Sym, 6, : Gergiev / Lso
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 10/July/2018
一筆書きしたマーラー テンポは適切 マーラー自身が指揮してもこうだったはず マーラーはロマン主義者でも耽美主義者でもない センチメンタリストではあってもナルシストではない 神秘主義性はあるものの自然主義者だったと言っていいと思う 過ぎ去る時間や消え去った事象に拘泥する人ではない こう云う人は合理主義者であり自己を客観視できるから 音楽のテンポに停滞や情趣の倦怠を嫌う 駆け抜ける”悲劇”こそ美しい 形而上音楽を形而下で眺めているからテンポが落ちる めそめそと泣き言のように歌う この悲しみはもうマーラー個人を超えている 生きることは”悲劇”だ そして”喜劇”でもある 過ぎ去る現実を水平に見て疾り抜ける それが人生だとマーラーは悟ったのだ そしてゲルギエフは見抜いたのだ マーラーの普遍性はここにあると 何も絵空事をまくしたてているのではない 様々な評伝を読みスコアを読めば見えることだ 誰にでも だからこの演奏に感化された人が大勢いるのだ もしまだなら あなたも如何2 people agree with this review
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テリーヌ | 大阪府 | 不明 | 08/February/2011
マーラーの交響曲では第6番が最も好きです。今まで聴いた演奏のなかではバースタイン&ニューヨークフィル盤が最高でしたが、このゲルギエフ盤はそれに迫る魅力があり、録音では勝っています。ゲルギエフの演奏は大指揮者としての期待がユーザー側に大きいあまり期待はずれになることも多いのですが、マーラーの第6番では期待を超えました。1 people agree with this review
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Seiru | 千葉県 | 不明 | 23/October/2010
ゲルギエフとLSOの演奏は基本バービカンホールで行われているということで、録音自体はいいのですが2ch再生には期待しない方が無難です。ホールトーンや中音域の充実を考えますと、やはりマルチで聴くと最も良い効果が出ると言っていいでしょう。さてこの演奏ですが、一枚に収まるテンポの速さということで恐る恐る聴いてみた演奏でした。が、結果はいい意味で裏切られました!蓋を開けてみれば、気を衒い過ぎた演奏、というわけではありませんでした。が、ゲルギエフらしさが出ている魅力的な演奏です。特にらしさが出ているのはアンダンテ楽章であると思います。彼がチャイコの悲愴第一楽章第二主題で魅せる敢えての早いテンポ配分や強弱などの感情的な表現が、他の指揮者ではなし得なかった感動性に見事にマッチしているのです。他の方の指摘もあります通り終楽章のスリル感も堪りませんが、私はこの演奏で真に素晴らしいのは中間楽章であると思います。ゲルギエフのヒステリー性は、長調に切り替わり楽想自体は明るくなったときに突如現れ、暗い影を落としていきます。LSOも、さすがのヴィルトゥオーゾ振りを見せてくれています。本当に、ゲルギエフは当たり外れが激しいから、期待しちゃうんでしょうね…笑。2 people agree with this review
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とくちん | 熊本県 | 不明 | 19/October/2010
流石SACDだけあって録音が良。演奏はさることながら、テンポ感はゲルギエフが聴いた中ではイチバン良いような気がする。阿部慎之助ではないが最高で〜す。2 people agree with this review
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 24/July/2010
野性と知性が高次元で共存するゲルギエフの演奏は、マーラーにおいてはこの第6番あたりが最高の十八番だろうとアタリを付けて聴いてみた。 カーステやラジカセで聴く分には、音楽自身の推進力を最大限に生かした名演だと思ったが、ちょっと立派な音響システムで聴いてしまったら、なんとなく凡庸な解釈にも聴こえないではない。せっかくの「この曲&この指揮者」なんだから、下品さ(褒め言葉です)が飛び出してくるような録音を期待したかった。1 people agree with this review
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MusicArena | 神奈川県横浜市 | 不明 | 16/July/2008
結論としてゲルの芸風は、マーラーの作風に実に合っていたというお話だ。これはゲルのファンには溜まらないゲルらしさ爆発の渾身の出来、アンチ派からすればイマイチ、またはダメダメといったところだろうか。 冒頭一楽章から激しく咳き込む暗鬱な地獄の4分音符を刻むあたり、一瞬にして普通の演奏でないことが分かる。ゲルの分裂気味な精神構造が一気に表出していて逆にニンマリしてしまう。音楽の方は噎ぶような弦セクションが蕩々と通奏低音を刻む中、狂気のホーンセクションが咆哮しまくる。そしてこの異常な高速安定性能はゲルならではの特1 people agree with this review
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zawa | 京都 | 不明 | 28/May/2008
ゲルギエフは、今まで前評判だけで実際聴いてみるとイマイチという感があったのですが、今回はやってくれました!!いや〜、賛否両論あって実にいいですねぇ。私なんぞ、某雑誌のリーダースチョイスのベスト1より、「期待はずれのこの1枚」の方が聴きたくなるという、へそまがりリスナーでありますから・・・。0 people agree with this review
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ま〜さん | 東京都 | 不明 | 22/April/2008
問答無用で一気に聴かせる。ライブでこのレベルの演奏が出来るのだから、LSOの実力も凄い。特に好きな指揮者ではないが、このマーラー像には納得した。1 people agree with this review
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チューリップ | 斜里町 | 不明 | 17/April/2008
裏切られました、いい意味で!0 people agree with this review
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usax | 千葉県 | 不明 | 10/April/2008
どうしてもゲルギエフでマーラーと聞くとVPOとのチャイコ5のライブのような演奏を期待してしまうが、期待にそぐわぬ演奏です。録音が良い分、6番の細部が聴き取れるし、時にヒステリックなゲルギエフの頭で回っている6番がそのまま演奏で表現されています。それにしても、こんな演奏があったりするもんだから、彼には常にこのレベルを過度に期待してしまうんだと思います。0 people agree with this review
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 07/April/2008
この指揮者とマーラーとの相性が良いことは疑いもない。6番に関しては日本でのナマではさほどのインパクトを受けなかったが、今度はオケも違うし、LSOとのマーラー・ツィクルス録音の第一弾となるらしいこの演奏は実に面白い。思いがけぬ声部の強調やテンポの緩急など、聴きどころ満載だし、爆演一方だけではなく、抒情的なところでは繊細さも十分にある。しかし、何よりも良いのは久々にカリスマ性全開で、オケが憑かれたように弾いているところだ。疾風怒濤の終楽章はまさしく手に汗握る出来ばえ。1 people agree with this review
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akira | 埼玉 | 不明 | 07/April/2008
これほどマルチチャンネルに合う曲を探すのが難しいと考えるほど、録音が良いです。 kawasakiさんも言っているとおり、ワクワクするCDです。 特に第4楽章の出だしが、メッチャ響いてきます。 この勢いで、チャイコはないのでしょうかね・・・ 残念です。0 people agree with this review
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amyamy | kanagawa ,kawasaki | 不明 | 04/April/2008
凄いです。ここ数年マーラー6番、沢山発売されますが、これ程聞いていてワクワクする演奏はなかったでしょう。ゲルギエフは今までチャイコフスキー、ショスタコーヴィッチ、幻想どれを聞いても評論家の先生方が言うような感動は私は感じられなかったし、世間の評判が良くわからなかったがこれは違います。細かいアンサンブルの乱れやそんなことはどうでもいいです。ライブにしては録音も非常に良いです。とにかく買ってきくべし。ハイティンクとあわせて購入しましたが2枚とも自分への最高のプレゼントとなりました。何回も聞きなおしています。1 people agree with this review
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