「祝! 『クラシック100バカ』増刷」
2010年4月12日 (月)
転載 平林直哉の盤鬼のつぶやき 第27回「祝! 『クラシック100バカ』増刷」
このメール・マガジンも、ずいぶんと間があいてしまった。昨日、青弓社より拙著『クラシック100バカ』を増刷します、と連絡があった。これは2004年秋に発刊され、ほどなく増刷されたので、今回は第3刷ということである。といってもそんなに大量部数ではないが、どこの出版社も「売れない」とぼやいているご時世にあっては、まことにおめでたいと言わざるをえない。今、読み返してみると、項目によってはちょっと古くなってしまったものもあるが(たとえば、CCCDについて書いてあるものなど)、「よくもこんなに色々と書いたなあ」というのが正直なところである。この本を出して、「本当のバカはお前だよ」なんてネットに書かれていたし、一部の人は不快な思いをしたかもしれない。しかし、私の基本的な考えとしては、影で、裏でブツブツ言ったところで何も生み出さない、始まらない、ということである。それらは単なる愚痴以外の何ものでもないからだ。
『100バカ』もある意味力作だったが、自分では何と言っても構想から完成まで12年も費やした『クラシック名曲初演&初録音事典』(大和〈だいわ〉書房)に思い入れがある。ごく最近、出版社の方に問い合わせたら、この事典もほとんど在庫がなくなっているそうだ。もちろん、増刷したらしたで単純に嬉しいが、私としては近い将来大幅に増補改訂したいという気持ちがある。理由は、ある程度内容を掘り下げようとしたために曲を絞り込んだことと、もうひとつは締め切りまでにSP、LP等の現物(あるいは初版が手に入らず、やむなく再発売のもので代用したものもあった)が手に入らなかったものが多数あったからだ。
ところで、話題はガラリと変わる。3月25日、スクロヴァチェフスキ指揮、読売交響楽団のブルックナーの交響曲第8番(東京オペラ・シティ)を聴いて、たいへんに感銘を受けた。近年聴いた演奏会の中でも屈指のものだった。かつて客席で耳にしたマタチッチ/NHK交響楽団を上回ったかもしれない。これだけ創意と工夫に満ちていながらも、曲の持ち味を全く崩してないのは驚きであった。この日はどうやら録音が入っていたらしい。発売されるかどうかは不明だが、もしも発売された時のために、詳細な報告はあえて記さないでおきたい。ただし、これだけは書いておきたい。読響の真剣、真摯な演奏ぶりは凄かった。これだけやってくれれば、正直、そこらの海外オーケストラ公演はあえて行く必要がないと感じた。拍手。(ひらばやし なおや 音楽評論家)
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
%%header%%![]()
%%message%%

%%header%%![]()
%%message%%

参考CD
交響曲第9番 スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団
ブルックナー (1824-1896)
価格(税込) :
¥3,080
会員価格(税込) :
¥2,834
-
販売終了
%%header%%![]()
%%message%%

featured item
-
限定盤 ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、『ばらの騎士』組曲 ワールト&オランダ放送フィル(ダイレクト・カットSACD)
シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)
価格(税込) : ¥20,953
会員価格(税込) : ¥19,276
まとめ買い価格(税込) : ¥17,810発売日:2008年12月12日
-
販売終了
-
%%header%%![]()
%%message%%

|
|
このアイコンの商品は、 洋楽3点で最大30%オフ 対象商品です |
