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Beethoven (1770-1827)

SACD Sym, 4, 7, : Karajan / Bpo (1977 Tokyo)

Sym, 4, 7, : Karajan / Bpo (1977 Tokyo)

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Showing 1 - 11 of 11 items

  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  03/February/2013

     セッションでさえかっこよくベートーヴェンを演ずる彼らのライブ(日本での!)ですから、かっこいいのは当然! 私の中では、かっこよさではクライバーと双璧。クライバーのかっこよさが、リズム感・スピード感によるのに対し、このコンビは圧倒的な技量と音圧によるかっこよさ。どんなに速くなろうが、どんなに大音量になろうが、常に“かっこよく”音を出し続ける彼らには、本当に驚かされる。ライブであれば、当然、多少の傷はある。その傷でさえ“ライブ感”というプラスに転じてしまうほどの彼らの佇まい、存在感…ほんと、当時のカラヤン&ベルリン・フィルは凄かった!。  4番冒頭、あの何とも魅力的な静⇒動を、ライブでありながら見事に表現。第2楽章の美しさはクライバーにない静謐さを湛える(勿論クライバーのだって美しい)、そして第3・4楽章の追い込みの素晴らしさは唖然とするレベル。  7番の第2楽章の美しさも滴るようだし、終盤大きく加速していく様も4番同様(あるいはそれ以上に)圧巻だし…もう言うことなしのレベル。  SACD化で、“空気感”が増した感じ。会場のノイズなど、CDよりもリアルな感じがする。だからこそやはり楽章間のインターバルもそのまま残して欲しかったなぁ…。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  08/May/2012

    カラヤン何度かのベートーヴェン交響曲全集録音はモノラル時代PHOを指揮したものを除きあとは全てBPOを振ったステレオであります。本盤はエフエム東京から出た1977年東京ライブ盤でそれらBPO演奏分の内でも特に評価が高く他の全集アルバムと違い何と言ってもライブである点が「取り柄」となっている様です。最高の状態にあったカラヤン(69歳)/BPOによるオーケストラ演奏史上でも空前絶後の高水準を誇っていた頃の来日公演分で本盤は第4番(拍手タイム除く@10’05A9’23B5’40C5’29)と第7番(同@11’10A7’59B7’11C6’21)のセット物でライブ故のちょっとしたミス、アンサンブルの甘さはあってもBPO機能を充分発揮させ若干早いテンポによる力感漲る進め方は実演の生々しさ・醍醐味を伝えるカラヤンのベートーヴェン解釈境地の典型でもある様です。マァ、ベートーヴェンを聴くというよりカラヤンを聴くという感じでもありましょう。セッション録音での鳴りの重厚サウンドより両曲ともやや切れと流暢さが「ない交ぜ」になった運びの中に管楽器の強奏を上手く取り込んでの音色が会場及び録音技術にもよるのでしょうか特徴として現れた演奏です。本盤解説メモもいろいろ興味深い事が載っており、加えるにエフエム東京側スタッフメンバーのプロ意識も窺えました。先の全集からの各第4番のタイムは1953年PHO(モノラル@10’50A11’07B5’57C5’56)、1962年BPO(@9’53A9’56B5’43C5’31)、1975年BPO(@10’26A9’58B5’51C5’37)、1983年BPO(@10’18A9’36B5’58C5’53)、そして各第7番は1951年PHO(モノラル@12’46A9’08B8’40C7’05)、1962年BPO(@11’26A7’59B7’48C6’38)、1977年BPO(@11’24A7’57B7’17C6’24)、1983年BPO(@11’19A7’45B7’30C6’29)となっておりました。全集ではないですがカラヤンのベートーヴェン交響曲第7番には私はDECCA1959年録音のVPOを振ったLPステレオ盤(タイム@11’44A8’39B7’42C6’43)でよく親しんだものです。その他この両曲、全集ではない単品扱いのものが数点CDとしては出ておりますが省略します。演奏家が年齢を重ねると一つの曲に対してその演奏の変化が顕著な場合とそうでない場合があり、カラヤンは後者タイプとは言えこの二つの交響曲に限って見ると1950年代PHOモノラル盤はほんの少しタイム長と思われます・・・・、一方聴く側での加齢に伴う聴くアンテナというかセンス・・・所謂演奏への「好み」や曲そのものへの「好み」が変化する程度との多くの組み合わせが特にクラシックでは楽しみの一つ・・・そしてこうした中で自分自身を知る事にもなる様であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    酒樽ファルスタッフ  |  神奈川県  |  不明  |  12/April/2012

