Matthaus-passion: Mengelberg / Concertgebouw O Etc +tchaikovsky: Sym.6
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せごびあ | 愛知県 | 不明 | 03/August/2019
今から30年以上前の学生時代に知った演奏で、先輩からその時代背景の説明を受け、衝撃を受けたことを今でも思い出すものです。演奏自体は賛否両論で、ロマンティックで現代の演奏から考えればありえないデフォルメといってよろしいでしょう。しかし20世紀前半はそういう演奏が好まれた時代でもあったわけです。上手い下手、バッハがどうのということではなく、特別な演奏といってよろしいでしょう。0 people agree with this review
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ニャーチャン | 静岡県 | 不明 | 06/December/2016
1年ぶりぐらいで全曲を聴きました。快感は感じなかったが心が激震した。2年ぐらい前に鈴木雅明、BCJのマタイ公演を見ました。つい先日マイスキーのチェロリサイタルを聴きに行きました。どちらも最高のカルチャーに触れることができたというすごい快感が残りました。だけど、60%ぐらいはそれに自分を適合させなければならないという変な努力のために相殺されてしまいました。ところでメンゲルベルクのマタイの始めはとんでもない音も悪いし表現がスマートでなく醜い。それで心が離れてしまう人が70%。でもしばらく我慢していると、しだいにそんなことよりも余計なことをしないで本音だけを表現している、ブレていないという気がしてきます。それがメンゲルベルクという天才の手口なのです。これを実演で聴いたらすごく感動するでしょう。故宇野功方氏の言っていることが少し理解できた気がした。 因みにNaxosほうが音が良いというコメントがありました。私はOpusを持っていたのですが期待してNaxosを購入しました。期待はずれ。Opusでは演奏開始にメンゲルベルクがタクトで譜面台を「コンコン」とたたくのが記録されています。それが入っていないし、合唱のビリツキはOpusをはるかに上回るので推奨しません。1 people agree with this review
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 22/October/2011
ま、いまさら言うまでもない超名物演奏。改めて聴き直し、なんだか感慨ひとしおです。但し、キリスト受難という物語やバッハがつけた驚嘆すべき音楽に感銘を受けたということではありません。この演奏は、メンゲルベルクという超個性的な人物が、物語と音楽から自分が受けた霊感や感情を、他人の力を借りて表現したものであります。物語の重みや救世主が受けた苦しみをかみしめるように表わすところはテンポが遅くなり、まさに詠嘆の極み。そこにシンクロできれば、この演奏は時代を超えて聴き手に感銘を与えるでしょう。すべての聴き手を引きつける演奏でもなければ、普遍的な名演でも決してない、と私は思います。この時代におけるマタイ演奏を他に聴いたことがないのですが、そういう中にこの演奏はどのように位置づけられるのか、そこは教えてほしいな。そういうライナーノートをこのディスクも入れておいて欲しかったね。また、初出以来、メンゲルベルクのこのディスクがどのように受容され評価されて来たも知りたいね。前の方もおっしゃるように、宇野氏の個人的感想文なんかどうでもよろしい。商品としての価値を著しく下げていると思いますよ。カップリングの「悲愴」。録音がもともと悪いので、演奏評価以前かと思います。何がいけないと言って、音量バランスが不安定なので、チェロの歌がフルオーケストラより音量が大きいとか、弦と管のバランスがどれほど実際と同じなのかとか、問題だらけではないでしょうか。さて、一見否定的な文を書き連ねましたが、私はこのディスク、大変に貴重で立派なものと考えております。オーパスのみなさまのご努力もそれはそれは敬服に値します。音楽とは何か、演奏行為とはどういう意味を持つのか、などなど、このディスクを聴いて大いに考えていただければいいかな、と思います。11 people agree with this review
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suuukami | 福岡県 | 不明 | 06/January/2011
この演奏は、今までLP、フィリップスの輸入盤で聴いてきました。現在は両方とも手元にないので、記憶に頼るしかありませんが、このオーパス蔵盤が一番音が鮮明と感じました。評価点は見事な仕事をしたスタッフの方に対するものです。本当に久しぶりに聴いたのですが、私の歳の所為か、以前程感動できませんでした。その異様に古めかしい表現(特にアリアの歌唱法)には、途中でついてゆけなくなりました。貴重な記録には違いないのですが。41年版の「悲愴」はノイズは多いですが、違和感は無く、名演と思います。あと問題点はライナーを書いているのが、私の嫌いなU氏で、一応読みましたが、相変わらずの文章には嫌悪感すら覚えました。この方の文章は、海外の著名な評論家の評論と比較すると、学校の読書感想文並のレベルとしか思えません。相変わらず意味不明の紋切り型の表現で、個人の好き嫌いのレベルです。困るのは、特定のアーティストや作曲家のライナーには必ずこの方が登場する事です。まあクナやアーベントロートを日本に紹介した功績を認めるにやぶさかではないのですけど。8 people agree with this review
