1987: Karajan / Vpo Battle(S)
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 18/April/2011
1939年からクレメンス・クラウスによって始められたニューイヤーコンサートは以降70年以上毎年開催されており私たちもここしばらくはTVでの宇宙中継で現地での優雅な日本人観客が映っているのを横目にマンネリ気味の正月番組の合間にチャンネルを合わせております。歴代担当指揮者を見ますと圧倒的に創設者のクラウスそして後年コンサートマスターとなったW.ボスコフスキーが回数としては多く意外なのはマゼール(最近あまり話題にはなっていませんね)が続いている状況の中で何とカラヤンが1987年(カラヤン79歳で最初で最後の出演)に棒を振ったライブが本盤演奏であります。充分でない体調を押してなのですが馥郁たるVPOサウンドを重厚に引き出してしかもシュトラウス・ワルツの極意というか独特の呼吸が伴っているのは流石同国オーストリア産同士の阿吽なのかも知れません。カラヤンとしては過去何回も演奏し又録音も繰り返して来た曲目でちょっと雑誌「レコード芸術」資料で調べたら本盤収録分で有名な曲三曲の正式録音経歴は次の通りで他にもいろいろあることでしょう。「こうもり」序曲・・・VPO(1948,1959)、BPO(1942,1966,1975,1980)、「美しく青きドナウ」・・・VPO(1946,1968)、BPO(1966,1975,1980)、PHO(1955)、「ラデッキー行進曲」・・・VPO(1968)、BPO(1966,1980)、PHO(1955,1960)といった具合で勿論本盤録音がカラヤン最後のワルツものとなっているだけにある種の感慨を持ちます。それにこのニューイヤーコンサートでは初めて歌手登場でその大役をK.バトル(S,当時39歳)が「春の声」(タイム8’35)でバックと掛合いしながら見事に果たしております。アンコールの二曲目の定番「美しく青きドナウ」(10’18)に続いて最後恒例の「ラデッキー行進曲」(3’30)では手拍子の場面であのカラヤンが客席に体を向けたのもそして「平和・平和・・・」と言ったのもCDでは分からないのは残念です。やはりこうした超豪華コンサートは客席雰囲気も見たく関心がDVD勝ちには正直な処なりますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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三上 | 青森県五所川原市 | 不明 | 15/July/2006
ニューイヤーコンサートの歴史的な録音であることもそうですが、なんといっても最高なのが、うわごと、春の声、憂いもなくです。特に憂いもなくは笑い声がどの録音よりもはっきりしておりこの曲の良さを十分引き出しています。ちなみにCDではわかりませんが笑い声のところはカラヤンも参加されています。 しかし残念なのはジプシー男爵序曲、皇帝円舞曲、常動曲の3曲がおさめられていないことです。2 people agree with this review
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おかぽん | 東京 | 不明 | 17/January/2002
晩年のカラヤンの音楽に奉仕する指揮ぶりは好きなのだが、この演奏はもはや庶民のための舞曲ではなく、博物館にはいってしまった骨董品のような?演奏。たいへん美しい演奏だが鈍重。カラヤンの振り間違えや、バトルの唄う春の声の途中に花火の音が聞こえたが当然CDではカッ2 people agree with this review
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