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Bizet (1838-1875)

CD L'arlesienne: Plasson / Toulouse Capitole O Donostiarra

L'arlesienne: Plasson / Toulouse Capitole O Donostiarra

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  • ★★★★★ 

    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  13/July/2013

    良いCDである。組曲でしか聴いたことがないので、劇としての「アルルの女」のラストと(主人公が死んでしまう(自殺?)悲劇的なラスト)と、第2組曲の終曲(ファランドール)との間に感覚的乖離を感じていたが、それも当時の演出で、主人公の死と音楽のコントラストかなぁと勝手に思っていたが(そういった部分も多分にあろう)、その点は解消された。 そんなことより、このCDの魅力は組曲で聴きなれた旋律で歌われる合唱の新鮮さや、柔らかな音の色彩感にあると思う。一言でいうと「美しい」。お奨めの1枚である。

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  • ★★★★★ 

    雲谷斎  |  埼玉県  |  不明  |  01/June/2013

    「アルルの女」はドーデの同名の戯曲のためにビゼーが書いた付随音楽なのだが、調子のいいいくつかの管弦楽曲が第1、第2の組曲として知られるばかりで、5幕からなる劇全体を抜粋にせよ俯瞰できる録音といえばこのプラッソン盤が唯一のものではなかろうか。そのことだけでもこのCDの存在理由は十分なのだが、加えてこの録音には劇の舞台となったカマルグ(アルルの南、ローヌ河口の大湿原地帯)の鄙びた雰囲気が漂っていて、実に精緻に音楽が組み立てられていることに感嘆せざるをえない。カマルグからそう遠くはないトゥールーズのオーケストラ起用ということもこの演奏成功の一因だろうとは思うが、それももちろんプラッソンのしなやかな音作りがあってのことだ。合唱には専属指揮者があたるという綿密な録音で、それとプラッソンの紡ぎだす音とが見事に調和していることがこのCDのいちばんの聴きどころであろう。どんな場面でもけして激高しない音楽には気品すら感じられる。それに、ところどころで聞けるプロヴァンスの打楽器タンブーランの音も実に効果的である。ともあれ「アルルの女」という音楽を理解するのに、これほどすばらしいCDはなかなか入手しえないことはたしかである。

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  • ★★★★★ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  18/January/2010

    アルルの女は今まで組曲でしか知られてこず、劇音楽全曲はプラッソンが録音したこの盤が世界初録音との事。原曲を忠実に再現しているものの、オーケストラは大編成(様々な資料によれば劇音楽版は26人で演奏されたそう)等、細かい点では違う所もある。とはいえ、日本語による解説もついて1300円というのは安いだろう。

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