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Nielsen (1865-1931)

SHM-CD Symphony No.4 : Karajan / Berlin Philharmonic

Symphony No.4 : Karajan / Berlin Philharmonic

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  • ★★★☆☆ 

    吉川英治  |  奈良県  |  不明  |  13/March/2021

    楽譜に書かれている音符を全て過たずに実音に変換する、この手管にかけてはカラヤンほど優れた指揮者は存在しなかった、と言える。が、カラヤンにとってカタログを埋めるためだけに演奏した曲は、ただただ音響的に華やに録音しているだけ、そんな印象も多くの人に与える。 ニールセンの交響曲で第4番「不滅」だけを録音したのも、もっともベルリン・フィルのヴィルトゥオジティを発揮できるための選択だったのだろう。この曲は終楽章で二つのティンパニが「殴り合い」そして最終的には一方が沈黙し、残っったティンパニが勝利の凱歌を歌い上げる、それは、第一次世界大戦中に作曲された経緯もあり「侵略」と「防衛」に擬える解釈も存在している。北欧系の指揮者は、それを強調するため、あえてティンパニを左右の両端に配して演奏し録音しているケースが多い。 が、カラヤンは、二組のティンパニを中央においている。つまりカラヤンはこの曲におけるティンパニが何を意味しているかを理解せず、ただ音響的なバランスを重視して演奏しているだけなのだ。 外面的には申し分のないこの演奏は、あくまで曲の深層まで踏み込まないゆえの美演でしかない。

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  • ★★★★☆ 

    マンボウ  |  兵庫県  |  不明  |  24/February/2021

    カラヤンのお家芸!大強奏とピアニシモの室内楽的な響きがどちらも美しく、何者にも代え難い演奏だ。

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  • ★★★★★ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  07/October/2013

    カラヤンってのは、なんでも屋って感じがするんだが、わりと選択的で、チャイコフスキーにせよ、ブラームスにせよ、ブルックナーにせよ、シベリウスにせよ(3番はない)、一応商業的な理由もあって、交響曲を中心に全部録音したわけだが、実演では、ブラームスは1番が多かったし、チャイコフスキーは「悲愴」が多かった(と、思う)。そんなカラヤンだが、ショスタコーヴィチに至っては、10番だけである。生涯一度しか録音しなかったものもあって、フランクの交響曲とかはそうだし、このニールセンの4番もそうだ。で、この一発しかないヤツの出来が、決定盤的によろしいのである。「不滅」に関しては、BPOの機能性とカラヤンの劇性が十二分に発揮されたもので、これ一枚で充分と言いたい。

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  • ★★★★★ 

    なごやん  |  愛知県  |  不明  |  27/May/2013

    天空に弧を描くようなメロディがこの曲の大切な要素と思うが、カラヤンは、大空のどこまでも続く高みを目指すように、誠に壮大にこの旋律線を描ききっている。一方、目のつんだ細かい音符の連続に対して、音価を一音ずつきっちり鳴らし地に足のついたすさまじい前進力を生む。フィナーレのティンパニーの迫力も圧倒的。カラヤンの至芸とBPOの名人芸により、音楽と人間の永遠性が納得させられる。

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