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Piano Sonatas Nos.20, 21 : Vladar

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PRCD90808
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ウィーンの名手ヴラダー最新アルバム
しんとした世界が深く沁み入る
シューベルトの後期ソナタ集


ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーがアーティスティック・ディレクターを務めるPREISERのシリーズ「クラシック・セレクション」最新アルバム。
 近年、歳を重ねるごとに円熟味を増し、表現の幅を一段と拡げているヴラダーが、じっくりとセッションを組んで取り組んだのはシューベルト。とめどない歌にあふれ、しんとした表情が印象深いピアノ・ソナタ最後の2曲に対して、ヴラダーは粒立ちのよい美しい音色とゆたかな詩情で満たし、シューベルトの辿り着いた澄み切った境地を味わい深く聴かせてくれます。ヴラダーは、2012年3月のウィーン放送響日本公演のソリストにも予定されており、その近況をうかがい知るうえで注目の内容といえるでしょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
シューベルト:
・ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959 (38:55)
・ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960 (40:35)

 シュテファン・ヴラダー(ピアノ)

 録音時期:2011年10月17-19日
 録音場所:ウィーン、カジノ・バウムガルテン、プライザー・レコーズ・スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)

【シュテファン・ヴラダー】
1965年ウィーン生まれのピアニスト。6歳でピアノのレッスンを始める。1973年よりウィーン国立音楽大学で、レナーテ・クラマー=プライゼンハマー、ハンス・ペーターマンドルに師事する。ルドルフ・ハイドナー・ピアノ・コンクールで第1位ほか、オーストリア国内のピアノ・コンクールで数多くの賞を獲得したのち、1985年にウィーン国際ベートーヴェン・コンクールで第1位。以後、ピアニストとして世界的に活躍するほか、近年は指揮者としても精力的に活動しており、2002年よりグラーツ管弦楽団の首席指揮者、2008年よりウィーン室内管弦楽団の首席指揮者を務めている。
 1999年にウィーン国立音楽大学の教授に任命され、2009年にオーストリア共和国より、有功栄誉金章星付を受勲される。(キングインターナショナル)

Track List   

  • 01. Allegro
  • 02. Andantino
  • 03. Scherzo: Allegro Vivace
  • 04. Rondo: Allegretto
  • 05. Molto Moderato
  • 06. Andante Sostenuto
  • 07. Scherzo. Allegro Vivace Con Delicatezza
  • 08. Allegro, Ma Non Troppo

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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80分をわずかに切るだけの長時間収録で、シ...

投稿日:2012/04/29 (日)

80分をわずかに切るだけの長時間収録で、シューベルト最後の二つのソナタを収めている。第20番はメジューエワの録音が出たばかりだが、あちらはシューベルトらしい歌の魅力をたっぷりと味わわせてくれる演奏、そうしたアプローチに不可欠な音色の美しさも申し分なかった。それに比べるとヴラダーは各楽章とも幾分テンポが速い。文字通りの絶唱と言うべき第2楽章はもとより、比較的ノンシャラントに奏でられがちな両端楽章も鋭い劇的な緊張をはらんだ音楽になっている。第21番も第1楽章第1主題や第2楽章などでは、たっぷりしたテンポがとられているが、速くなるところは結構速い。それでも全体としては、さほど先を急ぐ感じがしないのは緩急の切り換えがうまいのと、間(ま)のセンスがとてもいいせいだろう。近年は指揮者としても活躍しているらしいヴラダー、使用楽器はモダンだが(この録音ではベーゼンドルファーではなくスタインウェイ)、音楽の身のこなしの俊敏さは、まぎれもなくピリオド様式世代の音楽家だと思う。録音のせいか、タッチの冴えがいま一つ感じられないのは惜しいが、既に名盤山盛りのこの2名作のディスコグラフィに、新たに名乗りを上げる意義は十分にある一枚だと思う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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