    1977年10月 大学2年でしたが普門館の現場で聴いてました。 例の脊椎の大病から2年後という事もあり、指揮台までの歩みは遅く 棒の振り方もずいぶんと抑制されたものとなっていたが、その分音楽は ぐっと緻密さを増していたように感じられた。 残念だったのは5000人収容の大箱での響きは何とも薄く、味わいも コクも無く、休憩後の第七冒頭、ケルンから移籍したばかりのソロオーボエ ハンス・イェルク・シェレンベルガーがちょっと考えられないような でんぐり返りをやらかした。ただし全体の出来栄え、燃焼度は流石は ベルリン!と思わせるものであり、特に弦楽奏者たちが顔を真っ赤にさせて 弾き込む様子はこの時代に収められた映像などでなじみとなったあの光景 であった。 CD化されるにあたって音質は著しく改善されたと断言して差し支えない といえる。貴重なドキュメントである事に異論はない。

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  • ★★★★★ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  27/October/2011

    カラヤンほどドラマチックにミスを人前で見せた人はいないかもしれません。日本公演だけでも(NHKホール)ボレロのホルン?(トロンボーンでしたか)の踏み外し、ドン・ファン 冒頭振り間違い(大阪ザシンフォニーホール)展覧会の絵 冒頭Tp踏み外し(東京文化会館)。そしてこの7番 冒頭部オーボエなどアマチュアでもやらない大胆さ・・、カラヤンの人間味を感じ、また同時に全く動じなく音楽を止めないで、それさえ演出であったかのごとく、結果、凄まじい演奏を繰り広げ・・この全集の中で最もお気に入りとなってます。

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  • ★★★☆☆ 

    Gewitter  |  不明  |  不明  |  24/March/2011

    Symphonie Nr. 4 @10:05, A09:23, B05:40, C06:10, Symphonie Nr. 7 @11:10, A07:59, B07:11, C07:05

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  • ★★★★★ 

    BaQa  |  TAIWAN  |  不明  |  15/November/2010

    This serials are perfect. Listening and getting feeling from Karajan!

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  • ★★★☆☆ 

    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  22/October/2010

    他のCDは辛口なコメントを書いても採用されたがこのシリーズは2回投稿しても却下された。どうもいいこと書いて星4〜5つにしないと採用されない らしい。何か事情があるのかもしれぬがレコ芸でも賛否両論だったのでもういろいろな意見を採用すべきだ。この演奏確かに引き締まって迫力ある内容であるがとにかく今のご時勢、全曲揃えて10000円を越すのはあまりに高すぎる。ファンを大切にするなら5枚全集セットにしてお手ごろ価格(7000円位)で再発するべきだと思う。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  東京都  |  不明  |  11/October/2010

    ブランドとしてのベートーヴェン(をはじめとする交響曲)演奏を確立、繰り返していた時期のライブ演奏で、DGのセッション録音では聴けないコンサートならではの感興とアクシデントも含まれたドキュメント。第七冒頭のオーボエのミスは確かに大変!つられて他楽器が戸惑っているのが聴こえるのもご愛嬌。さてテーリヘンとフォーグラーの確執・対照が話題になっているようだが、確かにこの演奏で聴ける(特に第四)のテーリヘンには時に疑問もある。バカデカイ普門館で、普段とはまるで違う音響効果、打楽器奏者にとって最大のプレッシャーである「出」のタイミングが今ひとつ取り辛かったのが、遅れにつながった可能性もある。しかしだからと言って「フォーグラーの方が上」というのはあまりに短絡的。70年以降のDGセッション録音でフォーグラーが重用されたために、常にティンパニ協奏曲のようなバランスや音質の交響曲録音が増えたが、聴き方によってはフォーグラーの音はあまりに機械的で、他楽器との解け合いよりも、打楽器としてのインパクトのみが先走っている違和感がある。カラヤン/BPO(そしてフォーグラー)のレコードゆえに、こうしたバランスや音作りを「クールだ!」と感じるようになった向きが多いが、放送ライブ系で聴けるフォーグラーには、「テン!」と音程さえ十分に聴こえない、ただの効果音のような下品な響きを聴かせるものも少なくない。それに比べればテーリヘンはあくまでティンパニを旋律楽器として扱っており、決め所も的確に抑えてバランスが良い。1960年代のDG最初のベートーヴェン全集での「第五」、NHKの日本公演DVD、そしてこの77年版の第七(特にフィナーレ)でテーリヘンの至芸が聴ける。川口さんの「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」の中で、共に「フェアさ」を失い、幾分感情論に走っているのが、この対照的なティンパニスト二人である。テーリヘンがフルトヴェングラーの薫陶を受け、作曲や指揮、叙述にも才能を発揮したのに対し、フォーグラーはあくまで打楽器奏者だった。この二人の不仲は有名で、晩年たびたびNHK響にティンパニ奏者として登場したドレスデンのP.ゾンダーマンも「この二人は仲が悪かった、まるで殺し合いだった」と顔をしかめていた。邪推ではあるが、アバドがフォーグラーをルツェルン祝祭オケに呼ぼうとせず、またドキュメンタリー映像の中(田園)で、ティンパニの音量を下げさせているのを見ても、カラヤンに重用されたフォーグラーのプライドと限界が見えるような気がする。 さて、この77年の演奏はエアチェックテープを基にしたと思われる全曲ライブの「全集セット」で出ていたが、このセットでは当時テレビ放送のみだった第五・第六、収録に問題のあった第九は別の機会の演奏で補われていた。しかし音質は正規盤である今回のFM東京盤が各段に優れ、比較の必要もない。カラヤンとしては没後に登場した別の第七に更に優れたものがあったと記憶するので、星四つ。明確にテーリヘンと判断できる第七が聴けたことには大いに感謝。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  11/October/2010

