このアルバムは本当に名盤。高校の時にこのアルバムに出会えた私は幸せ者だと思う。もう1曲目の“Newsummerboy”で即死。そのぐらいの言葉で表現しなければならないくらいすごい。人間が本能的に求める音を奏で続けるASEのギターはかっこ良すぎるし、もうエロスすら感じる。快楽の音楽。まだ蒸し暑い夏の終わり、花火が儚く散る瞬間、夕暮れ…夏の刹那さ（切なさ）全てが混ざり合って生まれるのが、この混沌、カオスなNATSUMENの音楽である。最近やたら増えた似たり寄ったりなインストバンドとは一線を画する彼らの音楽を是非爆音でどうぞ。

BOaTのﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽでお馴染FOEｱｲｺﾞﾝ主催ｺﾝﾋﾟやKAYO(POLYSICS)ｿﾛに参加してたものの待ちに待った公式音源!あの曲は?という気持ちも勢いがそのまま詰まった夏男らしい潔さには感服。ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽや楽曲提供でも広く知られるﾒﾝﾊﾞｰ在籍だけにJ-PopからTZADIK周辺好きにまで幅広くｵｽｽﾒ。