Rameau, Jean-Philippe (1683-1764)
Les Cyclopes-pieces De Clavecin: Pinnock(Cemb)
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変ロ長調 | 京都府 | 不明 | 31/August/2011
かつて、カアル・ベエムが晩年に向かってその演奏を深めていったやうな、さういふ演奏家の演奏にふれることが少なくなった。ピノックのラモーは、crdから、天才的に演奏されたものがある。それに加えて、この演奏には、近年みることの少なかった円熟に向かって歩む演奏家の姿が現されていて、尊敬してゐる。0 people agree with this review
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 21/May/2011
これは名演と言えるのではないでしょうか。ラモーのクラブサン曲はそもそも、F.クープランと趣が大分異なり、斬新な描写が鋭いリズムに支えられ一種前衛的とも感じられる世界ですが、Pinnockの再録音は3巻のクラブサン曲集より、およそ半数を選曲、構成し直したもので、その演奏は極めて明快で確信的です。フランス風エスプリとは遠い世界かも知れませんが、ラモーの音楽の特質を十二分に理解した上で、曲の僅かな隅々でテンポやリズムをさりげなく変化させ、細やかな工夫をちりばめ、気軽に勢いで弾き飛ばすような所は皆無。しかも変転する細やかな表現の背後に、ラモーならではの強固な論理性を常に内在させており、それが「めんどり」のような一見たいした内容でない描写音楽のような小品にも、実に充実した内容が表出されることに繋がります。古雅な味わいは乏しくとも、これほど内容が充実し、表現に自信を持ったラモー/クラブサン曲集は少ないのではないでしょうか。HansslerのBach/パルティータ全集に次ぐ、近年のPinnockのチェンバロ名演奏と思います。現在チェンバロ奏者として円熟の極みにさしかかるPinnockには、もっと新録音を届けて欲しいです....。1 people agree with this review
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グラシル | 埼玉県上尾市 | 不明 | 27/June/2007
ピノックのチェンバリストとしての気負いのなさを物語る録音。かつての全集に比べると、ずっと洗練されており、ひとつひとつのフレーズを噛み締めるような深い演奏である。相変わらずトリルを長めに挿入したり、異常なほど安定したテンポにピノックの自信が覗える。無理のない模範的な演奏で、最も安心して聴けことのできるラモーだと考える。斬新なラモーを求める方にはやや物足りなく感じるとは思うが・・。1 people agree with this review
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