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Review List of チバリスト 

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     2021/07/12

    待ち望んでいた名盤のSHM−CDが発売されることをうれしく思います。
    体調が良い時は全曲3枚を一気に聞いていますが、コロナ禍で気分が落ち込んでいるときは精神的に受け付けない時もありますね。
    そうした時にどこからとなく勇気や元気を与えてくれるのは60年以上経過しようとこのリヒターの58年盤が最高です

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     2021/07/11

    武満徹のギター音楽を網羅している点でもすばらしいが、藤元高輝の少しギタリスト離れした表現力が好感を持てる。
    ラヴェルのスペインの朝の歌をギター1本で演奏してしまうような凄さを持ち合わせながら、音楽の本質を見抜き、自分なりの解釈を音にこめられるソリストとしての才能に今後も期待させられる演奏家である。

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     2021/07/11

    スペインピアノ音楽の最高峰であるイベリアとゴイエスカスがこの価格で、しかもしかもラローチャの録音と切れのバランスが一番取れている70年代録音ものが入手できる。
    楽譜を手にして聞きたい演奏・曲目である。

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     2021/07/11

    ピアノオリジナルかギター編曲でなじみ深いアルベニスのスペイン組曲の管弦楽版編曲がLPで発売されたときにデ・ブルゴスの編曲の才能にも驚いた盤である。
    このCDで聴く機会が無かったトゥリーナの作品に出会えたこともラッキーだった。

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     2021/07/11

    このCDを初めて聞いた。
    ラローチャが30代になったばかりのアメリカでの録音。
    勢いと若さが感じられる。
    流石に録音が古く音の明瞭さには欠けるが、切れの良さにハッとさせられる。
    グラナドスのスペイン舞曲などは、こうした切れの良さは不可欠なのであろう。

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     2021/07/11

    スペイン人の血を引くラヴェルの作品をラローチャが弾くのだから、リズムや独特のタメがあっていること頷ける。
    もっと評価されてよい2曲の演奏だと思う。
    スペインの庭の夜は得意中の得意でいろいろなところで名演を重ねてきたが、協奏曲ということで勢いと切れが欲しいのでこの盤がベストであろう。

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     2021/07/11

    グラナドスの孫弟子だったラローチャの最後のグラナドスの有名作品3枚をこの価格で揃えられるのは言うことなし。
    ゴイエスカスの名演はこれを超えるものはもう出ないのではないか?
    有名なスペイン舞曲集も言うことなし。

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     2021/07/11

    来日公演でもラローチャはアンコールとしてスペインの小品を必ず弾いてくれた。
    馴染みが少ない人もいるかもしれないが、これらの小品はちょっとした色気や異国情緒満載で、コロナ禍に家飲みで赤ワインとチーズのBGMとしても最適である。

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     2021/07/11

    ラローチャはお国もののアルベニスやグラナドス以外でもレパートリーにしているものが多く、ピアノの女王の称号をものにしていた。
    その中でもモーツァルトは名盤が多いが、プレヴィンと組んだデュオは二人の向いている方向と遊び心が見事に一体となっている。
    協奏曲の伴奏でも見事なサポートを見せるプレヴィン、ラローチャとの協奏曲の伴奏をもっと残してほしかった。

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     2021/07/11

    アルベニスのイベリアはグラナドスのゴイエスカスと並んで、「スペインの」という形容詞は不必要な、位の高い傑作である。
    ラローチャはもちろん昔から演奏を得意としていたが、最後の録音となったデッカ盤は来日公演でも聞かせた達観した境地をよく表している名演である。

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     2021/07/11

    モーツァルトの後期ピアノ協奏曲集は意外と漏れが無く揃っているものが少ない中、ラローチャは比較的短期間に集中して録音されたため、音色や解釈にばらつきが無く、優しさに満ち溢れていて好感が持てる。
    ディヴィスの伴奏もとても丁寧で、でしゃばることなくラローチャを支えている。

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     2021/07/11

    リマスターで見事な全集としての存在価値があるアルバム。
    ケンプはベートーヴェン弾きとして定評があるが、比較的短期間に一気に録音されたこともあり、ベートーヴェンに対する対峙の仕方に一貫性があるため、一気に聞きとおせる利点がある。

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     2021/07/11

    定評あるケンプのベートーヴェン全集からの最後の3曲。
    幸いにも1976年の来日公演で30番を聞くことが出来たが、枯淡の境地とはこういうことを言うのだろう。
    45年経過したが、つい数年前くらいの出来事のように印象的な音が耳に残っている。
    ポリーニやゼルキンの演奏も大好きだが、全く別の世界での最高演奏の一つ。

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     2021/07/11

    ケンプのシューマンは昔から定評があるが、子供の情景はその中でもずば抜けている気がする。
    子供の気持ちをいつまでも忘れないリテラシーを持った大人の演奏のようなオーラと優しさがこの演奏にはある。
    還暦を過ぎてから幼稚園や小学校の卒業アルバムをみてふと同じことを感じた。

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     2021/07/11

    リマスターでやっと満足が行くバランスとクリアさが明確になった。
    LPが発売されて以来、昔から買い替えを重ねたが、やっと満足が行く。
    F.ディスカウの表現がやややりすぎだということもわかってしまうのはマイナスか?

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