切れてる（笑）。

R： 自分のアルバムだと、もっと全体のバランスを考えちゃうからね。あと､コスリって、行き過ぎるとノイズになっちゃうからさ。アクセントになるようにしてるし、その加減が出来るってとこもShinSightの楽しさのひとつかな。

R： 短いパートだからね。だってSightが「Yo、Smooth！」って言ってて、ここで　コスれ〜って指定してきてるから、そりゃ入れなきゃって（笑）。

S： もう、やらなあかんねんって！（笑）

S： 曲順は、早いの遅い、明るいの暗いとか、同じような曲が続かないようにだけ気をつけた。あとはもうほんまノリで。

R： 曲順ってさ、スタジオで並べてみて、どうしたら着心地いいかってなるからね。

S： 最初と最後は決まってたからね。最後は「Sayonara」ってSightが言ってたからさ（笑）。

R： そうそう（笑）。Shin-Skiがさ、「もう「Sayonara」って言ってるやん！あの後、次の曲来たらアホやん」って（笑）。

S： あの曲は、2、3年くらい前に出来てたんよ。何かのコンピにShinSightの新曲入れたいって話があって。

S： そうそう。そしたらSightがあの曲、使いたいんだけどって言ってきて。じゃ、そのまま使うのもなんだから、ビートをアップデートしたりしてああなったんよ。

R： 俺も当時、Shin-Skiからさ、「いやぁ、すげぇいい曲出来たねん。今までのと違うRBソングっての出来たんや。今度、聴かすわ〜」って言われて、3年過ぎたの。今回ので初めて聴いた（笑）。

（一同笑）