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　2012/04/29

一青窈のCD購入は今回が初めてです。よって、熱烈なフアンの方には小生がレビューを書くことのお許しを戴きます。
以下の二点でこのCDを高く評価いたします。
ひとつは「これらの曲全てが好きなこと」。それならばオリジナルを聴けばよいのでしょうが、これがこのCDは当時のデザインの素敵なボデイに最新のスペックの装備が施されている最先端の美しい車のような音楽になっているのです。このことは勿論、ディレクターや編曲者、共演者など携わった方全ての愛情なくては完成しないものでしょう。
二つめに「一青窈のナチュラルさ」です。ナチュラルとは無味乾燥ではありません。歌手によっては個性が強いためにその方の歌唱法を貫くあまり、オリジナルの曲を台無しにしてしまうことばかりですが、一青窈は曲の一つ一つが自然の風になびく枝のように右に左に自在に歌いきっています。この彼女の個性、才能は素晴らしい。多分幼少時から現在に至るまでどんな環境でも笑顔を忘れることなく、その時々を真摯に生きてこられたのでしょう。

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　2012/01/29

Ｒ．バルシャイ、モスクワ室内管弦楽団とのＤ．オイストラフやＬ．コーガンの乾いた空気を感じる演奏が気に入っている小生ですが、少し前に購入したこのＣＤは、やはり東欧の空気にさらに明るい透通った日差しを感じる素敵な演奏で、とても気に入っております。
今日付属のＤＶＤを初めて視聴しました。これは素晴らしい。Ｇ．ニコリッチとの共演も含め、卓越した技巧のもとに、時に笑顔も見られ、愛のある真摯な演奏は最高です。モーツアルトもきっとこういう料簡での演奏を期待したでしょう。