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tama | 埼玉県 | 不明 | 18/February/2010
その昔、すすり泣きの声が聞こえる、、、と解説入りのLPレコード(ハイライトでしたが)で聴いたものです。CDの時代になって全曲盤で聴くようになりました。マタイはリヒターときめてかかっていたのですが、加齢の功?かこのところ色々な演奏で聞きたくなって,ヨハネとともに何種類か購入しました。メンゲルベルクも聞きなおしました。以前は、時代がかって、、と敬遠していた時期もありましたが、最近のさまざまな演奏スタイルのものを聴くにつけ、バッハの音楽はかくも多様な演奏を許容するかと改めて驚きます。メンゲルベルクもいいなー。モーツアルトは素人の演奏は聞くに堪えないが、バッハの音楽はそれなりに、、、、とどなたかが書いていた記憶があります。2 people agree with this review
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snama | 北海道 | 不明 | 06/July/2009
この復刻は生き生きしていていい。クリアなナクソスの復刻と2つもつ価値があるとおもう。なお、オーパス蔵社のサイトにサンプルがあるが、現物の方がはるかにいい。0 people agree with this review
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顕 | 岐阜県 | 不明 | 23/May/2009
悲愴を聴くと、ノイズがすごい。その日の気分により、ノイズが気になって音楽に集中できない時がある。そういう時はカラヤンを聴くからよいのだが、レトロな気分を味わうにはこの演奏の仕方も含め、よいようだ。0 people agree with this review
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I.I. | 浜松市 | 不明 | 08/March/2009
この「マタイ」は50年代以前の復刻版の聴き方のコツを教えてくれた気がします。 @気に入った部分を見つけて堪能する A演奏に完全を求めない B音量は気持ち控えめで雑音無視。 「冒頭の合唱、最後の晩餐の牧歌的な部分、ペテロの否認、受難と事がなされた後の静けさと終曲」をダカーポアリアを適当にカットしながら聴くと本当に感動的な演奏だと思います。フィリップス盤(国内盤3枚組)では3回ほどトライして聴せなかったので音質改善があったと思います。0 people agree with this review
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シゲ | 佐世保 | 不明 | 01/November/2008
このオーパス盤は、独唱及びコーラス部分はフィリップス盤(国内盤3枚組)を圧倒する生々しさであるが、その分オーケストラ部分は少し引っ込んで聴こえるので、少し慣れが必要。又、ノイズは大きめである。フィリップス盤は、うまくノイズカットされているが声楽パートの倍音がオーパス盤に及ばない。しかし、オーケストラ部分は特に管楽器がオーパス盤より聞き取りやすい。その時の気分によって、選ぶのがいいと思う。1 people agree with this review
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Wahaha | 秋田 | 不明 | 02/May/2006
指揮者、奏者、歌手はもちろん、聴衆も含めた会場全体が感動に打ち震え、圧倒的な力で我々に迫ってきます。とにかく、ものすごい! オーパス蔵の復刻は明らかに状態良くなってますが、聞いている内にどうでもよくなってしまった!せっかく買い換えたのに! 「悲愴」は演奏自体は37年盤が断然表情濃厚で素晴らしいですが、復刻が良いので、こちらも持っていたい。1 people agree with this review
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son | 秋田 | 不明 | 28/April/2006
演奏や音楽に対する解釈という点では、現在の考え方とはかなり異なった発想で演奏されているが、これはこれで一つの到達点だと思う。古楽を愛する人からは相手にされないだろうが、私は嫌いじゃありません。終曲の極遅テンポや途中の曲のカットも、それが適切と考えたからそうなったんだと思います(やりすぎだとは思いますが)。ここまでの音質でこの録音を復活させたオーパス蔵に感謝。1 people agree with this review
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