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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2023/12/29
一時期話題になったロイヤル・フィルハーモニック・コレクションの一枚である。 これはバロック音楽を集めたオムニバスアルバム。 数枚のCD音源を集めて製作された編集盤だ。 収録曲はバロック時代の作品でこんにちまで有名な作品が並んでおり、至ってオーソドックスな作り。 演奏も奇を衒う事ないオーソドックスなもの。 ただ演奏者情報が荒く、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏であることしか書いてない。 録音は良好。 BGM的に聴くのが良いのではないだろうか。
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0 people agree with this review 2023/12/28
トーマス・ビーチャム指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたCDです。 シューベルトの『交響曲第5番』とフランクの『交響曲ニ短調』を収録しています。 いずれも、1939年と1940年に録音された古い演奏です。 シューベルトとフランクという変わった組み合わせの選曲をしています。 シューベルトはまるでモーツァルトを演奏しているかの様な生き生きとした演奏。 フランクの交響曲は確かビーチャムが最後にセッション録音した曲目だったはずだが、このロンドン・フィル盤はあまり話題にはならないのでは。 色々とあるビーチャムのフランクの交響曲では恐らく最も古い演奏だと思うが、新盤が手に入る以上、特段無理して聴く必要はないのではと思う。 演奏は悪くないが。 復刻はまずまずで、廉価盤ならこんなものだろうか。
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0 people agree with this review 2023/12/26
アンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団によるドビュッシーの管弦楽作品集。 舞踏詩『遊戯』と『管弦楽のための映像』を収録している。 クリュイタンスが晩年の頃に録音したこの演奏は、当時のパリ音楽院管弦楽団の凄さがわかる物。 技術は難があれど、独特な繊細なサウンドは存分に聴ける。 どちらも録音は十分ある曲だが、一度は聴いておきたい音源だろう。 本CDは1990年代に発売された東芝EMIの国内盤で、極端に音は悪くないが、近年はSACD化されたものも発売されており、どちらかと言うとそちらの方がおすすめだ。
0 people agree with this review 2023/12/25
日本のキープという会社が発売していたロイヤル・フィルハーモニック・コレクション。 このCDはサティの作品を集めたものです。 時折シリーズにはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が登場しないCDがあり、これもそんな一枚。 ロナン・オーラによるピアノで、サティのピアノ曲を収録している。 選曲としてはサティのよく知られた作品は収録されている他、ワルツ=バレエの様なサティに興味がないと知らない様な曲もあります。 オーラのピアノは癒し系というか優しいタッチの演奏です。 癖もなく聴きやすいと言えます。 録音はデジタルなので、良好。
1 people agree with this review 2023/12/24
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団の演奏で収録されたこのCDは、ショーソンの交響曲変ロ長調を中心に、ラロのイスの王様序曲、ナムーナ、バローのひとりの死者への捧げものを収録したものです。 パレーお得意のフランス音楽物ですが、渋い選曲であり、一般受けはしにくそうなセレクトとなっています。 しかし、そのマイナーな曲中心の選曲が本盤の最大の売りと言えます。 明晰な演奏はパレーならではで、特にラロのナムーナの前奏曲はなかなか優れた演奏だと思います。 録音は古いですが、当時から優秀な音質で知られたマーキュリーだけあり、今でも聴けます。
1 people agree with this review 2023/12/23
ジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団によるグリーグの作品集です。 メインは代表作品である、ペールギュントです。 通常この作品が演奏される際は、組曲版で取り上げられるのが多いですが、本録音では劇音楽からの抜粋で組曲では聴けない曲や、合唱団とソプラノも入っており、意外とちゃんと聴いた事がないため新鮮でした。 他には抒情組曲と忠誠行進曲が収録されています。 演奏は鄙びた感じの演奏で、作品とよくマッチしていて悪くないと思います。 本CDは東芝EMI時代のもので、音質はまぁまぁと言ったところです。
0 people agree with this review 2023/12/22
リチャード・ボニング指揮、ロンドン交響楽団が演奏したバレエ音楽集。 名バレリーナ、アンナ・パヴロワが世界各地で踊ったレパートリーをボニングが集めたものだそうで、この手の作品の演奏に力を入れていたボニングらしいCDとなっている。 演奏はイギリスの名門、ロンドン交響楽団で、何度かボニングは同オケと共演してCDを制作しており、ロンドン交響楽団の上手さも手伝い、色彩豊かで、メリハリのある演奏を聴かせてくれます。 また選曲も珍しい作品が多く、資料的な価値も高い。 デッカの録音なので、年代の割に聴きやすい音です。
0 people agree with this review 2023/12/21