    両曲ともに、カラヤン&ベルリン・フィルの全盛期ならではの素晴らしい名演と高く評価したい。まずは、第4であるが、リチャード・オズボーンによる偉大な伝記を紐解くと、カラヤンはこの第4の指揮に相当てこずったとの記述がある。確かに、遺されたスタジオ録音を聴く限りにおいては、凡演ではないものの、どこか食い足りないというか、カラヤンならばもう一段上の演奏ができるのではないかと思ったりしたものである。しかしながら、一昨年発売された1985年のロンドン・ラスコンサート盤が素晴らしい名演であったこともあり、カラヤンも最晩年に至って漸く理想の第4の演奏を実現できたのではないか。そういう観点から、1985年盤こそがカラヤンの第4の決定盤と考えていた。しかしながら、本盤の登場によって、トップの座は完全に入れ替わり、本盤を持ってカラヤンの第4の最高演奏の座を獲得したと言えるのではないかと考える。やや早めのテンポをとってはいるが、ダイナミックレンジの幅広さや抒情豊かな箇所の情感溢れる歌い方など、いい意味でのバランスのとれた至高の演奏に仕上がっている。第7は、ほぼ同時期にベルリンでのライブ盤(パレクサレーベル)が既に発売されており、本盤はそれに次ぐ名演と評価したい。冒頭のオーボエのミスは残念であるが、それ以後はカラヤンサウンド満載。カラヤンの流麗な指揮と、ベルリン・フィルの凄まじいまでの重量感溢れる合奏が、最高のコラボーレーションを見せ、終結部の猛烈なアッチェレランドなど、凄まじいまでの迫力を示している。両曲ともに、音質は普門館でのライブ録音とは思えないような鮮明さだ。

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  • ★★★★★ 

    mulder  |  福島県  |  不明  |  01/October/2010

    HMVのインフォメーションや本盤の解説にもあるとおり,本盤と2番&8番のディスクでは,テーリヒェンがティンパニを叩いているのが珍しい。そして,聴いてみると確かに70年代のカラヤン&ベルリン・フィルのよく知った音とは違った印象を持つ。 テーリヒェンの音は,鈍く,重く,暗いのが特徴。フォーグラーとはかなり音が違う。ぼうっとして聴いていても違和感を感じるくらいだ。 そして,音色以上に問題なのは,音の出方が非常に遅いこと。もともとベルリン・フィルは低音が先に出るのが特徴だが,フォーグラーは基本早めに音を出し,曲の輪郭をはっきりさせている。そして,曲想に応じて遅く出す場合もある。それに対して,テーリヒェンは常に遅いのだ。ゆっくりとしたところではそれが効果的な場合もあるが,テンポの速い曲では完全に遅れていて,演奏の足を引っ張っている。はっきり言って下手ではないか。 カラヤンが彼を疎んじたのは,技術的な理由と音楽的な理由であったことは,これらの演奏を聴くとはっきりする。 そして,やはりフォーグラーはいいなあと思った。

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  • ★★★★★ 

    独居人  |  東京都  |  不明  |  29/September/2010

    「第4番」の第1楽章は陰影の深い序奏から力感溢れるトゥッティを経て、一気に疾走感のある主題へと跳躍する様が見事だ。 第2楽章は室内楽的にサラッとこなし、第3楽章は躍動感を伴い、第4楽章は名人芸ともいえる快速感で一気に聴かせる。 「第7番」の第1楽章は力感溢れるトゥッティと爽快なテンポのレガート奏法で幕を開ける。 第2楽章の葬送行進曲はうねりを伴ったコントラバスが重々しく進んでいく。2’33”前後にピシリという雑音混入。 第3楽章は静と動の対比が美しい。 第4楽章は、「リズムの権化」「舞踏の聖化」と呼ばれるこの曲の特徴をよくあらわしているド迫力の演奏だ。 またライブならではの瑕疵は多少あるけれども、ものともしない内容だろう。 音質は豊かな低域、広がり感、残響も十二分あり、迫力ある音場を作り出している。 驚くべきはこのような名演、優秀録音が、日本の、普門館という音楽専用ホール以外の場所で行われたことだ。 さらにこの2年後、カラヤン氏との間で決定的な確執を迎えるテーリヒェン氏(ティンパニ)の晩年の演奏を聴ける貴重なライブと言える だろう。 このあたりの事情は(新潮選書刊「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」川口マーン恵美著)に詳しいので興味のある方は御一読され ると良いだろう。

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