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0 people agree with this review 2021/04/25
キングダムの巧妙さは、三国志のような、戦略戦術大河という大人の側面と、子供も楽しめる戦いの要素を抜群の配合でブレンドしているところに尽きると思う。 ある意味、歴史上の人物である王騎などはほとんど怪物的な描かれ方をしているが、それでも魔法を使ったりとか、斬られても死なないということは一切なく、よーく考えてみると、横山光輝の項羽や張飛のほうがよほど怪物であるかもしれない
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次巻の発売が本当に待ち遠しい漫画である。意外にまだ大人気というわけでもないこの「キングダム」であるが、知っている人の中では実に熱狂的なファンを獲得し、着実にその人気を増している。現に、なんとNHKがアニメを放送することが決定している。 なぜNHKかといえば、本書が基本の基本としては一応史実をベースにしているからであろうか。秦の始皇帝がいかに世界初の皇帝になったのかの足跡を描いているのである。主人公はおそらく李信がモデルであろう
変化などといっても、単純な二分法ではない巧さだとあらためて思い知らされて、 描き方の見事さに唸ってしまう。 巻の最後も、次への期待を存分に膨らませてすごくいい終わり方だ。 満足
いろいろ陰謀が見えてきたりほのめかされたり、 新しい登場人物も含めて、何かと意外性に満ちた、 今後大いに楽しめそうな種がいっぱい撒かれている
いつか必ずあるとわかっていたことだから当然といえば当然の展開だし、 この巻は始まりの段階で、まだそれほど大きなアクションはないのだが、 にもかかわらずこのワクワク感はどうだろう。
ああいう大きな流れが途切れたあとの展開は、誰しも興味の湧くところだろう。 そして物語は、何よりも秦の内乱の話へと移っていく。 つまり政と呂不韋との直接対決がいよいよ始まるのだ
そこで確認されるのは、 闇の力を超えるものは「絆」の強さなのだという、 この物語の根底にあるテーマである。
大軍のぶつかり合いがあると思えば一対一の対決がある。 肉弾戦の一方で頭脳戦がある。 戦闘の激しさの合間にしみじみとした心の語らいがある。
キングダム』はなぜ毎回こんなにも面白いのか。 いつも思うのは、メリハリや変化の巧みさということである。
絵の実力も認めざるを得ない。タイプ的にはあまり好きなものではないが、とにかくとんでもない迫力でやられる。愛嬌もある。 一区切りついたところだが、今後も大いに期待している
何しろ「戦国時代」だから、戦闘シーンが多く、個人の戦いだけでなく、軍略やら、あるいはより政治的な駆け引きも見事に描かれている。要するに時代は違っても『三国志』の魅力に通じるのだ。それでいて時代が違う新鮮さもある
最初はたいしたものでもないかと思ったが、だんだん全体像が見え、人物が出てきて、話の展開が大きくなると、面白さが止まらない。原作があるようでもないので、書いた原さんの能力だろうが、このストーリーテリングの力、魅力的な人物を配して、スリリングな展開を構成し、盛り上げたり、泣かせたり、はらはらさせたりしながら前に引っ張っていく力は相当なものだ
思ったより史実に即していて、たとえば主人公の信も、調べてみると、李信将軍として、『史記列伝』に登場する人物である。そうした事実とフィクションとをうまく絡ませて、見事なマンガ。
中国の歴史は面白い。驚くような面白いことがいろいろあるから、ギリシア神話、旧約聖書、中世騎士物語などと並んでストーリーの宝庫だろう。そのせいか、マンガの素材になっているものも少なくない。だからといって面白いマンガになるとは限らないのはいうまでもないが、この面白さはどうだ。
いや参った。この面白さは半端ではない。 どこかで評判を聞いて読み出した。舞台は中国、春秋戦国時代の終わりごろ。要するに始皇帝が中華を統一していく頃で、まだ秦の無力な王にすぎない後の始皇帝「政」と、それを支えてやがて将軍となる「信」を中心に物語が展開する。何しろ主に少年向けのマンガだから、二人とも十代後半の少年で、身分の違いを超えて友だちである。
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