Ein Heldenleben, Le Bourgeois Gentilhomme: Rattle / Bpo
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 17/January/2013
’55年、ビートルズを生んだ地リヴァプールで生を受けたサイモン・ラトル。シュトラウスは、ドイツの世界最高峰のオケ、ベルリンフィルとは、取り組まざるを得ない作曲家です。カラヤンの亡霊の様な重圧を掛ける盤の後、取り組むのは、難しい、悩ましい処。サイモンは、その頃とは、音色も変わり自在性、技能増したオケと共に、重厚、大層な音楽より、自らの思う柔軟にして、シニカル、コミカルな面を、しっかり表出させつつ、それでいて伝統の音と両立させながら、ラトルの独自な素晴らしいシュトラウスを、聴かせてくれてます。「町人貴族」を、録音したのも、彼らしく、絶妙、流石、ラトル。’08年のブラームスも充実の素晴らしいものでした。5年後の’18年には、ベルリンフィルを63歳にして退任すると発表したサイモン。意外、でしたが、重圧は、大変なものでありましたろう。後、5年、ベルリンでやれるべき事をやって、その後、今まで出来なかった事、指揮者人生の総決算となるべき更なる充実の日々を、過ごして欲しいものです。御心身、気を付けてと、願わずには、いられません。1 people agree with this review
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淳メーカー | 愛知県 | 不明 | 13/January/2013
任期満了で辞することを発表したラトル。ここで聴きことのできる演奏は指揮者とオーケストラの幸せな結婚を証明している。ベルリン・フィルの技量を最大限に発揮させ、シュトラウスの一大絵巻を聴き手に披露してくれている。「町人貴族」ではソロの卓越した技巧を堪能できる。今、演奏すれば更なる高みを示してくれること間違いなしだが、当盤がこのコンビの最良の結実のひとつであることは異論がない。あとは、マーラー全集を残してくれるかどうかだ。0 people agree with this review
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徳力 | 東京都 | 不明 | 05/January/2009
僕は、数ヶ月前から英雄の生涯を愛聴し始めたので過去の演奏家との比較は分からなぃが、今手元にあるヤンソンスRCO盤とはまた違ったメリハリがあって面白い。やはり世界トップレベルのアンサンブルは十二分に納得でき、満足ゆくものだ。更に音質は非常に良いが現代の録音水準ではこんなの当たり前だと思う。0 people agree with this review
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trigger | 東京都 | 不明 | 08/February/2006
11月の実演にも接した(ソロ・コンマスはCDとちがうけれど)が、ラトルの演奏はカラヤンとまったく違ったイメージを持たせる点で非常に面白い。カラヤンは英雄の栄光に力点を置く演奏だと私には思えるが、ラトルの場合、英雄の妻と、なにより後半の回想する英雄に強い注目が注がれている。聴きようによっては、R.シュトラウスの「破廉恥さ」を晒したようにも聴こえるかもしれない。しかしなるほど英雄とはそういうものなのだ、と聴き終わって感じた。0 people agree with this review
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CD小僧 | 川越 | 不明 | 03/February/2006
「英雄の生涯」の有名な出だしのところ、僕はそこで巨大なロボットがモーターの唸りをあげて立ち上がる姿を想像してしまいました。ゆったりめの演奏なんですが、オーケストラの響きがそんな空想を誘うんですね。別に悪口のつもりじゃありません。ただ、BPOはラトルになってから響きがマシーンっぽくなりましたね。もっとも、同じマシーンでもシカゴのような重量級一辺倒じゃなく、ちょっとオモッチャ的なチャーミングさがありますが。「町人貴族」はそのチャーミングさがよく出た、ラトルも肩の力が抜けた、のびのびとした演奏となっています。1 people agree with this review
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