このCDはデューリアスの歌劇『コアンガ』全曲と『高い丘の歌』を収録したアルバムです。 指揮はチャールズ・グローヴズです。 コアンガは、ロンドン交響楽団を振って録音したもので、世界的スター歌手こそいませんが、指揮、歌手、オケとも共感に溢れた名演だと思います。 あまり録音自体多くないので、本CDはこの作品のファーストチョイスにも良いと思います。 高い丘の歌は、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との録音で、グローヴズはEMIにこのオケと録音していますが、この指揮者らしい暖かい音楽と、デューリアスの音楽が非常にマッチした演奏で、こちらも名演です。
1 people agree with this review 2023/12/20
レオポルド・ストコフスキー指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏により録音された、ワーグナーの管弦楽作品を集めたものである。 いずれも戦前、1930年代に録音された古い音源を復刻したもの。 ストコフスキーはワーグナー録音を残しているが、これはその最初の方の録音となる。 1番の聴きどころは、ストコフスキー自身が編曲したトリスタンとイゾルデの自作自演です。 ただやはり全体的に録音の古さが目立つ音質であり、また特筆した名演というのもありません。 そのため、このCDはファン向きの一枚と言えそうです。
1 people agree with this review 2023/12/19
アンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団による、ラヴェルの作品集です。 ラ・メール・ロワと高貴で感傷的なワルツの2作品が収録されています。 これらの曲は録音がたくさんありますが、このクリュイタンスの演奏は定評があるもの。 フランス・オケらしい繊細な音色とその演奏は今日ではなかなか聴けない演奏です。 特にラ・メール・ロワは好演奏と言えます。 録音は1962年とかなり古いです。 しかしながらこの度、新たにリマスターされたらしく、音質は年代を考えればそう悪くはないと思います。
1 people agree with this review 2023/12/18
トーマス・ビーチャム指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によるモーツァルトの作品を集めたアルバムです。 『交響曲第40番』『交響曲第41番』『フィガロの結婚』『魔笛』から序曲を集めた内容となっています。 戦後はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との録音が多いビーチャムですが、戦前はロンドン・フィルとの録音も多く、本CD音源もそのうちの一つ。 ビーチャムはモーツァルトを得意としていただけに本CDの演奏も生き生きとした好演奏です。 ただ、やはり録音が古いので、演奏自体は悪くないのですが、ちょっとマニア向きな一枚と言えるのではないでしょうか。
0 people agree with this review 2023/12/17
アドルフ・アダンのバレエ音楽『海賊』の全曲盤で、リチャード・ボニング指揮、イギリス室内管弦楽団の演奏で収録されたアルバムです。 劇中のナイラ・ワルツはわりと有名ながら、全曲録音は少なく、貴重な音源と言えそうです。 バレエ音楽の名手としてデッカに様々なバレエ音楽を録音したボニング、この作品でも、真摯に丁寧に演奏し、演奏者よりも作品に語らせる様な演奏となっています。 ボニングのバレエ録音はアナログが多いのですが、これは1990年と比較的新しい事もありデジタルで、音は聴きやすいでしょう。
0 people agree with this review 2023/12/16
フランス近代の作曲家、ルーセルの交響曲第3番と交響曲第4番を収録したアルバムである。 演奏はアンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団である。 クリュイタンスはベートーヴェンやワーグナーと言ったドイツ物でも優れた録音を残しているがなんと言ってもフランス物が得意で、名盤も多いのだが、このルーセルの交響曲もまさにそんな一枚。 繊細で色彩豊かな演奏は今もって同曲の名演と言えるでしょう。 クリュイタンス晩年の1965年録音で、年代の割に音は良いです。
0 people agree with this review 2023/12/15
このCDは、アンドリュー・デイヴィス指揮、BBC交響楽団によるヴォーン=ウィリアムズの交響曲全集より、交響曲第4番と交響曲第5番を収録したCDです。 デイヴィスはBBC交響楽団の首席指揮者を1989~2000年まで務めましたが、その前半時代に、テルデックにイギリス音楽を録音しておりこれはその一枚となります。 演奏は良い様にいうならば丁寧に演奏された演奏なのですが、良くも悪くも優しくノーブルな音楽で、あまり楽しいとは言えません。 録音は、大変綺麗なのですが。 ヴォーン=ウィリアムズもエルガーと同じく誰の演奏で聴いたかで、その後の好き嫌いが分かれるタイプの作曲家だと思うので、この盤は積極的にはおすすめしません。
0 people agree with this review 2023/12/14
リチャード・ボニング指揮、イギリス室内管弦楽団によるミンスクのバレエ音楽『ラ・バヤデール』を収録したCDです。 19世紀の知られざるバレエ音楽の紹介に力を注いだボニングらしい選曲です。 作品は全体的に聴きやすいメロディが溢れていて、知られざる作品ではありますが、悪くない。 演奏も作品を知るには全く問題ない水準で、現在でもほぼ唯一といって良いぐらい録音のない作品なので資料としても貴重です。 録音は1992年とボニングがデッカに入れた録音では新しく、特に不満なく聴けます。
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