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Review List of Opus.83 

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     2019/02/05

    最近ゲルギエフ指揮の映像を見て、50数年昔を思い出しました。このマタチッチによるボリスは私の最高の音楽体験です。それまでにもベルリン・ドイツオペラやイタリア・オペラなど、もちろん日本のオペラも見聞きしていましたが、スラブ・オペラと銘打ったザグレブ歌劇場公演ほどの感銘を与えてくれた音楽はありませんでした。ムソルグスキーの音楽が素晴らしいのはもちろんですが、チャンガロヴィチの声と圧倒的な演技、シュイスキー公役のフラーニョ・パウリック始め、どの配役もはまり役という隙のなさ。とくに聖愚者のイーヴィツァ・キシュは全幕をムソルグスキーの意図通りに締めくくるのにこれ以上はない歌を聴かせてくれました。そうです・・この公演は、リムスキー・コルサコフ版ではありません。クロームイの森で「泣け、ロシアの飢えた人々よ」と聖愚者が寂しく歌って幕となるのです。
    マタチッチは幕切れのピアニッシモを最後まで聴かせるため、後ろ向きのまま客席に向かって手で制しました。ああ何と日本人は拍手をしたがるのでしょうか。音が終わる前に拍手が起きてしまい、マタチッチはがっくりと椅子に座ってしまったのです。上の階で見ていたのではっきりとわかりました。せっかくのムソルグスキー版が台無しです。CD化するときにカットしてしまったのはそのせいでしょうか?
    私は、エアチェック・カセットで残しているのでCDは買っていません。

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     2013/02/09

    コリン・デイヴィスは好きな指揮者の一人です。独墺英の宗教曲ではどれも納得できる素晴らしい演奏を聴かせてくれていました。しかし、イタリア物ではどうなのでしょう。彼のイタリア・オペラは聴いたことが無いのでわかりませんが、このレクイエムは私には異質に聞こえました。追悼の意味もあるのでしょうが、ソリストも含めて抑制的に過ぎると感じました。スコアの埋もれがちな所をすっきり見えるようにしてくれるというのはわかるのですが、ジュリーニやデ・サバータの録音を最も好ましく聴いてきた私としては物足りない演奏でした。

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     2013/01/30

    ヴェルディ年を記念するボックスですが、他の方も言われているようにオテロとファルスタッフのないのがマイナスです。レクイエムは無くていいから入れて欲しかったです。9曲のうち3曲は既所持のものとダブっていましたが、いずれもLPの所持なので比較が出来てよかったとも言えます。たしかに比べるとSN比が良くなったのがわかるのですが、音場感、雰囲気としてはLPが優れていると感じるものもあります。でも、トロヴァトーレなどはすり減るほどに聴いていた(昔、生のバスティアニーニを聴きました....)レコード盤なので、すっきりした音になって良かったです。いずれにしても、スカラの名演奏がこの値段で手に入ると言うことは昔は考えられなかったことで、隔世の感がありますね〜。

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