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Bruckner (1824-1896)

CD Symphony No.7 : Barenboim / Staatskapelle Berlin

Symphony No.7 : Barenboim / Staatskapelle Berlin

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Showing 1 - 5 of 5 items

  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  11/April/2014

    ライヴですが、感興にのって走り出すとかいうこともなく、最初に設定した悠然たるテンポで静々と進み、その意味ではあわてず騒がず、いい意味で「落ち着いた」演奏。閃きや情熱、盛り上がりには欠けるかもしれませんが、他の方のレビューにいう「手抜き」との評には私は与しません。オーケストラは充分に鳴った厚い響きを維持し、ハーモニーの魅力もまたよく伝わります。但し、やっぱりバレンボイムがいかようなるブルックナーを目指そうとしたのかはいささか不分明で、煮え切らない感じがあるのは事実でしょう。ハイレベルですけど名演ではないかも、といふところです。ま、聴いている間は充分に曲を堪能し満足はしました。録音は優秀。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  10/April/2013

    若い々と思っていたバレンボイムももう70歳を超え彼の演奏CDもHMVカタログではかなりの数にのぼっています。その割には各評論家先生方の影響なのか分りませんがどこか決定打が私にとっては無い様な感じでもう「巨匠」域に入った彼にはそのレパートリーの広さからも軽視出来ない存在なのでしょうか。本盤は彼としてはブルックナー交響曲収録集の三回目に当るもので2010年彼の演奏活動60周年記念(68歳)でのSKBを振っての交響曲第7番(タイム@20’26A21’25B10’15C13’08拍手抜き)ライブ録音であります。曲自体ブルックナーが還暦の頃に作曲・初演された成功作であることと被って本演奏は「時の移ろいの中で、ゴシック建築の大聖堂が蘇るのを見るような名演」と新聞紙上でも絶賛されHMVレビューでも終演後13分間も拍手が鳴りやまなかったと書かれたものらしいです。第1楽章からゆったりと且つ円やかな感じで進んで行きヤヤ流し気味な処はあるにしても軽やかな箇所は巧く「処理」して中弛みを避けて各楽器配置を明瞭にしつつの最後崇高的なテーマでの堂々たるエンディングは聴く者を引っ張ります。ブルックナーが尊敬していたワグナーへの追悼的な第2楽章は左程思いいれは深くせず往年のブルックナー名演者シューリヒトやヨッフムなどと比較すれば淡白な感じもしましたが後段への高揚と余韻は実演ならではですね。親しみ易い第3楽章では堅固感を弦中心に表立てますがやや全体狂おしいものがもっと欲しい感じもしました。いよいよ最終楽章はブルックナーの「間」芸術の極みから後半濃厚なウネリに歌いあげてスケール感を象徴して〆られます。ブルックナーに思い入れあるバレンボイムだからこその力強い明るめのサウンドが通り抜けた演奏でありブルックナーだからという構えは解いてくれた様であります。ちなみにバレンボイムはこのブルックナーの第7交響曲に関して「叙事詩的な第7番」と発言しているということを付け加えておきましょう。交響曲第7番の一回目は1979年シカゴSO(同@20’41A23’02B10’32C12’39)そして二回目は1992年BPO(同@21’54A24’53B10’24C13’29)、何れもノヴァーク版での演奏盤がバレンボイムにはあります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  東京都  |  不明  |  26/May/2012

    私も村井氏の仰ることはよくわかります(確かに、そういわれてみればという思い出も)。まあでも普通に聴くとやはり素晴らしい演奏です。この指揮者はかなりブルックナーに思い入れはあるようですが、たぶん”時間が止まったような”演奏をする人ではないので、その系統の名演とは比較になりませんが、出だしなんて思わず聴き入ってしまうぐらいですし(曲が素晴らしいからか・・・)、第1楽章の終わり方はうまくいってます。また第2楽章にあまり入れ込みすぎないので全体のバランスも良好です。このチクルスの他の曲もぜひ聴いてみたいですね。

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  • ★★★☆☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  01/May/2012

    これはこのコンピが2010年の6月にベルリンのフィルハーモニーでやったブルックナー・ツィクルスの記録。6番と7番の間に休みが二日間あったが、6晩連続の演奏会で後半にはブルックナーの4番以降の交響曲を番号順に並べ、前座にはベートーヴェンのピアノ協奏曲5曲(もちろん弾き振り)とヴァイオリン協奏曲という大変なスケジュール。ブルックナーはすべて録画されており、日本でもクラシカ・ジャパンで観ることができた。こういうハレの舞台でのバレンボイムは良いことが多いが、5番、8番、特に最終日の9番は異常なほどテンションの高い爆演だった。しかし、演奏者としては連日そんなにハイテンションでは身が持たないのも事実。というわけで、残念ながらCD化されたこの7番は「谷間」の「手抜き」演奏の部類。両端楽章最後の加速もほとんど目立たぬ程、遅めのテンポを動かさず、手堅く造形を決めた演奏だが、決して淡々とした演奏ではなく、山あり谷ありなのはいつもの通り。BPO盤ほど歌に傾斜した解釈ではないが、第1楽章第1主題のカンティレーナなどは実に美しいし、ポリフォニーの処理にも抜かりはない(このあたりは、かつての盟友メータに大きく差をつけている)。幸い映像がないので、音楽的事象としては延々たる繰り返しのブルックナーでは指揮者の本番でのお仕事は要所を締めるだけと分かってはいても、あまり露骨に見せられると興ざめするバレンボイムのいつもの「流し振り」を見ずに済むのもありがたい。「手抜き」でもここまでできるのはご立派と誉めるべきかもしれないが、せっかくCDでも出すのなら、9番をCD化してラトル/BPOにぶつけたら面白かったのに。

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  • ★★★★★ 

    コーキロマンハ  |  兵庫県  |  不明  |  29/March/2012

    これは素晴らしい演奏です。そもそもスウィトナー以外のSKBのブルックナーを聴いて見たかったので購入したのですが、バレンボイムがこんな指揮で演奏していたとは。いかにもブルックナーらしい清浄な雰囲気が大変よく表現されていると思います。BPOとの演奏と比較しますとトータルタイムでやや早くなっているものの基本的に構築は変わっていないと思います。ともにライブですしSKBとBPOの響きの違いを聞くのも一興です。

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