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Beethoven (1770-1827)

CD Symphony No, 9, : Walter / Columbia Symphony Orchestra, Cundari, Rankin, Da Costa, Wilderman, Westminster Choir (1959)-Reissue Producer Naoya Hirabayashi

Symphony No, 9, : Walter / Columbia Symphony Orchestra, Cundari, Rankin, Da Costa, Wilderman, Westminster Choir (1959)-Reissue Producer Naoya Hirabayashi

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  19/August/2012

    1959年ワルター83歳・・・晩年収録の第九(タイム@16’13A11’03B17’45C26’11)でステレオ録音の為に編成されたオーケストラ・・・コロンビア交響楽団他を使ったものですが諸説では最終楽章だけは録音日時・場所、使用オーケストラ実態が前三楽章とは異なっておりワルター指揮ステレオ遺産を目標とするスタッフの苦労も偲ばれる演奏盤となりました。現在確認されているワルター指揮の第九盤は意外と歴史的には浅く1944年NYPO(ライブ、タイム@4’35+6’21+3’57A7’42B16’07C23’28)、1947年LPO(ライブ、同@14’24A9’45B14’48C22’49)、1949年NYPO(同@15’27A10’04B16’26C23’14)、1949&1953年NYPO(同@15’27A10’04B16’26C23’41)、1955年VPO(ライブ、同@15’00A9’54B15’05C24’12)そして本盤演奏であります。この様にタイムだけを見てもそのゆったりさというか自然な「間」にサポートされた運び具合がフルトヴェングラー演奏の様な精神性、カラヤン演奏の様な構造性に及ばなくても一種の「風格」を感じさせてくれます。その中で何と言っても第3楽章のじっくりとした叙情性は特筆物でしょう。次に最終楽章のソリストはE.クンダリ(S、当時27歳)、N.ランキン(MS、同35歳)、A.D.コスタ(T、同32歳)、W.ウィルダーマン(B、同40歳)と各声部年齢的にも妥当な面々で構成され、合唱団はWSC(指揮は同43歳のW.マーティン)が受け持って丁寧な音楽作りをしていますがやや私には安っぽく層薄な感じがし従って出来上がった雰囲気も緊迫感にもう一歩の様な気はしました・・・しかし、それもワルターらしいと捉えれば温もり溢れる演奏としてのステイタスを確保出来るのではないでしょうか。ただ通常私たちが聴く第3楽章から最終楽章への橋渡しの「勢い」が上述の様に当該両楽章間での収録事情の違いの為に寸断された様な印象が拭えないのは残念な処ですね。本復刻盤については音質は期待されますが、どうも私などは関西に住んでいる為かかつての朝比奈隆ばりの重厚一気・頑張り第九を先入観に抱いてしまい勝ちで・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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